「そろばん学習は段階制が整備されている」
これは、有識者がそろばんの進級システムを指して
発せられた言葉だ。
級は10級を頂点とし1級に到達するまで
難易度が細分化されている。
この進級システムを
「登山」を想定して語られることがある。
10級をスタートした学習者は
同じ級に留まることなく、新しい級にチャレンジしていく。
反復トレーニングを通じて
目標達成システムを身体にたたき込んでいく。
反復過程で、学習者にとって難しい部分は
「わからない」「しんどい」
「よそみをする」「注意される」「面白くない」と負の連鎖がスタートする。
それらも、反復トレーニングを継続することで
やがては定着する。
負の連鎖から抜け出した学習者は
あらたな技法を学んでいく。
検定試験に挑戦し合格する。
また、その逆もある。
出来ないときを我慢して通過し
出来る体験を繰り返し
身体で覚えた児童は
学力の向上と繋がっていく
そろばん学習は、子どもの習い事としては
理想的な目標達成システムといえるだろう。