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迷歩録   おしはかる

2017-03-27 13:45:22 | 日記
  <strong>稀勢の里  手負いとなって  強さ見せ  連続優勝  見事人生



                                ひのひら  ろくべえ



    「おしはかる」ある物事に関係する事柄から、未知のことに見当つける。という事である。

    今の国会で話題となってる忖度もその一つである。その他にも推理、推測、推量、推論、推察、推考などの

    言葉が存在する。

     ある情報を、分析して論理的に推論することから、感覚的に思い込み相手に有利になるよう推し量るとい

    うことである。日本独特のおもてなし文化もこの「おしはかる」という価値観に基づいた行動ではないだろ

    うか。

     つまり、同義語である忖度という行動は悪いことでもなく、当然ありゆる行動であることをなのだが、そ

    の、行動が不平等ということになっていることが問題なのではないだろうか。忖度ができる人は、よく気が

    つく人、痒い所に手が届く人などと称賛される。しかし、この「おしはかる」心は、両刃の剣であることも

    事実で、やりすぎてしまうと反感をくことにもなってしまう。このように考えると。より近い人間関係で起

    きてしまうという事ではないだろうか。

     対人援助職で起きうる問題でもある、クライアントの気持ちを推し量り行動したことが、他のクライアント

    から見ると、えこ引きに見えてしまう事も事実ではないだろうか。そうならないためにも細心の心配りをしな

    がら行動することが大切と言う事ではないだろうか。

     公人や私人という前に自分の存在がどのような立場なのか、自分の行動は、どのような影響力を持ついのか

    「おしはかり」行動することが基本であろう。その点から、総理大臣、総理大臣婦人の行動が軽軽であること

    は、誰が見ても明らかなのだが、終始言い訳に埋没し、そのことを擁護する国会議員という事になるのではな

    いだろうか。

     いずれにしても、「おしはかる」という行動そのものは、とても優秀で素晴らしい行動であるが、そのやり

    すぎには、気をつけなければ、人間関係の破綻に繋がることがあるという事を学びとりたいものである。