そろばん 「シナプス先生」のそろばんブログ

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甘く見すぎた「工場見学」

2012年08月18日 01時44分37秒 | プライベート

急きょ思いついた工場見学ツアーが、どの企業も満員を理由に

断り続けられ「キリンビアパーク」のみ見学許可をいただいた。

甲子園球場が6個入るという広大な敷地に工場はあった。

各企業の駐車場は数台が限度だったのに対して、キリンビアパークのパーキングは300台も

駐車できる余裕で、見学も40名単位で時間が区切られていた。

出迎えてくれたのは、見学送迎用のキリンラガーの缶を模したシャトルバスで、おもわずカメラを向けてシャッターを切った。

これが駅と工場を行き来するだけで宣伝効果抜群!

工場の入り口通路に鐘が8台並んでいた。これは音階になっていて手前から順に

上がっていく。見学者はただランダムに鐘を鳴らすだけだったが、それに気づいた私は大人げなくドレミの音階で

鐘を鳴らしていった。敷地内に♪ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドのメロディがながれると

見学を終わった親子連れが拍手をしてくれた。

照れながら玄関へ。

玄関では「出会いの麒麟」という碑が見学者を出迎えてくれた。

この前でも記念撮影をし、いよいよ工場内へ。

玄関ホールでは、テレビコマーシャルでおなじみの「ぐっさん人形」

がまたまた出迎えてくれた。

エスカレータで二階にあがるとそこにはビールの麦汁を発酵させる大きなタンク

係りのお姉さんに順をおって説明を受けながら工場見学がスタートした。

キリン一番搾りは、コーンスターチ、米などの混ざり物は一切ない麦芽100%で普通のビールの

1.5倍の麦芽が必要になる。発売前は、原料がこれだけかかっているのに販売価格が同じでは

採算がとれないと反対の声が多かったと説明された。

ちなみに、ビールで有名なドイツでは麦芽100%でないとビールとして認められないそうだ。

キリンでは新鮮なビールをいち早く消費者のもとに届けるため生産能力の向上をはかり

1分間の製造能力2000本を達成したそうだ。

二階から、一番搾りの缶ビールのラインと瓶ビールのラインを一望でき、いよいよ試飲コーナーへ

見学者はビール三杯飲めるということで、私は一番搾りの2杯と黒ビールの一番搾りをいただいた。

試飲コーナーでビールのプロが美味しいビールの注ぎ方を伝授してくれた。

これは、昔テレビ番組で見たのと同じ注ぎ方で、グラスに30センチほどの高さから

ビールを注ぎこむ、グラスはほとんどが泡になるが、しばらくすると泡がはじけて下のほうから

琥珀色のビールが現れる。その泡が少なくなったところに、次は優しくビールを注ぎ足していく。

この時できた泡はクリーミーで、マッチ棒が泡に立つとテレビで紹介された。

それ以降、私のビールの注ぎ方はこの方法を採用しているが、まさしくプロが同じ注ぎ方を

推奨してくれた。

ほろ酔い気分で工場見学が終了し、ホールにでるとそこには「丘の上のビアレストラン」

が。昼時とかさなり店内は超満員、10分ほど待たされて席に案内された。

 

欲張ってたくさんの工場見学リストを作ったものの、キリンビアパークのみの見学となった。

ほとんどの企業は土日が休業日なので、平日の工場見学となる。

ただ、土日以外の休業日があるので、数か月前から予約をして準備をしてから工場見学にトライ

してみたいと思う。食後、ハーバーランドの「モザイク」に足をのばし、久しぶりの神戸を満喫した。