中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

函館記念(GⅢ)回顧

2006-07-25 22:46:39 | 回顧
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2006/07/23 2回 函館 4日目 曇(稍)
09R サラ系3歳以上 農林水産省賞典函館記念(G3) ○混○特指(ハンデ) 芝2000
【馬場状態】やや重。馬場が緩くパワーを必要とする。

12.6-11.3-11.6-12.4-12.6-12.8-12.4-13.0-13.0-13.4

【展開】ストーミーカフェがハナ。果敢に飛ばし、それをニシノデューが外から追いかける形。前後半3ハロン35秒5-39秒4、ラスト3ハロンが13秒0-13秒0-13秒4と示すように、予想どおり厳しい流れになった。上がり3ハロンの最速がアスクジュビリーの38秒3。最後は消耗戦。

これが函館男の底力だ。スタミナを奪うパワー馬場を意に介さずエリモハリアーが連覇を飾った。強力先行馬が揃い前半からハイラップが刻まれる。馬場を考えれば相当厳しい流れ。それを中団のインと無理せずの道中。前走で仕掛けが遅れたことを考慮して向こう正面でポディションを上げていく。だが、勝負どころの4角で頭を上げる悪癖を見せる。万事休したかと思われたが、直線入り口で鞍上の懸命な右ステッキ。それに応えて馬込みをグイグイ突き抜けてあっさり差し切った。函館の重たい馬場は本当に合う。重賞馬ながら56㌔の斤量にも恵まれた。馬体もフックラで昨年とは違う。

良血馬エアシェイディはまたしても重賞制覇のチャンスを逃した。道中はSカフェ、Nデューの作る速い流れを好位追走。道中の折り合いはスムーズで、勝負どころで早めに仕掛けるお決まりの競馬。直線入り口で堂々先頭へ躍り出ると、懸命に粘りを見せるも、直線であっさりと勝ち馬に交わされてしまった。それでも、厳しい流れを自ら動いた積極策は高く評価できる。前走を含め、使える脚は一瞬か。

最大の上がり馬マヤノライジンは下見どころから重厚な馬体でツル首と気合い乗り満点。道中は無理せず後方から脚をタメる競馬。向こう正面で除々にポディションを上げていくと、3角で大外を一気にマクる。直線入り口で前を射程圏に捕らえるも、そこから脚色が一緒になってしまった。結果は3着。敗因は早仕掛けに尽きるだろう。重賞でも通用するメドが立ったし、これから楽しみな馬だ。

本命視したアスクジュビリーは見せ場たっぷりの4着。発馬直後にスッと控えて最後方からの競馬。道中は一頭だけ置かれる。前走はテンに力んでしまったが、この日はリラックスした追走。タメるだけタメて3角で一気に馬群へ取り付く。直線では大外から一頭だけ違う伸び脚を見せるも、あと一歩届かず。雨の影響で馬場が緩く、大外は芝が湿って不利であった。430㌔台のこの馬にとってスタミナ馬場も苦しかった。この中間は馬体減りを考慮して軽めの調整。次走の札幌記念でも注目。

5着はシェイクマイハート。道中は中団のインで脚をタメる形。その前のEハリアーを見ながら。勝負どころでもスムーズに馬込みを捌き、直線でジワジワ伸びるも…決め手がないだけにこの辺りが限界か。

6着のブルートルネードはやはり厳しい展開になってしまった。道中はSカフェ、Nデューの作る速い流れを3番手追走。馬場を考えればかなり厳しいペース。それを自ら追いかける形では持ち味を生かせなかった。ここ3走はそのような形が続いている。ベストはスローの先行策。展開待ち。

トウショウナイトは輸送で馬体が絞れた。発馬直後に行き脚つかず後方から。勝負どころでスブさを見せる。直線で最後までジワジワ伸びただけにもう少し前目の位置がほしかったか。

サクラゲイルは久々。勝負どころで思いっきりズブさを見せるも、直線ではそれなりの脚を使った。

タガノデンジャラスは急遽の出走。しかし、下見どころでは活気ある姿。道中は最内枠を生かして中団のイン追走。だが、仕掛けられてから全く反応せず。強い攻めの不足や函館の重たい馬場が合わなかったのか。叩かれての調整過程に注目。

