ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

DSC-HX5V購入メモ

2010-03-07 21:14:55 | GPS


 SONY DSC-HX5Vを購入した。もちろん、GPSと電子コンパスを搭載しているというのがその理由だ。
 土日は天候が悪く使えなかったので、とりあえずレビューほどでは無いがファーストインプレッションなどを書いておきたい。

<GPS関連>
o 比較的開けている場所でGPS測位の試行結果
・購入直後+GPSアシストデータ有りの状態で、電源オンしてから測位成功するまで30-40秒くらい。
・測位成功し、一旦電源オフにしてから再度オンすると、測位成功するまで5秒強。
・測位成功し電源オフしてから、一晩経過後再度オンすると、測位成功まで8秒程度。

o 若干条件の悪い場所でのGPS測位の試行結果
・銀座のソニービル前で試行。外堀通りと晴海通りという広い道路と、ソニービルに面している場所。この日初めて電源オンの条件で、10秒強で測位成功。ただし精度が悪く、150mくらい外れていた。

o その他GPS関連
・GPS機能のオン/オフがメニューの深いところにあり、使いづらい。簡単にGPSオフにできない。
(今後は、GPS情報をつける/つけないのUIを工夫しないと、誤って位置情報を公開してしまう事故が起きかねないと思う。デジカメは家族で共有することもあり、GPSに詳しくない家族が使ってネットにアップしてしまうというケースも十分考えられる)
・電源オフのときには測位はしない模様(確か COOLPIX P6000 は電源オフ後も一定間隔で測位をしていたはず)。
 なので、飛行機に搭乗するときは離着陸時に電源をオフにしておけばよいらしい。
・DSC-HX5Vの測位間隔は15秒(同梱のハンドブックによる)。
・カシミール3Dのデジカメプラグインは、電子コンパスによる方位情報をサポートしている。
・GPSアシストデータの有効期限は1ヶ月。
・測位成功後電源をオフすると、GPSにより本体内蔵時計の時刻が補正される(Default設定の場合)。
・設定リセットをしても、GPS受信機内のデータはリセットされない模様。
・電子コンパスは NV-U75 と同等程度の精度はありそう。また更新間隔は十分に早い。
・GPSアシストデータは、PMBインストール済PCと本体とを USB 接続すると、自動的に更新される。
・GPS情報は、静止画の場合はExifで写真データに埋め込まれる。
 動画の場合は拡張子moddの別ファイルにテキスト形式の形で記録される。動画の場合は撮影開始場所が記録されている。
(どうせ別ファイルにするのなら、動画撮影中のトラックデータをgpxに準じた形式で記録してしまえばいいのに)
・GPS測位の成功/失敗についてはアンテナ本数しか表示されないので、ちゃんと測位ができているのかは撮れた写真をPCで見ないと分からない。
(地図を出せとまではいわないが、衛星の補足状況などGPS情報、平面上への測位履歴のプロット(縮尺変更と画面の移動が可能)くらいは欲しいところ)

<その他、DSC-HX5Vについて>
・とにかく気になるのは、マイク位置の悪さ。意識せずに使っていると、すぐに特に左側の穴を指でふさいでしまう。
・動画撮影中にマイク穴を片方でもふさいでしまうと、本体の駆動音(ズーム音など)が大きく記録されるようだ。
(youtubeなどにアップされている動画も、駆動音が大きく記録されているものはマイク穴をふさいでしまっていた可能性があると思う)
・うちの環境では、PMB で動画を見ていると Windows Vista がフリーズすることがある。ハードウェアアクセラレーションを切って試行中。
・スイングパノラマ、手持ち夜景は便利に使える。
(これは WX1 などもそうだが、ソニー製コンパクトデジカメの大きなメリットだと思う)
・AVCHD フルHD動画も良い。
(ハイビジョンテレビで見ると満足のいく画質。GPSや電子コンパスも良いが、最大のメリットはやはりフル HD 動画だろうか)
・PCでヘッドフォンをつけて再生すると本体の駆動音が気になるが、HDMI経由のTV再生で音をTV内蔵スピーカから出すと特に駆動音は気にならない。・プログラムオートの場合、ISOがAUTO設定でも ISO の上げ方が消極的。暗い場所で試したところ、ISO 400でシャッター速度1秒などいう設定となった。おまかせオートでは夜景と認識して ISO が 1600 まで上がった。


(手持ち夜景にて撮影。ソニーのショールームにて)


(ソニービルの前でスイングパノラマを試してみた)
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ソニー、GPS搭載ハンディカム「HDR-CX370V」「HDR-CX550V」など

2010-03-04 06:44:53 | GPS

(HDR-CX370V)

<ニュースリリース>
歩きながらの撮影に加え、ズームアップ撮影でも手ブレの少ない映像を実現 独自の広角高性能レンズや、暗い場面でも美しい撮影が可能なCMOSセンサーを搭載するなど デジタルハイビジョン “ハンディカム” 2シリーズ 6機種発売 (ニュースリリース)

<レビュー>
上位機の画質と付加価値を注ぎ込んだ中級機 ハンディカム「HDR-CX370V」 (ITmedia)
どんどん先へ行くハンディカム、「HDR-CX550V」 (AV Watch)
ハンディカム「HDR-CX550V」 - 高画質24Mbps記録に対応、広角レンズ搭載 (マイコミジャーナル)

<関連記事>
ソニー、超広角レンズ採用など「Exmor R」ハンディカム6機種 (AV Watch)
ソニー、90のシーンを自動判別するハンディカム「HDR-XR550V」「HDR-CX550V」 (ITmedia)
機能アップ、サイズはダウン――ハンディカム「HDR-XR350V」「HDR-CX370V」 (ITmedia)
【CES】ソニー、ハンディカムだけで14モデルを発表 カムコーダは独走態勢? (AV Watch)

 ソニーは1月14日、ハンディカムの新製品6機種を発表した。1月29日に『HDR-CX170』『HDR-XR150』、2月19日に『HDR-CX550V』『HDR-CX370V』『HDR-XR550V』『HDR-XR350V』が発売されている。レビュー記事がいくつか出ているので、紹介しておきたい。
 この中でGPSは4機種、『HDR-CX550V』『HDR-CX370V』『HDR-XR550V』『HDR-XR350V』に搭載されている。

『HDR-CX550V』『HDR-CX370V』『HDR-XR550V』『HDR-XR350V』は、さらに進化した手ぶれ補正機能である新「アクティブモード」、35mmフィルム換算で29.8mmからの広角レンズ、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」による高感度など、多くの優れた特長を持つデジタルビデオカメラだ。

 GPSは「DSC-HX5V」同様、GPSアシストデータによって測位時間を短縮できるようになっている。ニュースリリースによると「最速約5秒で位置の特定が可能」とのことだ。GPSアシストデータの有効期限は、取扱説明書によると30日らしい。

