そろばん 「シナプス先生」のそろばんブログ

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目標達成前に失速する・・・

2010年12月04日 02時52分23秒 | 教室

教室開設当初から言い続けていることがある。

「目標は高く持て!」

高い目標を設定することで、脳がそれに同調するようだ。

例えば、徒歩で最寄りの駅まで歩く目標を立てた場合

駅舎が見えたとたんに、到着した気分になり、気が緩む。

歩くのが苦手な私は、過去に自宅から大阪城まで

歩いたことがある。

普段、最寄りの駅まで歩くのもいやなのに

駅を通過した時点ではなんの気のゆるみもない

6時間かけて大阪城が見えてきたとたんに

到着した状態になり、歩幅も狭くなった記憶がある。

「お母さんが3級合格したら辞めなさいと言っている」

このような生徒は3級の検定試験の申し込みをした時点ですでに

気も心も緩んでしまう。

もちろん、2級、1級を目標にしている人も同じである。

ここで保護者の方に「お得な」情報をお教えする。

お子さんには1級を目標にするのではなく「段をどこまでも追いかけなさい。

四段でも五段でも六段でも、可能な限り上を目指しなさい。」

このような目標を、絶えず言い続けることをおすすめする。

高い目標を設定することで

3級、2級は通過点でしかなくなる。

例え、3級でピリオドを打ったとしても

リスクのかからない絶対に得な方法である。

「ゴールを意識すると失速する」

この言葉は、オリンピック選手の脳トレーニングを手がけた

林 成之氏の言葉である

「勝負脳の鍛え方」

著者/林成之(脳外科医/脳科学者)