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迷歩録  さくご

2017-03-03 09:28:00 | 日記
  青空や  鶯の声  吸収し  温もり伝え  花や咲かすかな


                           ひのひら  ろくべえ



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    「さくご」(錯誤)とは、あやまり、まちがい。事実と観念とが一致しないこと。現実に起こって

    いる事柄と考えたことが一致しないこと。(広辞苑)とある。よく使われる言葉に時代錯誤という

    言葉はよく耳にする。

     時代錯誤もはなはだしいのが、今マスコミで話題になってる土地取得問題、学校設立に必要な土

    地(国有地)を安く購入にしたという問題である。この学園の教育方針がまたすごい、戦前の教育勅

    語などを活用しての教育方針と聞く、戦前の教育現場に逆戻りしたかのような教育、この学校の名

    誉校長が、総理大臣婦人とはまたまたビックリである。

     いずれにしても、時代錯誤はなはだしいのではないだろうか。一連の報道を見ていて、頭に浮か

    ぶのは時代劇ドラマ水戸黄門である。越後屋(悪商人)と悪代官が、密約を交わし庶民をいじめる

    話である。この土地取得学園問題には、そのようなイメージが付きまとう。

     時代錯誤が織りなすドラマというような雰囲気がある。いずれにしても対人援助の教育の場で社

    会的偏りがある教育というものが、その後の時代をどのように導くかは、日本人は体験済みのはず

    だが、江戸時代に帰ったような交渉を重ねてまでも、時代錯誤な教育をしたいという情熱には感心

    するが、その裏にはお金儲けというからくりが潜んでいる。という事は教育は金儲けの手段に過ぎ

    ず、利用しただけと考えられても仕方がないであろう。そのような場に総理大臣婦人が顔を連ねて

    いる。日本の教育が再度曲がった方向に向きかかっているのではと心配をする。

     対人援助教育、福祉、医療の場での思想教育というものは、次の時代をつくる大きな礎、その礎

    を揺り動かす大きな事件ではないだろうか。

     「さくご」という、わずか三文字の言葉であるが、この言葉は時代を動かすほど重い、そのこと
   
    を援助職に携わる者として噛み締めておきたいものである。

     時代錯誤とはアナログニズムとはを常に考え、その中で行われし援助とはいかがなものなのかを

    我が胸に問ながら日々の活動を続けたいものである。