 GPSによる位置情報取得は、必要なときに位置情報が得られないと使われなくなってしまう。その点で、「GPSアシストデータ」による測位時間の短縮は良い機能だ。
 また、ハイエンドのみでなくミドルレンジの機種にもGPSが標準搭載というのも、GPS好きからするとすばらしい。


 ソニーはパーソナルナビのnav-u、GPSレシーバーGPS-CS3K、コンパクトデジタルカメラDSC-HX5Vなど、GPSや位置情報に関して積極的な動きを見せている。今後も注目だ。
 個人的には、ミドルレンジのメモリ搭載機、「HDR-CX370V」が気になる存在だ。
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Panasonic、GPS搭載デジカメ「DMC-TZ10」

2010-03-02 06:26:52 | GPS


<ニュースリリース>
GPS機能を搭載した世界最小広角25mm光学12倍ズーム デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ10発売 (Panasonic ニュースリリース)

<レビュー>
パナソニック「LUMIX DMC-TZ10」、GPSを搭載したムービーデジカメの実写画像 (日経トレンディネット)

<関連記事>
パナソニック、GPS機能搭載の12倍ズーム機「LUMIX DMC-TZ10」 (デジカメWatch)
パナソニック、2010年春モデル6機種を発表。超解像技術やGPS搭載機も (デジカメWatch)
パナソニック、AVCHD Lite/超解像搭載のデジタルカメラ (AV Watch)
GPS搭載の“旅カメラ”LUMIX、パナソニック「DMC-TZ10」 (ITmedia)
GPSを搭載し、地名情報の記録も可能なデジカメ「DMC-TZ10」--パナソニック (マイコミジャーナル)
パナソニック、GPS機能や超解像技術搭載モデルなど“LUMIX”新モデル5機種を発売 (Phile-web)
パナソニック、「LUMIX」にGPS搭載や10m防水など6機種を発表 (CNET)

 パナソニックは1月26日、コンパクトデジタルカメラ・LUMIX 6モデルを発表した。その中で「LUMIX DMC-TZ10」は旅カメラ「DMC-TZ7」の後継であり、旅行にフォーカスしたモデルだ。販売価格は46800円(家電量販店価格)、3月5日発売予定だ。GPSによる位置情報は旅カメラにはもってこいだろう。
 先日、「DMC-TZ10」と併せて紹介記事を書いたが、ここではプレスリリースの関連記事併せて紹介しておきたい。

 スペックや概要については、関連記事に詳しい。簡単にまとめると、
・25mm~300mm(35mmフィルム換算)、F3.3~4.9。
・1210万画素。
・103.3×59.6×32.6mm、196g。
・ハイビジョン(AVDHD Lite)動画撮影。
・超解像技術による精細感。
・GPS搭載。
・位置と地名のデータベースを内蔵し、カメラ本体のみでランドマーク名や国名などとマッチング可能。
・メモリカードはSDXCまで対応。
だ。

 GPSは「DMC-TZ10」の主要機能の1つだ。ONにするだけでよいのだが、航空機内や病院内では「GPS(機内)」か「OFF」にする必要があるとのこと。「GPS(機内)」と「OFF」の違いはよく分からない。「ON」の場合は周期的にGPSが動作するのだろう。航空機内ではGPSレシーバー含め離着陸時の電子機器は使用禁止であり、自動的に電源がオンになるのを防ぐための注意書きのようだ。
「DMC-TZ10」ではGPSによる位置情報からカメラの時刻を現地時間に自動的に合わせる機能を持っている。また撮影した国や地域、ランドマーク名を記録できるとのことだ。パナソニックのサイトによると海外で173ヵ国、約500,000件以上、国内で約30,000件以上のランドマークが登録されている。ただし地名やランドマーク名は2010年2月のもので、更新はできない。

 閲覧は、デジカメ本体で閲覧する場合、撮影場所別に自動的に分類され、閲覧できる。PCの場合は付属ソフトウェア「PHOTOfunSTUDIO 5.1 HD Edition」によって日付別、地名別に分類できる。ただしこのソフトの詳細はパナソニックのサイトを見ても、よく分からない。


 個人的には、デジカメ有力メーカーであるパナソニックがGPS搭載デジカメを出してきたことを、まずは歓迎したい。実際の使用感はどうだろう。IT系メディアのレビュー記事に注目しているのだが、なかなか出てこない。
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SONY、GPS搭載デジカメ「DSC-HX5V」

2010-03-01 07:16:39 | GPS


<ニュースリリース>
世界初フルハイビジョン動画撮影(1920×1080/60i、AVCHD)を実現 大画面テレビでなめらかな動画再生が楽しめるなど デジタルスチルカメラ “サイバーショット” 3シリーズ5機種 発売 (SONYプレスリリース)

<レビュー>
GPSにフルHD、便利で楽しいお出かけカメラ「DSC-HX5V」 (ITmedia)
スマートに使いこなし、GPSで楽しむ「サイバーショット DSC-HX5V」 (マイコミジャーナル)

<関連記事>
ソニー、GPS搭載・AVCHD対応の「サイバーショットDSC-HX5V」 (デジカメWatch)
ソニー、フルHD AVCHD/10倍手ブレ補正の「サイバーショット」 (AV Watch)
AVCHD フルHD&TransferJet、映像新時代のサイバーショット「DSC-TX7」「DSC-HX5V」 (ITmedia)
ソニー、世界初のフルハイビジョン動画撮影対応モデルなど「サイバーショット」新モデルを発表 (japan.internet.com)
GPSにフルHD、進化するデジタルカメラたち (ITmedia)
TransferJet・フルAVCHD対応サイバーショット発表、GPS+コンパス内蔵モデルも (engadget)
CES 2010 - ソニーブース、3DテレビやCyber-shot、Handycamなど新製品がめじろ押し (マイコミジャーナル)
ソニー、海外でGPSと電子コンパス搭載の「DSC-HX5V」発表 (デジカメWatch)
【CES】“TransferJet”対応の新サイバーショットを展示したソニー (デジカメWatch)
CES 2010 - 3D対応BRAVIAやコンテンツ提供も - ソニー (マイコミジャーナル)

 ソニーは1月18日、コンパクトデジタルカメラ・サイバーショット「DSC-TX7」「DSC-HX5V」2機種を発表した。
 高感度で知られる裏面照射型構造のCMOSセンサー「Exmor R」を搭載。AVCHD形式のフルハイビジョン動画(1920×1080/60i)に対応していることが特徴だ。
「DSC-TX7」は2月5日に発売済み。44800円(家電量販店価格)。
「DSC-HX5V」は3月5日発売予定。44800円(家電量販店価格)。

