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2022年は客観的な予想を心がけます。

安田記念(GI)予想

2008-06-08 11:28:42 | 最終結論
第58回安田記念(GI)
◎ドリームジャーニー
○スズカフェニックス
▲スーパーホーネット
△コウゴウリキシオー
×ウオッカ
×グットババ

【見解】
 4歳馬ドリームジャーニーが変わり身を見せる。前走のマイラーズC14着は発馬で大きく出負けし、追走姿も淡白。結局、見せ場すら作れないまま終わってしまった。聞けば検疫馬房が取れず、なかなか帰厩できなかったとのこと。走る方向に気が向いていなかった。昨年はクラシックレースに標準を合わせ、距離適性外の菊花賞、日本ダービーにも出走した。それでも見せ場を作ったのは能力の高さを表す。寸の詰まったガッチリした体型と回転の速いピッチ走法は高いマイラーとしての資質を現す。昨年暮れの鳴尾記念惨敗は、菊花賞激走の反動と見ていい。アサクサキングス、アルナスラインの1,2着馬がその後に体調を崩したことが裏付けている。神戸新聞杯、朝日杯FS優勝の決め手はここでも通用する。DWでの最終追い切りは、珍しく直線に入って左手前に替えた。グンと重心を沈め、回転の速いピッチ走法は迫力十分だった。外差し馬場も大きく味方する。

東京優駿(GI)最終結論

2008-06-01 09:53:16 | 最終結論
東京優駿(GI)最終結論
◎ショウナンアルバ
○ディープスカイ
▲サクセスブロッケン
△ブラックシェル
×アドマイヤコマンド
×モンテクリスエス
【見解】
 サンデーサイレンス不在のクラシック2年目。その偉大さを表すかのように、この2年は牡馬で傑出馬が出ていない。一般の方々も注目する東京優駿、日本ダービー。熱いレースで競馬の醍醐味を伝えてほしい。
 本命は関東馬ショウナンアルバ。燃えすぎる気性がネックとなり、皐月賞、スプリングSでは道中でモロに掛かってしまい、終い失速。特に前走は緩い馬場状態に脚を取られてしまった。参考外だ。3走前の共同通信杯1着は、厳寒期でテン3ハロン33秒9の縦長の超ハイペースを掛かり気味に先行。本来ならバテてしまうケースだが、直線半ばで手ごたえ十分に抜け出し、先行馬総崩れの流れで後ろから差してきた2,3着馬を振り切る強い内容だった。底力はダービー馬の資質を有する。さて、課題は折り合いと馬場状態になるが、この中間はいつにも増して落ち着きがあるようだし、調教でも不気味過ぎるくらいに折り合っている。調教と実践は別物という意見もあるが、皐月賞でも抑える競馬を教え込んだし克服できると信じたい。この中間の南Pでの動きは際立っている。攻めに攻めて悔いのない仕上げ。馬場も回復傾向だし、根付きのいい府中と中山では違う。

 ディープスカイは短期間に急激に力を付けてきた。馬体を見ると、半腱半膜様筋の張りが凄い。これが最後の決め手に繋がっているのだろう。前走のNHKマイルC1着は、差し馬に有利な流れと位置取りの好判断があったとはいえ、抜け出す時の脚は紛れもない本物。マイルから一気に距離が延びるが、決してスピードタイプではないし、折り合いもしっかりと付き長く脚も使える。問題ない。中2週だが、この中間の動きも素晴らしい。上手く首を使い柔らかい四肢の捌きから、疲れはないと判断できる。

 初芝がダービーというサクセスブロッケン。常識的に考えれば厳しいが、これは生まれながらにして両前脚が外側を向き、陣営が無理をさせなかっただけで、決してダート適性が高いからではない。スラリと伸びた手足と無駄のない馬体は芝でこそと思わせるし、坂路では大きなフットワークで見た目以上に時計が出る
。素質は間違いなく高い。ダート圧勝の底力を信頼。

 ブラックシェルは530㌔前後の大型馬で、不器用でエンジンの掛かりが遅い。どうしても中山では自在に立ち回れない。初の府中となったNHKマイルCでは縦長で馬群がバラけた甲斐もあって道中は気分よく追走し、4角で少し気合いを付けて加速を開始。直線で一気に脚を使って抜け出した。勝ち馬にマークされてラスト1Fで差されたが、ゴール前までよく粘っていた。府中は走る。あとは掛かり気味の気性で、マイルの前走で攻めの競馬をした。テンの走りが課題になるが、そこは世界の武豊騎手に任せれば大丈夫。馬体は皐月賞よりも逞しくなっている。

3連単軸2頭マルチ
⑰①→②③⑥⑧⑩

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