ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

うるう秒の補正とGPS

2005-12-19 22:25:14 | GPS
 2006年1月1日に、うるう秒がある。日本では午前9時に予定されている。
 ITmediaの記事は、うるう秒に際しての時報117番の対応について記載したものだ。なんでも、うるう秒の発生する100秒前から、秒音間隔を100分の1秒ずつ長くするそうだ。
 なるほど。

 GPS では、航法メッセージの中にUTCとの差分情報がある。今は13秒だが、うるう秒を境にそれが14秒に変わる(日本標準時グループうるう秒情報より)。
 さらに、航法メッセージには次のうるう秒がいつかを通知する部分がある。 LSF(Leap Second Future) と呼ばれるもので、WNLSF(週番号)・DN(日番号)・ΔtLSF(秒の差分情報)から構成される。
 航法メッセージでは、UTC との差分情報は特定サブフレームの特定ページにしか無いため、12.5 分ごとにしか更新できない。従ってこれを使うとうるう秒の切り替わりが遅くなる。将来のうるう秒の通知は、この問題を解消するために使われる。

 ところが Web を見ていると、この LSF を正しく解釈できないためにトラブルの起きている機器が複数あるようだ。例えばこの機器だ。この通知を見ると、LSF の通知は2005年8月4日から開始されたらしい。
 あるメーカのサイトを見ると、チップセットによって対応が異なるのが分かりおもしろい。

 ともっともらしく書いたが、LSF の存在を知ったのは今日だったりする(苦笑)。
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カーナビのようなナビゲーションをしてみたい1/(連載?)初心者のためのGPS入門講座15

2005-12-19 08:33:32 | GPS
「カーナビのようなナビゲーションをしてみたい」場合は、次の2種類が考えられる。
・GPS つきケータイ
・GPS+PDA

 地図つきハンディGPSでもできないことは無いが、日本のナビゲーションを想像するとかなり苦しい。ということで、この2種類を挙げることにした。現状は GPS つきケータイが優勢かな、とこの選択肢を見ると思う。


「GPSつきケータイ」はauのケータイFOMA SA701iSVodafone 903T などだ。これらのケータイにはGPSがついていて簡単に現在地を確認できるし、「NAVITIME」などに登録すれば周辺検索・ナビも可能だ。

 現在のケータイつき GPS 用ナビゲーションソフトウェアとしては、大別すると徒歩用のナビゲーション用途と車用のナビゲーションソフトとがある。「NAVITIME」のサービスで言うと、「EZナビウォーク」と「EZ助手席ナビ」だ。わたしはナビウォークしか使ったことがないが、便利だ。
 さらにこれから一年ほどかけて複数のナビゲーションサービスが生まれてくると思う。既にあるところでは ゼンリンの its-mo Naviがあるし、これからもインクリメントPの取り込みのように、どんどん新しいものが出てくるはずだ。

 ケータイの強みは、そもそもケータイ自身が通信装置であることもあり、ネットワーク経由で常に最新の情報を得られることと、ネットワークの向こうにある膨大なデータを利用できるところにある。つまりは常に最新の地図が得られ、周辺検索をすれば膨大なデータベースの中から最適かつ最新の情報を得られる。
 ということで、ナビゲーションに関しては今後を考えてもかなり強いのが、ケータイだ。ただし画面が小さいのが問題か。

 他の選択肢と比較し、ケータイの利点・欠点は次のようになる。

 利点
・非常に安価(モノによっては0円も?)でケータイそのものは買える。
・周辺検索を便利に使うことができる。検索対象のデータ量も豊富。
・徒歩ナビ/助手席ナビ(NAVITIME)などがあり、ナビゲーション機能も優秀。
auのケータイであれば、空が見えなくともある程度の正確さで位置を知ることができる。
・地図が見やすい。
・常に最新の地図を参照することができる。
・位置測定が早い。
・GPS関連の機能を使うには、NAVITIMEなどのサービスに登録しアプリをダウンロードするだけでよい。
・なにせケータイなので、小さく軽い。

 欠点
・電波が届かないと全く使えない。
・何度も/長時間使用するとすぐ電池がなくなる。
・何かをするたびにパケット料がかかる(パケット定額制であればその心配はない)。
・画面が高精細でも QVGA までで、ナビ用に地図を表示させるには狭い。


 GPSメモも一緒にどうぞ!
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