マチカネメニモミヨは後方追走から見せ場を作れなかった。鞍上によれば「トモに力がなかった」とのこと。

ストーミーカフェは下見どころからチャカつき、精神面での課題が克服されていない。道中はハナへ立つも、掛かり気味に先行してオーバーペース。1000㍍通過が60秒5は馬場を考えれば速かった。道中で息を入れることを覚えなければ。普段の調教から、併走先行の馬なり調教を繰り返してはどうか。

ニシノデューも前に馬がいると気にするタイプ。その意味では内枠に速いSカフェがいたのは痛かった。スピードが身上だけに、この重たい函館も厳しかった。

マイソールサウンドはプラス10㌔。余裕があったか。積極策を打つも、緩い馬場で58㌔では。

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日曜日の狙い

2006-07-22 23:42:41 | 最終結論
小倉10R 北九州短距離S
◎ディープサマー
○エムオーウィナー
▲ヒューマ
△マヤノシャドー
×マルカキセキ

【見解】
日曜日の九州地方は大雨の予報で、かなり馬場が悪くなることが予想される。そうなればディープサマーに期待する。前走の博多S13着は適性外の1800㍍をオーバーペースで走っては仕方ない。デビュー当初からテンにズブく高速馬場では出番がないが、道悪になれば話は別。ここは手綱を押してハナへ立てるメンバーだし、逃げ切り濃厚だ。
3連単 ⑦→②⑤⑥⑨→②⑤⑥⑨ の予定。


函館9R 函館記念
◎アスクジュビリー
○マヤノライジン
▲エリモハリアー
△エアシェイディ
×ストーミーカフェ
×シェイクマイハート

【見解】
内枠のストーミーカフェ、外のニショノデュー。お互いハナへ行ってこそ持ち味を生かすタイプ。折り合いに気を使ってストーミーが控えたとしても、外からニシノが果敢に行く。勝負どころでブルーを目標に、エリモ、エアらも早めに動く。そうなれば、日本一直線の短い函館でも差し馬に有利な流れになる。リングハミに替え、テンにリラックスして走れればアスクジュビリーの変わり身に期待。

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函館記念展望

2006-07-20 21:44:26 | 見解
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昨年の1,2着馬が主役を張る函館記念。昨年は小回りには珍しいスローペースになり、1番人気のエアセレソンが飛んでいる。今年は逃げ馬が揃い、激しい流れになりそうだ。

【エリモハリアー】
昨年の覇者。前走の巴賞3着は道中、Sカフェの引っ張る速い流れを好位のイン追走。だが、勝負どころで馬込みに包まれると、動くに動けず。直線入り口で頭を上げるシーンもあったが、最後は地力で追い込んでクビ差2着。大好きな函館で復活をアピールした。昨年のこのレースでは、スローの流れを3番手のインを追走。終始、ロスなく流れに乗り4角で前を射程圏に入れると、鋭い脚で差し切った。〝夏〟、〝時計の掛かる馬場〟が合っており、函館を走るために生まれてきたような馬。ハンデも据え置きの56㌔は恵まれた。

【ブルートルネード】
前走の巴賞3着は間隔が開いてプラス10㌔。道中はSカフェの引っ張る速い流れを離れた2番手追走。勝負どころで前を追いかける形となり、直線で一旦先頭へ躍り出る場面があったものの、2頭に差された。前哨戦を考えれば及第点。前々走の金鯱賞4着も大逃げを打つ馬を早めに追いかける形。最後甘くなったところを差された。スローの逃げ、先行を得意とする馬で、今回も速い馬が揃い、厳しい展開が予想される。叩いた上積みはあるだろう。

【タガノデンジャラス】
急遽の出走となった。前走の豪州T1着はスローの流れ。それを中団馬群追走。直線半ばまで持ったままの抜群の手応えで、追われてからビュッと加速して一気に差し切った。前々走の道頓堀S1着も中団から鋭い末脚を使って一気の差し切り勝ち。一時のスランプを脱して完全に本格化している。切れ味が売りのタイプだけに初となる函館の馬場への適性は疑問。急仕上げで中身ができているかどうか。

【マヤノライジン】
前走の下鴨S1着は向こう正面でペースが落ち、馬群が密集する。それを中団のイン追走。直線入り口でスッと前が開くと、力強い脚で突き抜けて快勝。前々走の柴野特別1着では淀みない流れを好位追走から、粘り強い脚で接戦を制した。以前は体質が弱く、ソエに悩まされたが、今は大丈夫とのこと。この中間は絶好の動きを見せ、上がり馬の勢いを見せている。