 中でも「DSC-HX5V」はGPSと電子コンパスを搭載していて、注目機種だ。先日、「DMC-TZ10」と併せて紹介記事を書いたが、ここではレビュー記事やプレスリリースの関連記事併せて紹介しておきたい。

 スペックや概要については、関連記事に詳しい。簡単にまとめると、
・25mm~250mm(35mmフィルム換算)、F3.5~5.5。
・裏面照射型CMOSセンサー搭載、1020万画素。
・102.9×57.7×28.9mm、133g。
・スイングパノラマ、フルハイビジョン(AVCHD)動画撮影。
・SDHCカード、「TransferJet」搭載メモリースティックに対応。
・GPSと電子コンパス搭載。
だ。


 ハードウェアの面で位置関連での注目点は、
・GPSにより撮影位置情報が記録できる。
・電子コンパスにより撮影時の方位情報が記録できる。
・GPSアシストデータを付属ソフトのPMBによりカメラ側に転送、GPS測位の所要時間を短縮できる(AV Watch)。
と言った点だ。

 ソフトウェアの面での注目点は、
・付属ソフト「PMB(Picture Motion Browser)」で位置情報のついた写真を扱うことができる。
「PMB」による地図上に写真をマッピングして表示できる。
 電子コンパスによる方位情報は、「Google Earth」や「PMB」で確認できる(デジカメWatch)。
と言った点だ。


 ここで、「GPSアシストデータ」と測位時間の短縮について触れておきたい。
 GPS測位は何も情報が無い状態で開始すると、GPSにとって良い環境(屋外で、周囲にビルなどが無く、空が開けている場所)でも速くても数十秒~1分は必要となる。これは、測位に必要な衛星情報を衛星から受信するのにそれくらいの時間が必要になるからだ。加えてこの衛星情報は、ある程度GPSにとって良い環境でないと受信することができない。
 基本的にGPS受信機はこの衛星情報を保存できるようになっている。有効時間は2時間程度だ。従って一旦測位して次回数分後に測位すると、環境が良ければ数秒で位置を知ることができる。また衛星情報があれば、ある程度厳しい環境でも測位が可能となる。

 ならば、その測位に必要な「衛星情報」を予め何らかの方法でGPS受信機に入れておけば測位が早くなるのではないか、という考え方が生まれた。
 これが一般的に実用化されたのが今の携帯電話の測位機能だ。携帯電話は通信機能を持っているので、これを用いて最新の衛星情報を携帯電話にダウンロードし、これを用いて測位時間を短縮している。そのため携帯電話では環境がよければ10秒もあれば測位可能だ。
 この衛星情報をDSC-HX5Vでは「GPSアシストデータ」としている。

 次いで、GPS搭載PDAやスマートフォンでも同様に、GPSアシストデータを端末にダウンロードし測位を早めるという仕組みが導入された。ただしこれらの端末では測位する直前に通信する、という機能を持たないものもある(例えば無線LANしか持たなければ、普通屋外で測位する直前にGPSアシストデータをダウンロードすることはできない)。
 そこで、GPSアシストデータの有効時間を数日に延ばすという技術が導入された。PDAのGPSでよく使われているSiRF社の「SiRF InstantFix」や HTC 製スマートフォンに搭載されている「クイックGPS」がこれだ。

 そして、ソニーの2010年春モデルのコンパクトデジタルカメラとデジタルビデオカメラから、GPSアシストデータによって測位時間を短縮する仕組みが導入された。「SiRF InstantFix」「クイックGPS」と同じようなものと考えられるが、GPSアシストデータの有効期間がどうなのか(下記のレビュー記事によると1ヶ月?)など、発売されたら詳細を確認したい。


 最後に、レビュー記事について紹介しておきたい。

 ITmediaの記事は5ページに渡ってのレビュー記事。1ページで概説、2ページにGPS紹介がある。

 動画で位置情報をつけた様子、付属ソフトPMBのマップビューの様子が紹介されている。マップビューでは撮影方向が記録されていることも分かる。なお動画の位置情報はPicasaでは認識されていないとのこと。
 GPSアシストデータの画面も表示されているが、ここでは有効期間が1ヶ月になっていた。製品版でもそうならばすごいが、逆にこれだけ有効期間の長いデータがどの程度測位時間の短縮に効果があるのか、心配な点だ。
 GPS感度や測位時間についての記述もある。なお一般論だが、最初の測位では、動きながらでは時間がかかることが多い。
・最初の測位は、周りに家が立ち並ぶ屋外を歩きながらだと、10分くらいかかった。
・一度測位すると、数秒で測位できる。
・木造2階建ての建物の窓際でも受信できなかった。
 3ページは動画撮影。動画のサンプルも置かれている。AVCHD 1920x1080(60fps, 17Mbps)やMP4 1440x1080(30fps, 12Mbps)などが選択できるとのこと。
 4ページはTransferJetについてと静止画の作例。5ページ目はスイングパノラマの作例、動画の作例。

 GPS-CS3K を使った立場からすると、マップビューの表示などを見ていると、移動時の軌跡が無いのが寂しく見えてしまう。定期的な測位モードを設けてログを記録できるようにすれば使う人もいるかもしれない。そこまでいくと、最早GPSレシーバーだが。


 マイコミジャーナルの記事は4ページに渡ってのレビュー記事。1ページはTransferJetについて。2ページはGPS紹介だ。

 こちらにも、GPSアシストデータの画面が出ているが、やはり有効期限は1ヶ月になっていた。USB接続でPCとつなげば自動で更新するので、メモリーカードを使ってデータをやり取りしている人は注意、とのこと。
 測位時間は早いときで数秒、長いと2-3分。再び測位するときは早い。屋内では測位できない。高層ビル群の間でも測位に時間がかかったり精度が悪化するとのこと。
 3ページはカメラのしての概説。4ページは動画撮影機能と静止画の作例だ。
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最近よく見かける、コロプラの記事

2010-02-28 19:12:41 | GPS
コロニーな生活☆PLUS

 最近、位置関連のニュースを追いかけていると、位置情報をゲームと結びつけたサービスの記事をよく見かけるようになった。例えば「foursquare」「Gowalla」「MyTown」が挙げられる。
 日本国内のサービスでは、「コロニーな生活☆PLUS」(通称コロプラ)の記事を特によく見かける。次は「ケータイ国盗り合戦」だと思うが、メディアへの露出で言えばコロプラは圧倒的だ。最近では1/26のテレビ東京・ニュースモーニングサテライト、2/23にNHK朝のニュースでも取り上げられていたほどだ。
 公称ユーザー数は2/12現在で88万人(ニュースリリース)だ。現在コロニー数だけで言えば、100万を超えたらしい。

 最近記事を書いていなかったこともあるので、ここでわたしの把握しているここしばらくのコロプラの記事一覧を作成してみた。11月と2月には朝日新聞のサイトでも取り上げられている。

