貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

母退院

2011-02-21 04:23:20 | 家族のこと
日付が変わったので昨日、母が退院しました。
おかげさまで、手術痕はきれいに治っており、床ずれもずいぶん良くなっています。
お見舞いのコメントをくださった皆さんに、改めて厚くお礼申し上げます

肝心の手術・入院費用ですが、後期高齢者の「高額医療費…」の適用を受けられるので、
月額MAX.44,000円で済みました。(食事代の自己負担分を除く)
ただ領収書を眺めていて『複雑な思い』が…。
費用が軽減されるのはありがたいことではあるのですが、
「差額はいったい誰が負担しているのか?」と考えこまざるを得ません。
手術…約70万円、入院費…約115万円を筆頭に、医療費の総額は200万円以上!。

本来なら高齢者の1割負担でも20万円、一般の3割負担なら60万円。
我々の年代ならば、生保の医療保険(入院特約つき)という二重の備えもできますが、
だいたいは80歳になると新規加入できません。
健康保険といっても「打出の小槌」というわけではありません。
加入者の支払う保険料と企業などの負担分、そして税金で賄われているわけです。
それが医療の高度化、少子高齢化の相乗効果で年々膨れ上がっている現実があります。
前述の「高額医療費…」が健保財政の逼迫で、縮小(=負担増)或いは廃止にでもなれば、
高齢者など低所得世帯にとっては「医者にかかるな!」に等しいことになりかねません。

折りしも来年度予算の審議がにっちもさっちも行かなくなり、お先真っ暗。
主導権争いに明け暮れる国会議員、それを冷ややかに眺めている厚生労働省の高級官僚。
加速する高齢化社会を『なんとかしなきゃ』と考えているのがどれくらいいるのか?

ちなみに、前に書いた「睡眠導入剤」や発熱時の坐薬が処方されていましたが、
使わなかったから、とほとんどそっくり持って帰ってきました。
これも無駄な医療費になるんじゃないか?、ブツブツ…(笑)