貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

夭折

2005-04-22 09:10:21 | 訃報
やりきれない出来事がありました。

19日夜、娘(高3)の高校の野球部員が飲酒運転の車にひき逃げ(犯人は逮捕されましたが)され、翌未明亡くなったという事件がありました。地元紙の記事は、こちら
娘(ある武道の部活、インタハイには出られそう…)と同様、毎日暗くなるまで練習して「甲子園」を目指して頑張っていたエースだったそうです。成績もトップクラス(娘の話)だったとか…
私には詳しく話しませんが、娘の「カレシ(笑)」が同じ野球部員で顔見知りだったせいか、帰宅するなり「ショックやぁ」って言っていました。
昨日お葬式で、娘の同級生(バッテリーを組んでいたキャッチャーで、主将)が弔辞を読み、参列した娘も「何度も泣いた」そうです。親御さんの心痛を思うと…

甲子園を狙える強豪高だろうが、一回戦敗退が常の弱小チームだろうが、彼らの「今」しか見られない夢に向かって頑張ることが「青春」そのものであり、一生心の支えにもなるのではないでしょうか?
夏の炎天下、また木枯らし吹きすさぶグラウンドで白球を追う日々が、いくつになっても「心のアルバム」のトップページに飾られ、逆境に遭っても「あのとき、あれだけ頑張れたんだから…」と這い上がる原動力になり、また「一生の友」をも得られる貴重な時間、ともいえると思います。
これは他の部活や学校行事などでも同じでしょう。
それだけに、17や18で死ななくてはいけないなんて、あまりにもむごい…

親より先に死んで(逆縁っていいます)はいけない、とよく言われますが「青春真っただ中」の子供を持つと実感としてわかります。
姉の場合は3年間の闘病(ガンと告知されていた)という、いわば「心の準備」の時間を与えられましたが、それでも独り暮らしのオフクロのさびしさ、悲しさは想像に難くありません。
まして事故なんかだったりしたら、親は何もしてやることができず「ああしてやれば良かった」とか「ああさせてやれば良かった」と後悔ばかりが残るといわれます。

同い年の子を持つ親の一人として、今はただ彼の冥福を祈ります。



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2 コメント

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Unknown (もも)
2005-04-23 02:55:32
酷いことですね。まして飲酒運転なんて。たまたま今日テレビで警察の番組を見たのですが、スピード違反・飲酒運転などをして捕まっても反省していないのです。それどころか警官に悪口雑言をあびせたりしていました。それで人をはねたりしたらどうするのでしょう。一生かけても償えないことです。一度でも飲酒運転で捕まった場合は免許取り消しでもいいと思います。簡単に人の命を奪ってしまう可能性があるのだから。親御さんのお気持ちは想像を絶するものと思います。考えるだけで胸が痛くなります。
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Re: (himekou43-e)
2005-04-23 10:08:42
本稿では触れませんでしたが、実は数年前にも同じ高校の母娘2家族4人が、飲酒運転の大型トラックに挟まれて即死、という事件がありました。

機会があれば、いつか触れてみたいと思っていました。

私はアルコールを飲まないし、節度のない飲酒で人に迷惑どころか危害まで加える人(それを許す仲間を含めて)を憎みます。



せっかく戴いていた「もも」さんからのコメントに返信していませんでしたので、夜なべ(笑)していくつか書き込んでいます。

ごらんになってください。
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