今回の GPS-CS3K のレビューは、Super Mapple Digital や Google Earth との連携についてだ。
少なくともわたしの PC にとっては、PMB 内蔵のマップビュー機能は重すぎて快適に使うにはほど遠い。マップビュー側も、多くの画像をマップビューで扱おうとすると、動作が遅くなるとの警告を出してくるくらいだ。
ということで、GPS-CS3K で利用できる連携ソフト、Super Mapple Digital と Google Earth を試してみることにした。
まずは、Super Mapple Digital。このソフトは以前から位置情報 Exif データつきの JPEG 写真に対応していて、写真をドロップすると自動的に地図上に画像を配置する。地図上にはファイル名が置かれ、そのファイル名をクリックすると写真が表示される。
Super Mapple Digital の特徴は、詳細な国内地図にある。GPS-CS3K に添付のものは機能限定版で詳細な地図はあまり搭載されていないが、製品版にアップグレードすることによりかなり詳細な地図を使うことができるようになる。「国内」の「地図」に限れば、Super Mapple Digital で十分だと思う。動作も軽快だ。
わたしは別の GPS レシーバに付属の Super Mapple Digital から優待販売を利用して製品版を購入したのだが、それだけの価値はあると思っている。
ただ、Super Mapple Digital は国内限定だし、また航空写真を表示することもできない。
ここで、Google Earth が登場する。
PMB のマップビュー機能は Google Maps の機能を利用していて、詳細地図はもちろん、衛星写真を表示させることもできる。しかし如何せん、動作が遅い。
Google Earth はいじっているだけで楽しい地球儀ソフトで衛星写真を表示させることができる。海外でも表示可能だ。マップビューからこの Google Earth 用の設定ファイル(KML)を生成することができる。
手順は簡単で、マップビューの右下に表示されている球体アイコンをクリックし「Google Earth用のファイルを出力する」を選択する。フォルダ選択画面が表示されるので選択すると、指定したフォルダ以下の「Mapview」フォルダに KML と付属ファイルが生成される。
Google Earth がインストールされていて関連づけがされていれば、生成された KML をダブルクリックすることにより、Google Earth が起動し自動的に KML が読み込まれる。
ピンをクリックすると写真が表示される。
Google Earth は PMB のマップビューに比較すると軽く、快適に操作することができる。
マップビューが軽ければ何の問題もないのだが、PC によってはわたしのように重くて使えないということもあるだろう。その時には Super Mapple Digital や Google Earth も試してみていただければと思う。