「コロニーな生活」に実在店舗のお土産アイテムが登場 (ケータイWatch) 3/25
大人がハマるケータイゲーム「位置ゲー」、その魅力とは (CNET) 4/17
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コロプラとJRC、モバイルゲームと連動した九州旅行の実証実験ツアーを実施 (CNET) 7/31
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位置ゲー「コロプラ」、実店舗販促「コロカ」対応拡大 (ケータイWatch) 9/10
「コロプラ」にEdyで投げ銭が可能に (ITmedia) 9/12
観光業界が注目する位置情報ゲーム、「コロプラ」バスツアー (ケータイWatch) 9/15
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位置ゲー「コロプラ」、「コロカ」対応店舗拡充 (ケータイWatch) 11/2
位置ゲーのコロプラとJR九州が提携 (当blog) 11/8
コロプラで「九州一周塗りつぶし位置ゲーの旅」 ほか (INTERNET Watch) 11/12
GPS携帯ゲームで千客万来? 驚く地方の土産店 (asahi.com) 11/16
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60万人の旅行好きがハマった 携帯ゲーム“位置ゲー”とは? (ITmedia) 11/27
携帯GPS使う「位置ゲー」 出張多いビジネスマンに人気 (J-CAST) 12/13
有田焼の老舗を救った携帯ゲーム (CNET) 12/17
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コロプラ提携店舗、月間1万人以上が来店 (ITmedia) 1/12
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foursquare、 MyTown、ケータイ国盗り合戦 2010年はジオメディアの年? (はてなブックマークニュース) 1/23
日本を元気に!“位置ゲー”のコロプラが止まらない (Tech総研) 1/26
「コロプラ」ツアーで岩手制覇 JTBが発売 (ITmedia) 2/12
コロプラ、JTBやリクルートと旅行事業「コロ旅」 (ケータイWatch) 2/12
“位置ゲー”と“リアル旅行”が連携――JTBの「コロ旅」 (ITmedia) 2/15
携帯発「弾丸ツアー」 ゲームのコロプラと旅行大手提携 (asahi.com) 2/15
コロプラ、位置ゲーと連動した旅行サービス「コロ旅」を開始--JTB、リクルートと共同で (CNET) 2/15


 このように見ると、
・3/10時点では、10万5000人。「ケータイ国盗り合戦」や本田技研工業の「ケートラ」とともに紹介されていた。
・3月に実店舗の石田屋「日光甚五郎煎餅」との提携を開始。
・6月に「コロカ」を用いての実店舗との連携を開始。このときは「栃木の石田屋」「佐賀のしん窯」「神奈川の茶加藤」「石川の宮本酒造店」と連携。
・7月に九州バスツアーを発表、8/29と9/12に実施。
・バスツアーが記事になり、コロカとしん窯が取り上げられる。
・コロカ提携店舗が増え、その集客力にニュースとして取り上げられることが増える。
・10月にJR九州との提携を発表。さらにニュースとして取り上げられることが増える。
・11月には朝日新聞のサイトに掲載。その他複数のニュースに取り上げられる。
・1月にはニュースモーニングサテライトに取り上げられる。
・2月にはコロ旅を発表。ユーザー数は88万人に。
・2月にはNHK朝のニュースに取り上げられる。
といった具合に、コロカの開始と実店舗との連携、そしてその集客力により認知度が上がりユーザー数が増加したようだ。

 私自身はケータイ国盗り合戦のユーザーでコロプラユーザーでは無いのだが、GPS・位置情報好きとしてコロプラがどうなっていくのか、注目している。
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GPS搭載デジカメ、SONY「DSC-HX5V」とPanasonic「DMC-TZ10」

2010-02-28 09:32:53 | GPS

世界初フルハイビジョン動画撮影(1920×1080/60i、AVCHD)を実現 大画面テレビでなめらかな動画再生が楽しめるなど デジタルスチルカメラ “サイバーショット” 3シリーズ5機種 発売 (SONYプレスリリース)
ソニー、GPS搭載・AVCHD対応の「サイバーショットDSC-HX5V」 (デジカメWatch)


GPS機能を搭載した世界最小広角25mm光学12倍ズーム デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ10発売 (Panasonic ニュースリリース)
パナソニック、GPS機能搭載の12倍ズーム機「LUMIX DMC-TZ10」 (デジカメWatch)

 コンパクトデジカメ2010年春モデルに、2台のGPS搭載機が登場した。
 SONYの「DSC-HX5V」と、Panasonicの「DMC-TZ10」だ。両機種ともに3月5日の発売となっている。価格は「DSC-HX5V」が44800円、DMC-TZ10が46800円(家電量販店価格)だ。
 価格も発売日も似通っている、GPS搭載デジカメ2機種。非常に興味のあるカメラだ。もうすぐ発売日であることもあり、ちょっと書いておきたい。

「DSC-HX5V」は25mm~250mm(35mmフィルム換算)、F3.5~5.5。1020万画素。102.9×57.7×28.9mm、133g。
 裏面照射型CMOSセンサーによる高感度、スイングパノラマ、フルハイビジョン(AVCHD)動画撮影。GPSだけでなく電子コンパスも搭載。SONY製だがSDHCカードにも対応。「TransferJet」搭載メモリースティックにも対応。

「DMC-TZ10」は25mm~300mm(35mmフィルム換算)、F3.3~4.9。1210万画素。103.3×59.6×32.6mm、196g。
 ハイビジョン(AVDHD Lite)動画撮影。超解像技術による高画質化。位置と地名のデータベースを内蔵し、カメラ本体のみでランドマーク名や国名などとマッチング可能。メモリカードはSDXCまで対応。

といったあたりが特長だろうか。スペック的にも、性格の似たデジカメだ。
 デジカメとして無難なのは何となく「DMC-TZ10」かなぁ、という印象がある。なんとなく、で確たる理由は無い。ただ「DSC-HX5V」のフルハイビジョン動画、スイングパノラマ、高感度、はコンパクトデジカメとしては魅力的な機能だ。

 GPS搭載機として見ると、断然「DSC-HX5V」だ。それは、
・GPSユニット、デジタルビデオカメラ、パーソナルナビ(PND)でGPS搭載機の実績があるメーカーであること。
・電子コンパス搭載により撮影時の向きも記録できること。
・PCとの連携で測位時間の短縮技術を搭載していること。
が挙げられる。
 なお「PCとの連携で測位時間の短縮技術」はGPS測位のための補助情報をPCで取得してDSC-HX5Vに転送する機能だ。


 一方、位置情報をつけた写真は、せっかくだからその位置情報を活かしたい。それにはPC用ソフトウェアが必要だ。

「DSC-HX5V」には「PMB(Picture Motion Browser」が付属している。GPS-CS3K用のものは使ったことがあるが(GPS-CS3Kレビュー4GPS-CS3Kレビュー5)、地図上と写真を連動して閲覧する点では特に問題無かったように思う。ただし PMB の地図表示機能(マップビュー)は結構処理が重かったので、もう1つの機能である Google Earth 用ファイルの出力機能も使っていた。このあたり、1年経ってどれくらい使い勝手が向上したのか、興味のあるところだ。