【エアシェイディ】
前走の福島テレビOP1着は緩い流れを好位の外目追走。勝負どころで早めに競りかけていくと、楽な手応えで先頭へ並びかける。突き抜けるかと思われたが、逃げ馬を捌くのに苦労してクビの上げ下げで辛うじて先着。手応えを考えればやや不満の残る内容。それでも、ラスト1ハロン11秒6とバテているわけではないし、3着以下は突き放している。スローの展開で逃げ馬に余力があったということか。鞍上によれば初めて着けた馬具の影響もあったとか。前々走の中京記念3着はHペースを勝負どころで早めに仕掛ける厳しい競馬。これでは最後止まって当然。今回は滞在競馬とうことで、精神面に課題のある同馬にとってプラスだし、叩いた上積みもあるはずだ。前走の4角までの手応えは本物と見たい。57㌔は見込まれたか。

【ストーミーカェ】
前走の巴賞5着は2角でグッとハミを噛んで3ハロン目11秒5と折り合いを欠いてしまう。その後は向こう正面から3角で息が入るも、4角で筒一杯になり、直線は馬群に飲み込まれてしまった。骨折明けからの戦績は2歳時の活躍からすれば不満。精神的な幼さが抜けていない。今回も同型のニシノデューとの兼ね合いがポイントに。

【トウショウナイト】
前走の七夕賞6着は道中、中団馬群追走。そこから勝負どころで手応えが怪しくなると、直線も伸びきれず。最終週の荒れ馬場は歓迎のクチだけに不満の残る内容だった。前々走の目黒記念8着でも直線で完全に脚が止まってしまった。今シーズンはいいところがない。中1週で大幅な変わり身は望みづらく、ハンデの57㌔も見込まれた。

【ニシノデュー】
前走のエプソムC5着は極悪馬場。向こう正面から11秒1-11秒4-11秒8と淀みない流れを演出。3角で息を入れて、4角から12秒0-11秒9と加速。追い込みの利きづらい馬場だったが、同馬も厳しい流れを刻んだ。最後は止まったものの、見せ場十分だった。前々走の晩春S1着も最内枠発走からスッとハナへ立つと、緩急あるラップを刻み、洋々と逃げ切った。精神面で幼さが残り、ハナへ立たないと力を出せないタイプ。同型のストーミーカフェとの兼ね合いがポイントに。

【マイソールサウンド】
昨秋はGIを連戦して惨敗を繰り返した。ただ、GⅡ3勝の実績はここでは格上。昨年の阪神大賞典1着では折り合いがピタリと付き、有力どころが牽制し合う展開を早めの仕掛けで制した。揉まれ弱さがあり、小回り函館コースは微妙。時計の掛かる馬場は歓迎のクチだが、背負っている(58㌔)だけ逆に苦しい。静観が妥当。

【マチカネメニモミヨ】
前走の巴賞9着は道中、中団のインで末脚を温存。だが、勝負どころで馬群が密集したために包まれ、直線半ばまで追えず。消化不良の内容だった。昨年のこのレースでは、展開が向かず不発に終わっている。今年は速いペース必至の情勢で展開が向きそう。そうなれば小回り函館でも、前々走の再現が期待できる。

【アスクジュビリー】
前走の巴賞7着は1年2ヶ月ぶりの実践。発馬直後から口を割りながらの追走で、力んで走っていた。それでも、直線はまずまずの伸び脚を見せて勝ち馬からコンマ4秒差なら及第点。休養前の下鴨S1着では直線で鋭い末脚で一気の差し切り勝ち。一度使われたことで実践感が戻ってくるだろうし、馬体減りも滞在競馬なら問題ない。1㌔減の54㌔と2度目の鞍上は魅力。今回はリングハミに替えてくる。

【シェイクマイハート】
前走の巴賞4着は中団の外目追走。勝負どころで外目を通ってポディションを上げると、直線入り口で前を射程圏内に入れる。そこから、ジワジワと伸びるも一歩届かず。メンバー最速の上がり3ハロンを計時するも、ロスの多い競馬が影響したか。控える競馬が板に付いてきたし、上がりの掛かる展開は歓迎。鞍上がロスなく誘導できれば。

