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2014-01-27 15:08:35 | 日記・エッセイ・コラム

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    寒き朝  香り届けし  蝋梅や  黄色い我が身  陽に透かすかな
                                             ひのひら  ろくべえ





    
 「握れば拳、開けば掌」という言葉がある。

  同じものであっても、気持ちの持ち方、受け取り方で、自分の

  生き方までもが変化することがある。

    この「握れば拳、開けば掌」という言葉もそんなことを現して
 

  いるのではないだろうか。

     人といううものは、視えるものを、どのように捉えるかという

   脳によって、その価値観は変化する。そんな曖昧な価値観を大

   声あげて護ることが必要なのか、どうなのか、不思議に思うこと

   がある。自分の価値観は自分の価値観、他人が形成した価値観

   ではないのである。当たり前のことではあるが、時に人間は他人の

   価値観の中にいて、そのことを護ろうと、必死になっている時がある。

   そんな自分に気づいたとき、なんだか羞恥心が働き、恥ずかしい

   思いに駆られる時がある。人というものは、他人の価値観なのか

   自分の価値観なのか、わからない時が多いのであろう。

     先ほどの言葉「握れば拳、開けば掌」という言葉も、たかが手のこと

   と感じるか、されど手のこと、さらには価値観のことと感じるかで、随分と

   変わってくる。大切なのは自分はどのように思い、考え、感じるかという

   ことではないだろうか。手は万能の道具、手あればこその知能、という

   こともできよう。その深き価値観を噛み締め生きていたいものである。