「DMC-TZ10」には「PHOTOfunSTUDIO 5.1 HD Edition」が付属している。「地名情報を基に撮影した場所毎に写真を検索・スライドショーが可能」になるとのことだが、地図との連動についてはどうなのか、言及はなかった。

 ソフトウェアの点からも、GPS搭載機としては「DSC-HX5V」は魅力的に思える。




 あとは、雑感など。

 写真を撮ったときに、「いつ」「どこで」撮ったのかという情報は重要だと思う。デジカメになって当たり前のように「いつ」という詳細情報はファイルに記録されているが、「どこで」という情報は多くのデジカメで記録できていなかった。
 フィルム時代から写真に日付を焼き込むということはされており、そういう点ではフィルム時代から大きな進化が無かったと言えなくもない。

 写真データでは、Exif という規格で位置情報を記録できる仕組みはあった。しかしこれを使う仕組みはほとんど見られなかった。
 ニコンの一眼レフでは、GP-1というGPSユニットを接続し、位置情報を記録できるモデルがある。またニコンのコンパクトデジカメでは、2008年9月に「COOLPIX P6000」というGPS搭載機が売り出されている。
 キヤノンの一眼レフでは純正のGPSユニットは無いものの、アクセサリの併用で位置情報を記録できるモデルはある。
 ソニーでは、古くは GPS-CS1K、最近では GPS-CS3K という純正の GPS レシーバーがあった。撮影後に写真の日時と GPS ログを照合させて、位置を割り出す仕組みだ。また、デジタルビデオカメラでは昨年春モデルから HDR-XR520VやHDR-XR500Vなど GPS 搭載機が売り出されていて、現在も後継機が GPS 搭載で販売されている。
 プライバシーやセキュリティの問題をクリアしていれば、写真にどこで撮影したかの情報があると便利そうだということは、特に大きな異論は無いと思う。にも関わらずこれまで普及していないのは、

・電池のもちが悪くなる。
・余計な部品が必要で、お金もかかるし場所も取る。特にGPSアンテナは場所を取りそう。
・GPS測位は扱いづらい。屋内では位置を取得できない。必要なときだけ動かして位置を取得しようとしても位置測定には時間がかかる。ずっと動かしておけば必要なときに位置は取得できるが、電池を食う。
・位置が記録できても見る手段を自分で用意しないと見られない。

などの理由があるだろう。一般的なGPSレシーバーはずっとGPSが動いていて位置情報を取得し続ければよいので作りやすいが、カメラの場合はシャッターを押した瞬間に位置情報が必要でそれ以外のときは不要(=逆に、位置情報を取得し続ければ無駄)である点が難しい。

 この点、ケータイGPSは若干有利だ。通信を使うことにより位置取得に必要な時間を縮めるA-GPS機能が使えるため使い勝手が比較的良い。加えてこのA-GPS機能と高感度なGPSチップを使うことにより屋内で測位ができることもあるし、基地局測位と呼ばれる方法で精度は低いが位置を知ることもできる。また閲覧の点でも例えばドコモケータイでは地図アプリが最初から入っていて、それを使えば簡単に撮影場所を知ることができる。

「DSC-HX5V」は実物を見ていないので何とも言えないところはあるが、
・(恐らくGPS-CS3KやNV-U75並の高感度GPSチップを搭載し、かつ)PC連携で測位時間を短縮する技術を採し、位置情報をつける時点での使い勝手をよくしている。
・PMBを使った地図と写真の連動、Google Earth用ファイル出力などができるソフトウェアを添付することにより、位置情報を見る時点での使い勝手をよくしている。
といった点が見られ、とても興味の沸くデジカメだ。


 ところで。PMA2010で、カシオが興味深いデジカメを展示していた。デジカメWatchの記事に詳しいが、「方位センサーを含むモーションセンサーを導入し、GPSの信号が受信できない屋内などでも、正確な位置情報を記録し続けることができるのが特徴。カメラが移動していないときはセンサーが休止状態となり、バッテリーの消費を抑える仕組み」を持ったデジカメとのことだ。PNDで言うところの自律測位を持つということだろう。
 このアプローチも位置情報をつけるときの使い勝手を良くするものだ。どんな仕上がりになるだろうか、気になるところだ。
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ソニー、防滴コンパクトPND「nav-u NV-U35」

2010-02-27 21:49:09 | GPS


防滴仕様※1で、自転車走行中のルート案内や消費カロリー表示など サイクリングにも適した機能を強化 パーソナルナビゲーションシステム “nav-u” 『NV-U35』発売 (ニュースリリース)
ソニー、nav-uシリーズにコンパクト&防滴モデルの「NV-U35」 (Car Watch)
ソニーから3.5インチモニタの「nav-u NV-U35」--自転車や軽自動車にも (CNET)
自転車関連機能強化、防滴ポータブルナビ“NAV-U”「NV-U35」 (ITmedia)
【ソニー nav-u】IPX5相当の防滴性能を備えた新型を発表 (レスポンス)
ソニー、8GB/AV機能搭載の3.5型新nav-u「NV-U35」 (AV Watch)
ソニー、防水仕様で自転車走行中のルート案内もサポート nav-u 「NV-U35」 (マイコミジャーナル)
ソニー、新ナビモード搭載で「おでかけ転送」対応の防滴仕様“nav-u”「NV-U35」を発売 (Phile-web)

 ソニーは2月26日、nav-uシリーズの新機種「NV-U35」を発表した。3月13日発売。店頭予想価格は3万7000円前後(Car Watch)。
 3.5インチ(320x240ピクセル)液晶搭載。メモリー容量8GB。IPX5相当の防滴構造。112×17.8×79mm、176gと小型・軽量な機種だ。

 特徴は、
・IPX5相当の防滴構造
・自転車のナビモードとサイクルコンピューター
・NV-U75同様電子コンパスと徒歩のナビモード
・8GBとNV-U75レベルの情報量
と言ったところだろう。
 自転車モードは「自動車向けには案内しない狭い道や細街路など、自転車で走行可能なルートを案内する」とのことだ(ニュースリリース)。

 特に、自転車モードと防滴構造が大きな特徴だ。従来のような小型・軽自動車などでの用途に加え、プレスリリースにもあるように、自転車に大きくフォーカスしたモデルと言えるだろう。
 この他にも、NMEAやKML形式でログが取得できる、といった機能を持つ。

 機能的には上位の NV-U75 譲りでとても充実しているが、
・自律測位は非対応で、代わりに「POSITIONアシスト」がある。これは、例えばトンネルに入ったときにそれまでの速度と方向から自車位置を推測するような機能。
・VICSには非対応。
と言った違いがあるので、注意が必要だ。
 下記に、一覧表を掲載する。

機種名
nav-u NV-U3C

nav-u NV-U75

nav-U NV-U35
外付けGPSアンテナ××
大きさ106×78×17mm141×88.5×17.5mm112×79×17.8mm
重さ157g245g176g
液晶3.5(QVGA)4.83.5(QVGA)
地図データ格納場所内蔵4GB内蔵8GB内蔵8GB
地図縮尺25m~800km25m~800km25m~800km
外部メモリMemory Stick DuoMemory Stick DuoMemory Stick Duo
外部接続USBUSB
Bluetooth
USB
内蔵電池稼働時間4h3h4h
ワンセグ×××
その他ナビ以外機能JPEG音楽/動画/静止画音楽/動画/静止画
住所検索数3400万3500万3500万
ジャンル・周辺検索200万200万200万
電話番号検索1000万3000万3000万
地点登録200020002000
VICS×別売(光・電波・FM)×
自律航法×○(加速度・ジャイロ)×
オートディマー×
防滴××
バイク取付オプション自転車有×自転車有



 2009年4月発売のNV-U3Cの後継機となる。
 私は NV-U3Cに対しては、液晶を3.5型としナビ機能も他社並みに抑えることで小型化・低価格化を図ったモデルで、nav-u の特徴を持たない廉価版であると捉えていた。
 しかし NV-U35 は、「電子コンパスを使える徒歩モード」「防滴構造と自転車モード」「これらを活かせる3.5型液晶小型ボディ」と言った特徴を持つ非常に魅力的なモデルとなったと思う。

 防水機能を持ったナビは、GARMINのzumo550(IPX7)やXROADのRM-A4000(IPX3)などのバイク向けナビがあり、さほど充実はしていなかった。
(IPX3は鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない防雨形、IPX5はあらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない防噴流形、一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない防浸形。wikipediaより)
 自転車にもフォーカスした NV-U35 は、注目されるモデルになるだろう。
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ドコモのオートGPS

2009-11-16 23:51:25 | GPS
2009年度冬春モデルに新たなラインナップ20機種を開発および一部機種を発売 (ニュースリリース)
オートGPS対応iアプリ一覧 (ニュースリリース)
NTTドコモ2009年度冬春モデル発表会完全レポート (マイコミジャーナル)
いつでも自分のいる場所に最適な情報 - ドコモがオートGPSなど新サービス (マイコミジャーナル)
ユーザーの行動を分析するドコモのGPS連動サービスの可能性DIAMOND online
分離型にコラボケータイ、ドコモの冬春モデルもインパクト大 (ASCII.jp)
12Mカメラ、セパレートスタイル、防水・防塵、Windows Mobile 6.5――ドコモ、2009年度冬春モデル発表 (ITmedia)
ドコモに聞く「オートGPS」に対応したiコンシェル、どう便利になったのか (ケータイWatch)
ドコモの冬春モデルは“4つの進化”、「VERSION UP」とアピール (ケータイWatch)
ドコモ、「オートGPS」機能でiコンシェルなど機能拡充 (ケータイWatch)
フェムトセルで「個人を便利に」,NTTドコモが新サービスを開始 (Tech-On!)
写真で解説する「オートGPS」とiコンシェルの連携サービス (ITmedia)
オートGPS対応で、「iコンシェル」は新たなフェーズへ (ITmedia)

 ドコモは11月10日、2009年度冬春モデルを発表した。これと合わせて新サービス「オートGPS」を発表した。オートGPSの対応機はF-02B、N-01B、P-02B、F-01B、F-04B、N-02B、P-01B、SH-01B、F-03B、SH-03B。冬春モデル19機種中の10機種とおおよそ半分だ。冬春モデルの全てが対応している訳では無いので、特に PRIME シリーズ以外を購入するときには、注意したい。

 オートGPSとは、ケータイの位置をGPSで自動的に定期的に収集することにより、自動的にその場所に即した情報が提供されるようなサービスだ。例えば「終電が近くなったらお知らせ」「雨雲が出てきたらお知らせ」「付近の鉄道運行情報」「お勧めレストラン情報」など、その場所ならではの情報が自動的にメールなどで配信される。
 なお、このオートGPSを使ったサービスには2種類のタイプがある。ドコモのiコンシェルを使うものと、コンテンツプロバイダが直接供給するものだ。違いがあるということについては留め置いていただければと思う。オートGPSを同時に使えるアプリの数には限りがあり、iコンシェルとその他3つで4つのサービスがオートGPSを使うことができる。


 オートGPSを利用した代表的なサービスは、ドコモのiコンシェルだ。iコンシェルで利用できるサービスは下記だ。

・オートGPSインフォメーション
 現在地と現在時刻によって、コンテンツプロバイダが用意した情報を自動的に提供する。iコンシェル+オートGPSの、もっとも基本的なサービスと言えるだろう。
 提供される情報には、交通情報、周辺のおすすめレストランの情報、スーパーの特売情報、観光情報(ニュースリリース)などがある。
 例えばニュースリリースでは、JALやANAのサービスが紹介されていて、空港に近づくと予約便の運行情報や出発ゲートの情報、空港お役立ち情報などを案内してくれるそうだ。
 NTTドコモiコンシェル オートGPSインフォメーションを開始! (JAL)
 ANA携帯サイト(ANA SKY MOBILE)で新サービス開始! (ANA)

・オートGPSリマインド
 ある場所をあらかじめ設定しておくと、その場所に近づいたときに知らせてくれる。

・終電アラーム
 最寄り駅から自宅への終電が近くなったら知らせてくれる。

・ご当地マチキャラパスポート
 ご当地マチキャラパスポートのトルカを持っている場合に、その場所を訪れるとマチキャラをダウンロードできるようになる。
 トルカと組み合わせることができるのも、このサービスの重要な点。

・オートGPS気象情報/地震情報
 現在地の気象情報などが得られる。

・駐車場満空情報
「お出かけナビ」という機能で目的地を設定した場合、目的地に近づくと自動的に駐車場の満空情報を得ることができる。


 オートGPSにより提供されるiコンシェルに代表されるサービスは、いつも持ち歩くケータイならではの、位置情報を用いた画期的なサービスと言えるだろう。今後は行動ターゲティング広告のようなところにもつながるはずで、そういう点でも興味がある。
 わたしはドコモの905iユーザーだが、正直今のケータイにさほど不満を持っている訳でも無い。がオートGPSには興味があるので、迷いどころだ。



