いま巷では2桁×2桁の暗算が注目されています。
まず、最初にインドのかけ算が注目されました。
インドでは、指導者の目標として19×19までのかけ算九九を暗記するように
児童に指導しているそうですが、中には99×99までの暗記に成功している児童もいるようです。
さて、最近週刊誌などで話題になっている2桁×2桁の暗算が短時間でマスターできるという計算法ですが
基本的には珠算式暗算とまったく同じです。
珠算式暗算はすべての計算過程をワーキングメモリーと右脳のイメージを利用して暗算しますが
今話題の計算法は紙に書いて重なりの部分を足し算する方法です。
ネックになるのは、この足し算の部分です。
そろばんでの暗算トレーニングは短期間では身に付きませんが
2桁2口の暗算能力は比較的短期間で身に付きます。
インドのかけ算を例にとると2桁×2桁を「暗記する方法」と
「ひっ算式でかけ算をして確定の答えを記入する方法」の二種類があります。
私は、かねてから筆算と珠算式暗算の融合を念頭においていました。
その中で一番のポイントとなるのが加算と減算です。
この部分は珠算式暗算を使用するのが理想的です。
教室では2桁2口の暗算が可能になった生徒から
インド式の2桁×2桁の計算方法を指導している最中です。
もちろん、暗算検定試験の3級に合格すれば
正規の2桁×2桁のトレーニングにはいりますが
それまでのつなぎとお考えください。
下記の問題は、最近、かけ算九九の暗記を終えた生徒で
2桁2口の暗算が可能な生徒はすらすらと答えを記入していきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます