一箱410円

毎日バタバタして、やっと手をつける気になりました(笑)
「一箱410円」とはご承知のとおり、今月１日から値上げされたタバコ※の価格。
　※私が吸っているのは「マイルドセブン・ワン（100S）」
今回は史上最高の値上げ率とかで、ケチな私も３パック買い溜めしたりして

まぁ、タバコの害についてはここではいいとしましょう。
「中毒」と名のつくものが体に良いわけは無い、というのも認めます。
しかし、「百害あって一理なし！」のシュプレヒコールには『なんだかなぁ…』

①適正価格は、600円～1,400円
　タバコ税収（約１兆９千億円）などと医療費などのコストから算出したそうです。
　タバコは「悪」と決め付けてるどっかの学者さんの試算ですから、バラツキがありますなぁ(笑)
　値上げすればするほど喫煙率が下がり、とんでもない価格になればますます減収になるのは明白、
　今回の値上げでは約２千億円減収になるとか。

②アルコールとの比較
　酒飲みには、ビールや日本酒が上がれば、発泡酒や焼酎にシフトするという選択肢がある。
　タバコの場合、長年吸っている銘柄を安いのに変えるのは「嗜好品」という性格上難しい。
　ちなみに、酒税の税収は１兆４千億円ほどらしいので、我々の方が高負担。
　アル中はもちろん、酒が原因で病気になった人の医療費ってどれくらい？
　そうそう、喫煙者同士でのケンカはないけど、酔っ払い同士のケンカはしょっちゅう。
　そのケガの治療費も計算に入れないと(笑)
　どっかで見ましたが、「喫煙者の医療費を非喫煙者が負担するのはおかしい」って。
　それなら、『アルコールで肝臓を壊した連中の医療費を、非飲酒者の私は負担したくない！』。
　
暴言はこれくらいにして、同じ10月１日にあった国勢調査に関連した話を。
先月の「敬老の日」前後にされた報道によると、80歳以上の高齢者が826万人とか。
５年前の国勢調査のデータで、75歳以上の人口は約1,160万人。
生存率は71％ということになりますが、このままいけば５年後には664万人×0.9※がプラス、
1,200万人足らずとなり、日本の総人口の一割が80歳以上となるわけです。
　※75～80歳の人口、前々回の調査から同年代の生存率を推測
そこで「老人医療費」がひっかります。
ウチの母は87歳、今年の医療費の個人負担額は９月までで約２万４千円足らず。
後期高齢者なので１割負担ですから少ないようですが、実際の医療費は10倍かかっているわけで、
このままいけば「年間30万円」という計算になります。
ウチの母が平均的なのかどうかは分かりませんが、多いほうではないでしょう。
もし826万人の高齢者に同じだけ医療費がかかっているとすると約２.5兆円※です。
医療費抑制のため年寄りは治療するな、という意味ではありません。
ですが、年齢に関係なく「適正な医療」がされているのか？、という疑問が残ります。
そこにメスを入れれば、１～２兆円は浮くんじゃないか？、と。
　※後日訂正：ヒト桁間違えてました。お恥ずかしい