 さて、オートGPSを使うに当たって気になることの1つに、電池のもちがある。オートGPSは5分間隔で測位を行うためだ。これについては加速度センサーにより動きを検知し、動いていないときには測位が停止するようになっているとのことだ(ケータイWatch/ITmedia)。また発表時の資料(ケータイWatch)によると、基地局によっても移動しているかを確認するという。

 これに関連してだが、「携帯電話をポケットにいれて室内を歩きまわっている状態などでは、“移動している”とオートGPS側では判断する」(ITmedia)とのことだ。ただ衛星が見えないような地下街などでは時間をかけても測位できない。だからそのような場合はいくらがんばっても電池の無駄だ。しかし窓際であれば、少しがんばれば測位できるかもしれない。この点をどう折り合いをつけているのだろうか。

 そしてもう一点。GPS測位ができない場合に精度の劣る基地局測位の結果を代わりに使うことができるのか、も気になるところだ。


 最も気になることは、セキュリティかもしれない。このサービスを有効にし続けることにより、24時間365日、現在地をシステムに把握され続けることになるからだ。
「iコンシェル」については、位置情報はドコモのシステムにのみ送信される。iコンシェルでサービスを提供しているコンテンツプロバイダには提供されない。ユーザーの位置とコンテンツとのマッチングは、ドコモ側で行う。この点は重要だ。ユーザーにとってすれば、位置情報があちこちに出ていかないということは、完全にではないもののそれなりに安心はできるだろう。
 位置情報はiコンシェル以外にも、3つのコンテンツプロバイダによるiアプリとの連携ができる。「位置情報は、従来と同じように、コンテンツプロバイダへ通知される」(ケータイWatch)。コンテンツプロバイダ側にデータを提供する代わりに「iコンシェルよりもiアプリのほうがサービスの作り込みが可能で、iアプリのほうがより細かな位置情報に応じた情報配信が実現できる」(ケータイWatch)という利点がある。

 各種記事を読んでいくとiコンシェル機能拡張とオートGPSがセットとなることが多いため、「オートGPS=iコンシェル」で「オートGPSのデータはドコモのみに蓄積される」ように考えてしまいそうになるので、注意が必要だ。(逆にコンテンツプロバイダへの提供について触れている記事がほとんどないので、本当にドコモ以外にも提供されるのかと首をかしげてしまうくらいだ)
 このようなサービスに自分が慣れない内は、データの提供はiコンシェルにとどめておいた方がよいかもしれない。
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7インチ液晶搭載PND「PND-A7040」

2009-09-15 07:01:44 | GPS


 ハンファ・ジャパンは9月14日、7インチ液晶・4GBメモリ(SDカード)を搭載したPND「PND-A7040」を発表した。現在先行予約中で、キャンペーン価格は3万4800円。ただしこの価格は先着200個らしい。通常価格は3万7800円。10月中旬の出荷を予定している。
 本体サイズは188×25×120mm、重量は約372g。7インチにしては軽い。画面解像度はWVGAで、800x480ピクセル。
 GPSチップはSiRFstarIIIであり、感度には問題なさそうだ。

 住所検索は3400万件、電話番号検索は1000万件、名称検索・ジャンル検索は200万件と、検索データベースは十分そうだ。また、4GBのメモリを活かして詳細地図も搭載している。


 まだ情報が少ないが、その限られた情報と価格とを見ると、コストパフォーマンスは非常に高そうだ。ソフトウェアの完成度はどうなのか、興味のあるところだ。
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USB接続の小型GPSレシーバー「NAVI CLIP」

2009-09-15 06:39:49 | GPS
ミニノートPCを持って出かけよう!買ってすぐ使えるパソコンナビ「NAVI CLIP」 (ニュースリリース)
アイ・オー、USB接続のGPSレシーバ「NAVI CLIP」 (PC Watch)
アイ・オー、USB接続対応のコンパクトGPSレシーバー「NAVI CLIP」 (ITmedia)
アイ・オー・データ、USB接続の高感度GPSレシーバー (マイコミジャーナル)

 アイ・オー・データ機器は9月10日、USB接続のGPSレシーバー「NAVI CLIP・UMGPS/MF」を発表した。10月上旬の発売となる。価格は1万400円。外形寸法は22×66×14mm、質量17g。
 搭載しているチップセットは高感度で定評のある SiRFstarIII だ。

 特徴は、PC向け地図ソフト「MapFan.net」(1年間ライセンスつき)と、PC向けカーナビソフト「MapFan Navii」(30日間の体験版)を添付してきたことだ。
 ただし、MapFan.net の利用にはインターネットへの接続が必要だ。かつ、同社で従来販売してきたGPS製品(USBGPS2)に付属の Super Mapple Digital/Pocket Mapple Digitalは添付されない。


 従来製品に添付されていた Super Mapple Digital は、同梱されていた Pocket Mapple Digital が特徴的であった。この Pocket Mapple Digital はスマートフォンなどで用いられている Windows Mobile 向けの地図ソフトで、使用にインターネット接続を必要とせず、非常に使い勝手がいいソフトだった。

 今回の製品はこの PocketMappleDigital の添付をやめた代わりに、MapFan.netとMapFan Naviiを搭載してきた。特に、MapFan Navii体験版の添付がおもしろい。
 MapFan Naviiを試してみたいと思っているネットブックユーザーには、ぴったりではないだろうか?
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ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」登場

2009-09-02 22:42:07 | GPS
薄くて・軽くて・取り付け簡単、「手軽に使えるナビ」SSDポータブルナビゲーション「ゴリラ・ライト」を発売 (ニュースリリース)
三洋電機、薄く軽くなったPND「ゴリラ・ライト」 (Car Watch)
三洋、ワンセグ搭載5型ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」 (AV Watch)
三洋、手のひらサイズのSSD採用ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」 (ITmedia)
三洋、吸盤式車載キットを採用した薄型軽量ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」 (CNET)
三洋、ポータブルナビ「ゴリラ」に薄型のSSDタイプ「ゴリラ・ライト」追加 (マイコミジャーナル)
三洋電機がSSDポータブルナビ、ゴリラライト 発売…エコ運転診断も (レスポンス)

 三洋電機コンシューマエレクトロニクスは9月2日、ポータブルナビゲーションデバイス(PND)の新機種、「ゴリラ・ライト」NV-LB50DTを発表した。発売はかなり先で11月5日。店頭予想価格は4万5000円前後とのこと(Car Watch)。

 特徴は5型液晶を搭載しながら、4.5型のミニゴリラNV-SB360DTよりも薄く軽量であることだ。ニュースリリース中でもNV-SB360DTと比較されており、この後継機ということだろう。
 もう一点ニュースリリースには触れられていないが、GPS感度がゴリラシリーズ最高の-159dBmになっている。これまでのゴリラは-152dBmまでであったので、一般的なPNDに追いついたこととなる。
 また、アウトドアでの利用を想定し、電子コンパスを内蔵している。GPSの高感度化も、このアウトドアでの利用に合わせたものと思う。
 また、吸盤式の車載キット(ピタゴリラ)の採用で、取り付けや載せ換えが簡単になったという。ただ付属品を見ると例によって「パーキングブレーキ接続ケーブル」が同梱されている。

