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2022年は客観的な予想を心がけます。

ヴィクトリアマイル回顧

2020-05-18 20:53:00 | Weblog
12.0 - 10.9 - 11.3 - 11.4 - 11.1 - 11.2 - 11.1 - 11.6=1:30.6
34秒2-22秒5-33秒9

圧巻のGI7勝目。モノが違った。ドバイ遠征が中止になりレースを行わず帰国。実質の追い切り2本で挑んだ。下見所では落ち着いていたが、前肩の出は硬く見えた。レースでは課題の発馬をクリアしたどころか一番良い発馬だった。内の先行馬の出方を見ながら好位の外めをキープ。この時点で勝負あった。道中は前のサウンドキアラを見ながら折り合いもスムーズ。4角で馬なりのままジワッと4番手進出。直線を向き少し促しただけでサウンドキアラを抜き去り、ラスト1ハロン手前で単独先頭に躍り出る。その時に左手前に替えてすぐ右手前に替えたように余裕たっぷり。最後は流してノーステッキ。それでレコードに0.1秒差の1:30秒6で上がり3ハロン32秒9。強すぎる。底力、切れ味、高速勝負、脚力が違いすぎる。

サウンドキアラはこの中間も坂路で絶好の動きを見せた。長距離輸送を挟んでもプラス体重。疲れは皆無だった。不利な18番枠から好発を決めて隣のコントラチェックと同じ進路を辿るようにスーッと3番手。同馬の強みは発馬が安定してスッと好位が取れてそこから切れ味を使えること。発馬から2ハロン地点で掛からずに3番手を取れた鞍上の技術もお見事。残り1ハロン手前で追い出すと33秒8の切れ味で粘った。前半5ハロン57秒5で追走しながら脚を使えるのは立派。

ノームコアは悔やまれる発馬での後手。前半に脚を使わされても33秒台前半の脚が使える同馬にとっては痛かった。すぐに鞍上が手綱を押して前へ。3角手前までにアーモンドアイの直後までポジションアップできたのは良かった。4角で手綱が動いてズブさを見せる。直線を向いて一完歩ずつ粘り強く伸びて3着まで差してきた。激流マイルで直線の長い府中が合う。2着はあった。

トロワゼトワルはひと叩きして20キロ減。素軽くなった。13番枠から手綱を押して押してハナを出張。2ハロン目からすんなり単騎。注目は中間2F22秒5。後続を突き放す締まった流れを演出。直線もニの脚を使って粘った。暖かい時期の高速馬場で一貫した締まった流れが得意。

ダノンファンタジーもひと叩きして22キロ減。毛ヅヤが今ひとつで完調手前。7番枠から好発を決めるも折り合い重視。グッと手綱を抑えて好位のインまで控える。3角手前で頭を上げて掛かるも、それ以外は我慢できた。我慢した分、最後に脚を使えた。掛かる気性で道中のポジションアップは厳禁。ローズSや今回のような競馬がベスト。

プリモシーンは発馬で行き脚がつかず道中も掛かっていた。天栄から10日競馬で本来のデキにもなかった。

サトノガーネットは激流マイルはいかにも忙しかったが、最後まで諦めずに伸びていた。マイルを2戦経験して距離延長で。

ラブズオンリーユーは海外遠征が中止になって一旦緩めての再仕上げ。動きが硬く完調手前。1番枠から押して行くも中団追走がやっと。3角手前で馬込みに包まれてゴチャついた。いかにも高速決着のマイルは忙しく道中の追走で手一杯で直線はジリジリ。それでも最後まで集中して走れていた。叩いて次走注目。

ビーチサンバは今日もゲートの駐立が悪くて発馬で行き脚がつかず。道中は後方追走がやっと。やはり高速決着のマイルは忙しい。直線でハミをかけ直されてジリ脚。スパッとは切れずワンペースタイプ。大トビで伸び切ったフォーム。距離延長で。

スカーレットカラーはいつも通りのフワッとした発馬。そこから手綱を押して行った事でモロに掛かってしまった。この馬は馬任せで最後方待機が合っている。出していくと掛かって脚が使えない。乗り慣れた岩田騎手が乗れなかったのは痛かった。


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