貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

殉職と狙撃

2007-05-20 23:48:50 | 季節の話題
5月19日付天声人語は、愛知県の立てこもり発砲事件で殉職した警察官、
林さんの記事で、本当にお気の毒としか言いようがない。
まだ小さい子どもさんを残し、さぞ無念だったでしょう。
改めてご冥福を祈ります。
遺族には充分のことをしてあげてもらいたいものです
最前線の警察官(ご家族も)は、大なり小なり「殉職することもあり得る」という覚悟を
されているとは思いますが、それにしてもむごい話です。

こんな事件が起こるたびに思い出すのは、昭和45年の「瀬戸内シージャック事件※」です。
私が神戸に復職直後の事件で、年配の方はご記憶でしょうが、犯人は狙撃され死亡。
テレビでその中継映像が流れ、ショックを受けました。
 ※Wikipediaで検索すると概要が分かります。
  ちなみに、youtube.comでニュース映像も視られます

狙撃された瞬間、まだ若い犯人の「何が起こったのか分からない」といった表情を
ずいぶん経った今でも思い出します。
家族の説得に応じなかったということで、自業自得と言ってしまえばそれまでですが…

報道によれば、容疑者の男は命乞いをして出てきたとか。
率直な感想は、「キタネェ野郎や!」です。
人に銃口を向けたら、自分にも向けられる、というくらいの覚悟をせぇーや。
私が裁判員だったら「死刑」を意見具申します。
子どもの成長を楽しみに、明るい未来を夢見ていた若い警察官が殺され、
運良く狙撃もされず、のうのうと生き残った犯罪者、落差がありすぎる。

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2 コメント

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私も (もも)
2007-05-23 01:34:15
シージャック事件はっきりと覚えています。
人間が撃たれるところを初めてみた衝撃、ショックでした。
人の命といいうものを感じた瞬間でした。
あの場面は頭から消えません。

それに比べ今回の人質事件はやきもきして見ていました。
何故、撃たれた警官を何時間も助けられないのか。
殉職された方は何故撃たれなければならなかったのか。
あれだけの人数がいて盾もあったのに何故・・と。
それに最後に人質もいなくなった時点ではあれほど時間をかけずに足などを撃って捕まえても良かったのではないでしょうか。
乱暴な意見かもしれませんが日本は加害者を保護し過ぎます。
被害者より保護しているようにさえ思えます。
罪を犯した者、ましてや殺人を犯した者にはもっときびしくすべきです。
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意見が分かれる (讃岐の団塊オヤジ)
2007-05-23 10:11:54
意見が分かれるところなので、あえて本文では書きませんでしたが、瀬戸内の事件後「狙撃した警察官が『殺人罪』で告発される※」ということがあったそうです。
 ※告発したのは、北海道の弁護士。当然警察官は無罪
結果、及び腰になった(あとでメンドウなことになるよりは、と)のか、こんな「現行犯」のいる事件でも、発砲命令がなかなか出ないらしい。
>日本は加害者を保護し過ぎ…
同感です。だから犯罪者が警察をナメきったようなことをやり、そのために「泣き寝入り」を余儀なくさせられる人が後を絶たないのではないでしょうか?。
だいたい無差別殺人なんて、これ以上の「人権無視」はないという犯罪者に、窃盗犯なみの人権保護(死刑廃止論者の一部など)をいう人たちの論理が分からない。
今回の容疑者も報道によれば「殺すつもりはなかった」なんて供述しているらしいですが、そう言えば「死刑」を免れる、と入れ知恵した奴がいたかも…
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