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日曜日の予想

2006-07-16 01:30:36 | 最終結論
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〝得意の小倉で変わり身を〟
◎スパルタクス
○チェリーライオー
▲マヤノグレイシー
△ニホンピロキース
×ディープサマー
×ホッコーソレソレ

【見解】
小倉の水が合うスパルタクスを本命に推す。この馬の持ち味は好位からの粘り強さ。前走の大阪スポーツ杯4着は苦手の瞬発力勝負でも見せ場を作り、叩き2戦目で変わり身を見せた。今回は6戦4連対の小倉。昨年の北九州記念では高速決着ながら、直線で一旦は先頭へ立ち、小差の4着に粘った。時計勝負でも、早めに動けばカバーできることを示した。チェリーライオーの引っ張る淀みない流れを先行策から早仕掛けで粘り込む!


〝小回りでも通用する鋭い決め手〟
◎メイショウポパイ
○サテライトキャノン
▲シールビーバック
△カルナバリート
×サンワードラン
×トーセンハミング

【見解】
前走で致命的な出負けを喫したメイショウポパイ。それでも、追走に脚を使いながらも最後はいい脚を使って追い込んだ。まともなら勝ち負けだった。今回は最内枠ということで再びゲートに課題が残るが、インでたっぷり脚をタメてマクり気味に進出できれば。小回りでも魅力の決め手を持っている。
3連単 ①②⑩→①②⑩→①②⑤⑥⑩⑬⑭

〝攻め強化で前進を〟
◎ナムラシゲコ
○インプレッション
▲ドルバコ
△レイザーバック
×エイシンコテング
×ポートクレバー

【見解】
ナムラシゲコの前走は良発表ながら、実質は不良馬場。それで大きな出負けを喫しては万事休す。それでも、最後まで粘り強く追い込んだのは評価できる。前々走の500万戦は最内枠発走から終始、経済コースを回って一旦は先頭へ立つ見所ある内容。元々、紅梅Sで強豪馬と小差の競馬をしてきた馬。メンバー弱化のここなら。


〝夏娘、太め解消で連覇を!〟
◎テイエムチュラサン
○ホーマンテキーラ
▲キーンランドスワン
△ダイワメンフィス
×ステキシンスケクン

【見解】
テイエムチュラサンにとって得意の夏がやってきた。ここ数走は太め残りと大外枠が影響して結果を残せていない。だが、この中間は坂路で熱心に乗られ、最終追いはCWで長目をビシッと追われて攻めを強化。直線競馬は昨年優勝でしているし、今回は〝恵み〟の大外枠を引いて連覇が現実味を帯びてきた。
馬単 ⑯→⑥⑪②⑨

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プロキオンS(GⅢ)

2006-07-09 22:04:07 | 回顧
12.0 - 11.0 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 12.0 - 12.2
(34.5-35.8)

【展開】Sキングがハナを主張する。2番手Bフリートでスンナリ隊列が決まり、それほど速くないペース。終い3ハロン35秒8と速く前々で流れに乗らないと厳しい。

脚部不安を乗り越え、新境地のダートでメイショウバトラーが復活を遂げた。道中は平均ペースの流れをスッと4番手のイン。芝実績のある同馬にとって、発馬直後の芝で行き脚がついた。終始、スムーズな立ち回りで4角でも絶好の手応え。直線で楽々と突き抜けると、最後も12秒2と衰えることなくしっかり伸びて快勝した。脚元と相談しながら慎重にレースを選んだ陣営の判断は素晴らしい。関東遠征で減った馬体も戻っていた(プラス10㌔)。

1番人気に推されたシーキングザベストは懸念された馬体減りがなくプラス4㌔。道中は引っ張り切りの手応えで好位を追走。だが、勝負どころの3~4角で激しく手綱が動いて置かれてしまう。直線でジワジワと伸びたものの、そのロスが響いて届かなかった。夏場の強行軍で結果を出したのは立派だ。

3着には逃げ粘ったサンライズキング。好発を決めると果敢にハナを奪う。他に強力な同型もなく、スムーズなペース。直線で勝ち馬に競られて脱落したが、大きくはバテなかった。

シンボリエスケープは道中、中団のインで流れに乗る。直線で最後まで脚色が衰えるこ
となく伸び続けたが、展開が向かなかった。今日の内容ならダートでも十分やれるだろう。前崩れの展開で狙いたい。

