貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

震災関連11

2011-04-01 21:59:30 | 東日本大震災
震災発生から3週間、未だに行方不明の方の正確な数がつかめていない状態で、
いわゆる「犠牲者」の数は3万人を超えそうです。
なんとも痛ましいことになってしまいました。

ただ、不謹慎かもしれませんが「東北だからそれぐらいで済んだ」という側面もあるようです。
特に三陸沿岸は、地震・津波に対する備え・心構えが他の地方とは全く違い、避難方法一つとっても
本当に「イザというとき」にどう行動するか?、ということが↓のコラムに書かれています。
「ひとつになろう」より「てんでんこ」がいい』

この4ページ目の後半に、非常時には「集団で避難」するのが必ずしも正しいわけではなく、
「個人がそれぞれの判断で避難」することがよい場合もある、との記載があります。
たとえば、学校で校庭に集合し点呼をとっている間に「逃げ遅れる」ということもあり得ます。

もちろん、そういった判断ができない小学校低学年以下の子供たちには適切な指示・誘導が必要ですが、
非常時には、運動会の行進みたいな「統率のとれた避難」が必ずしも有効ではない、と肝に銘ずべき。

他の地方、例えば東海地震で同規模の津波が襲った場合、犠牲者の数は数倍になるおそれがあります。
(人口の集中度、地形などから)
耐震強度を上げる、避難場所を徹底することだけではなく、「逃げ方」にも考慮すべきでしょう。
そして「いかに短時間で避難するか?」という検討も必要で、こんな記事がありました。
 市議の遺言、非常通路が児童救う
近い将来必ず起こる「東海地震」「東南海地震」のとき、何万人も犠牲者を出してしまったら、
今回の震災で犠牲になった人々に申し訳がたちません。

また『想像力が大事』という話になってしまいました