ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

自然観察の日々

2018年04月05日 | Weblog
真っ黒に日焼けしています。

息子と毎日のように、できるだけ手つかずの自然の中に入っていき、観察をしていましたから。



息子はほ乳類の足跡や痕跡を探しに。

(アニマルトラッキングと呼ぶそうですね。)

わたしは樹木を深く知るために。


ノートとペンを持って、それぞれ何かに夢中です。




あちこち出かけてみてわかったのは、

わたしたちが心底満足できる森には、カモシカがいること。


まだどこか、かすかなものでいいから、神聖さが残されている森。

人の踏み込めない、深い領域が残されている森。



そんな深さに触れることは、そうあちこちでは出来ないのですが、

実家の裏山で、それが叶います。


この冬、カンジキで森を歩いた息子が、カモシカの足跡に出会いました。

わたしの父も、カモシカを時々見ています。



そういう森には、威厳がある。

手をあわせたくなるような、降参したくなるような、気高さがある。

深入りしたらいけないという、恐ろしさがある。


その威厳や恐ろしさを感じる時、わたしは、深い満足感に満たされます。




今日も、どこかの森に、わたしたちは居るでしょう。


ノートを持って、感嘆しながら、何かに見とれ、教えられているでしょう。

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