 なお Car Watch の記事では「ワンセグはSDカードに録画でき、予約録画も可能」とあるが、ニュースリリースには「ワンセグ放送の録画はできません」とある。


 さて、このNV-LB50DTと5.2型NV-SB530DT、旧機種となるNV-SB360DTとを比べてみよう。

機種名ミニゴリラ
NV-SB360DT
ゴリラ・ライト
NV-LB50DT
ゴリラ
NV-SB530DT
GPS性能-152dBm-159dBm-152dBm
大きさ128×85×26.2128×85×18.8139×86×24.5mm
重さ310g210g270g
液晶4.55.0V5.2
地図データ格納場所内蔵4GB内蔵4GB内蔵8GB
地図縮尺詳細地図無し詳細地図無し詳細地図・立体表示有
外部メモリSD(16GBまで)SD(32GBまで)SD(32GBまで)
内蔵電池稼働時間4h3.3h3.3h
ワンセグ
その他ナビ以外機能MP3/WMA/JPEGMP3/WMA
MP4/JPEG
MP3/WMA
MP4/JPEG
住所検索数3400万3500万3500万
ジャンル・周辺検索450万450万450万
施設名検索1000万1000万
電話番号検索4000万4000万4000万
地点登録300500500
VICS×××
自律航法×××
通信機能×××
発売日08/0509/1109/04


 こう見ると、NV-LB50DTはNV-SB530DTの廉価版とも言える。ゴリラシリーズは国内他社のPNDと比較すると高めにシフトしたラインナップであったが、NV-LB50DTならば発売時からSONYのNV-U3Vなどとも価格的に張り合えるようになりそうだ。ゴリラのPNDとしてのポテンシャルは非常に高く、注目される機種になるだろう。

 ミニゴリラ「NV-SB510DT」はゴリラ「NV-SB540DT」「NV-SB530DT」に代替わりし、ミニゴリラ「NV-SB360DT」はゴリラ・ライト「NV-LB50DT」に代替わりした。これにより、新しい機種でミニゴリラを名乗るものは無くなってしまった。
 このまま、国産PNDとして名高いミニゴリラは無くなってしまうのか。それともSONY NV-U3Cに相当するような、より廉価版の機種などに引き継がれるのか。まだまだゴリラ動きには注目だ。

 それにしても、2ヶ月後に発売とは、やたらと先の話だ。「NV-SB360DT」や「NV-SB540DT」「NV-SB530DT」は月頭に発表され、月内には発売されていたのだが・・・

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Viliv X70紹介記事紹介

2009-09-01 07:28:51 | GPS
Brule「Viliv X70」~7型ワイド液晶搭載のGPS内蔵UMPC (PC Watch)

 GPSつきUMPC、Viliv X70のレビュー記事。
 地図やらGPSについてはほとんど触れられておらず一般的なPCとしてのレビュー記事ではあるが、購入検討時には参考になりそうだ。
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Foretrex 301とForetrex 401

2009-08-30 11:31:58 | GPS
Garmin Announces Rugged, Waterproof Foretrex 401 and 301, Wearable Navigation that’s Easy to Use in Tough Conditions (ニュースリリース)


Foretrex 301とForetrex 401

 GARMINは2009年6月にForetrexシリーズの新製品、Foretrex 301とForetrex 401を発表している。既に国内でも発売されている。Foretrex 101の高感度版となる。
 腕時計型のGPSレシーバーだ。43x75x23mm、87.3g。IPX7の防水性能を持つ。DGPSに対応している。軌跡記録数は10,000ポイント。単四乾電池2本で駆動するが、USBケーブルからの給電も可能だ。
 Foretrex 401は電子コンパスおよび気圧高度計を持ち、電池のもちは約17時間。
 Foretrex 301は電子コンパスおよび気圧高度計が無く、電池のもちは約18時間。

 わたしが持っていた Foretrex 101は43.2x83.8x22.9mm、74g。電池寿命は約15時間であった。Foretrex 301/401は101に比べて10g重くなったが、幅が若干短くなり、電池のもちが良くなり、高感度となり、さらに Foretrex 401に至っては電子コンパスと気圧高度計まで備えてきた。
 以前 Foretrex 101を検討したときには電子コンパス・気圧高度計を持つ Geko301 と悩んだので、Foretrex 401 の登場はうれしい。

 Foretrex 301とForetrex 401はGARMINの高感度GPSロガーの中では最軽量となる。また他社の多くのGPSロガーと異なり、防水性能を備えている。また電子コンパスおよび気圧高度計を持っている。これにより、GPSロガーに求める用途によっては、有力な選択肢の1つとなりそうだ。
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Googleが渋滞状況提供、ケータイからプローブ情報収集(海外記事)

2009-08-27 23:58:21 | GPS
The bright side of sitting in traffic: Crowdsourcing road congestion data (Google Mobile Blog)
Google Maps、州道などの渋滞状況を表示 携帯電話から位置や速度情報を収集 (CNET)
 Google は8月25日、アメリカのハイウェイおよび幹線に対して、渋滞情報の提供を拡充すると発表した。
 これは、ケータイ+Google Mapsアプリによる、プローブ情報(この場合は、位置と速度)の収集により実現している。Google はこれを、crowdsourcing であるとしている。そのデータ送信トリガは、Google Maps で「My Location」を実行することによるという。
 ただし、iPhone はプローブ情報収集機能に対応していないとのことだ。

 位置情報を収集すると聞いて気になるのはプライバシーだが、Google のブログによると(英語力が無いので断定はできませんが)匿名化し、ある特定のケータイの動きが分かることは無いよう、十分考慮しているようだ。また、情報送信を拒否することもできる(ただし、My Location は使えなくなるとのことだ(CNET))。

 日本のサービスでは、ホンダやパイオニア(スマートループ)はじめ、ケータイ向けでも全力案内!などでプローブ情報を収集し渋滞情報の提供に役立てている。
 日本でも、Google がプローブ情報を収集するときがやってくるのだろうか。
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エアーナビAVIC-T10 アップデート延期

2009-08-26 18:05:58 | GPS
「エアーナビ AVIC-T10をご愛用のお客様へ」~バージョンアップ(ダウンロード版)発売遅延のお知らせ~
案内ページ

 本日8月26日に予定されていたエアーナビAVIC-T10のアップデートは延期になった。
「開発の遅れにより、発売を遅延」とのことで、現在発売日は未定になっている。
 SD更新版については、案内ページ上では8月下旬発売のままとなっている。
 昨日エントリの通り、本日アップデートを実施するつもりだったのだが、残念だ。
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