寒き朝 陽射しを受けて 水仙や 我が身透して 喜び与ゆ
ひのひら ろくべえ
対人援助職の基本に観察力というのが一つあると思う
この観察力を発揮して、いち早くクライエントの状況に対処
することができるならば、とても素晴らしい対人援助職者と
言ううことにもなろう。
「飛耳長目」(ひじちょうもく)の持ち主という事にもなれば
周りからも、クライエントからも尊敬と注目を集めるであろう。
つまり、飛耳(ひじ)とは、遠くの物音までよく聞き取ることが
できる耳の意味、長目とは遠くのものまでよく見ることので
きる目のことだが、ただ単に身体能力だけの問題ではなく
精神的にも「飛耳長目」でありたいものである。そのためには
クライエントはもちろん、ありとあらゆる情報を有効的に集め
る。そして、その情報を相手のために活用できる力を備える
ことができることを、現代版「飛耳長目」といううことができる
のかもしれない。
たかが観察されど観察である。この観察の力を向上させる
ことこそが、対人援助職のスキルそのもののアップという事な
のかもしれない。磨きたいものである「飛耳長目」を。