リミットレースビッドはSベストをマークしながらの道中。だが、ペースの上がった勝負どころで手応えが怪しくなると直線でライバルにも水を開けられた形。展開が向かなかったのは確かだが、この馬には上がりが速すぎたか。

ツルマルファイターは1番枠を生かして経済コースを通れた。これ以上ないスムーズな競馬。時計的にこのあたりが限界か。

本命視したカイトヒルウインドは発馬で痛恨の出遅れ。位置取りが後方になってしまい、流れに乗れなかった。それでも、折り合いが付いたのは収穫。発馬地点がダートのほうが良いか。1400~1700㍍で。

シルヴァーゼットは大外枠からスムーズに3番手に取り付いた。控える競馬は前走で克服したし、展開も絶好だったが、直線であっさり後退。不可解な内容だった。

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プロキオンS(GⅢ)ほか

2006-07-09 00:20:31 | 最終結論
京都11R プロキオンS(GⅢ)
◎カイトヒルウインド
○リミットレスビッド
▲ロッキーアピール
△シルヴァーゼット
×サンライズキング
×ゼンノストライカー
☆ツルマルファイター

【見解】
夏の中央開催を締めくくるプロキオンS。人気はシーキングザベストだが、北海道遠征で馬体を大幅に減らし、そこから再度、北海道→滋賀へ輸送。中2週の詰まったローテに加えて中間は坂路でサッと流す程度。疲れ懸念される。それなら関東馬カイトヒルウインドに食指が動く。前走のブリリアントS8着は2100㍍で道中の制御が利かず暴走。前々走の師走S5着も同様のレース展開。距離が長いとどうしても気難しさを出してしまう。その点、今回は4戦3連対の1400㍍に短縮される。5走前のエルムS3着では好位から勝負どころで早めに動き、上位2頭と首の上げ下げを演じる好内容。とにかく折り合いが第一優先。それさえ克服できればここで通用の器だ。叩き2戦目も好感。

福島11R 七夕賞 
◎コンゴウリキシオー

【見解】
最終週の福島の荒れ馬場に加えて不穏な天候で馬場状態が読みづらい。本来は差し馬のコンラッドを狙いたいところだが、雨では持ち味半減。そこで快速逃げ馬コンゴウリキシオーを狙い打つ。前走の金鯱賞1着は速いラップを刻んでの逃げ。持ち味のスピード力と粘り腰を発揮して強豪馬を退けた。前々走の新潟大賞典6着のような直線の長さを意識したスローの逃げでは、持ち味が全く発揮できない。小回り福島2000㍍なら、前走の再現が期待できる。同型が内に2頭入ったが、この馬の速さを見せれば抵抗できない。馬場を考えれば大勝負は控えて、買うとしたら単勝だろう。


京都12R 
◎アロンダイト
○ワンダータイキ
▲デュヴァル
△シロキタベガ
×スナクエベレスト
×ホーマンラフィット

【見解】
〝絶好〟の大外枠に入ったアロンダイトを狙う。揉まれ弱さがある同馬にとってこの枠は歓迎だし、府中2100㍍を逃げて圧勝した前走の内容は本物だろう。54㌔も有利。

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函館スプリントS(GⅢ)回顧

2006-07-04 22:13:34 | 回顧
【馬場状態】天候にも恵まれ、函館としては時計が速い馬場。

12.2 - 10.7 - 11.2 - 11.6 - 11.8 - 11.6

【展開】ギャラントアローがハナ。そうテンに無理に行かず、2番手のタニノマティーニが控えたことで
テン3ハロン34秒1とスローに。団子のなからの切れ味勝負に。

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これが本当に準オープンで頭打ちだった馬なのか?そう思わせるカミソリ脚。最低人気の伏兵ビーナスラインが目の覚めるような豪脚で人気馬を一気に差し切った。道中は後方で末脚を温存。幸い、テンが緩かったことで脚をタメることができた。直線で大外へ持ち出すと、別次元の末脚。力強いフッワークで瞬く間に2馬身半の差を付けた。これで函館は5戦4勝となったが、コース相性の一言では片付けられないラスト1ハロンの伸び脚。紛れもなく本物である。秋のGI路線でも楽しみ。あとはテンに脚を使わされた時に末脚が鈍らないかということ。久々に見た凄まじい脚だった。

