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解釈

2014-01-31 18:28:16 | インポート

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  雨の後  生駒霞て  寒さかな  梅花開き  近づく歓喜
                                        ひのひら  ろくべえ


 
    「夏下冬上」という四字熟語がある。これは炭火を起こす時の

   教えで、夏は種火を炭の下に置き、冬は種火の上に置くという

   ことを意味しているらしい。先人の知恵である。しかし今の時代

   あってない言葉となろうとしている。アウトドアを好きな人でも、し

   らないのかもしれない。しかしこの言葉を人間世界に置き換えて

   見ると、どのようになるだろうか。夏は暑い、つまりテイションが高

   い人とすると、そのような人とかかわる時は、下からかかわる方が

   良いという事にもなる。つまり低姿勢でかかわることが、良き結果を

   もたらすことに繋がると考えることもできる。

     次に冬である、冬を人間に置き換えると、テイションが低くなって

   いる人という事もできよう、このような人とかかわる時は、上から見

   守るように、徐々に上から暖める感じでかかわるという事になるだろう。

   つまり、人とのかかわりを教えた四字熟語という事にもなろう。

   言葉とはそういうものではないだろうか。四角四面の解釈だけ

   でなく、自分なりに解釈を広げていくことも、またいいのではな

   いだろうか。既成概念だけを正しく捉える狭義の理解でなく、

   広義に捉える理解も許されることを、望たいものである。