3連覇を狙ったシーイズトウショウは勝ち馬の〝奇襲〟の前に完全に屈した形。道中はスッと好位へ取り付くが、ゴチャついて位置取りが悪くなってしまう。4角でも馬込みに包まれたまま。直線へ向き僅かに空いたスペースをこじ開けて懸命に末脚を伸ばす。だが、決定的な2馬身半差を付けられての2着。中2週の強行軍も多少影響したか。

久々のブルーショットガンが大好きな北の大地で復活を遂げた。道中は勝ち馬とほぼ同じ位置からの競馬。折り合いもスムーズで脚をタメる。直線で外目へ持ち出すと、頭の高い走法でジワジワと伸びる。勝ち馬の決め手を見てからでは地味に映るが、自身はよく頑張っている。時計の掛かる函館の馬場は向くのだろう。

4着のタニノマティーニは牧場からの入厩。最終追いで長目をビシッとやられたが、若干の急仕上げだったか。道中はスッと2番手へ。楽に流れに乗れたし、直線はバテた逃げ馬を楽々交わして単独先頭へ躍り出る。ゴール前、苦しくなったところを上位馬に差されたが、力は出し切ったろう。

5着のシンボリグランは残念ながら力を発揮できなかった。1番枠発走から発馬で後手を踏む。そこから焦った鞍上が仕掛けて前目のポディションを奪いに行ったために掛かってしまった。3角では手綱を引っ張る大きな不利があったし、何ともチグハグな競馬となってしまった。気難しさがあるだけに、馬を理解した鞍上でないと制御できない。

プリサイスマシーンは3角で他馬と接触するアクシデント。これでリズムが狂ったとのこと。テンが緩い分、スッと好位へ取り付けた。

本命視したキーンランドスワンは残念ながら本来の走りをすることができなかった。鞍上によれば耳を絞って走りに集中していなかったとのこと。前走で復調の兆しが見られただけに残念である

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日曜日の予想

2006-07-02 07:52:10 | 最終結論
函館11R 函館スプリントS(GⅢ)
◎キーンランドスワン
○タニノマティーニ
▲シーイズトウショウ
△ギャラントアロー
×ブルーショットガン
×シンボリグラン

【見解】
サマースプリントSの第一弾。キーンランドスワンの復活走に期待したい。前走の札幌のダートGⅢ戦は発馬で行き脚がつかず。だが、道中の追走は折り合いが取れ手応えも残っていた。届かなかったが、直線でも最後まで集中して伸び続けていた。久々に内容のあるレースであった。これは前走時の中間から取り入れた障害練習の影響が大きい。筋肉が鍛えられ、折り合いも付くようになった。これならGI2着の実績が黙っていない。近走の芝は結果が出ていないが、高松宮記念16着は出負けして流れに乗れず、シルクロードS11着は馬場の悪いところを通らされ、CBC賞12着は順延したことで若手騎手への乗り替わりと敗因はしっかりしている。まだまだ老け込まない。


福島11R ラジオNIKKEI賞(GⅢ)
◎アマノトレンディー
○ソングオブウインド
▲ステラマドレード
△ブロンコーネ
×タマモサポート
×トウショウシロッコ
☆リメインオブザサン

【見解】
どうやら福島は雨模様で馬場が重くなりそう。そうなればアマノトレンディーを推す。前走の乙訓特別4着は裂蹄明け。外枠発走から発馬で後手を踏んで終始、外目を通らされる。勝負どころではなし崩しに脚を使わされた。それでも、直線でジワジワと脚を使っているし、勝ち馬からコンマ2秒差なら高い評価をしたい。アーリントンC3着では勝負どころでズブさを見せながらもジワジワと粘り強い脚で抵抗した。決して切れる脚はないが、好位から粘り強い。道悪は白梅賞で克服済みだし、望むところ。小回りというのも脚質から歓迎。


京都11R 米子S(OP)
◎ワディラム
○ディープサマー
▲エムエスワールド
△マヤノシャドー
×サイドワインダー

【見解】
51㌔と恵まれたワディラムを狙い打つ。前走の乙訓特別1着は締まった流れを好位追走。直線で早めに抜け出すと、最後はバテ合いを制した。今回もスッと好位に乗れるメンバーだし、馬体が充実している今が買い。軽量を生かして。

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