女友だちが、恋をしています。
彼女は、わたしと同年代。
いい感じのお歳です。
でも、恋は、いつも初めてだから。
初々しく、可愛らしく、きれいな、彼女です。
恋は、わからなくて、こわくて、せつなくて、うれしくて、輝いている。
悩んだり頬を染めたりする彼女を見ながら、わたしは、懐かしい恋を、辿っていました。
初恋の人とも、成人してから出逢った人とも、別の道を行くことになりましたが、
不思議なことに、同じことを、言われました。
ずっと、ひまわりのようでいてほしい、と。
その言葉は、折に触れてはよみがえり、わたしを励ましてきたように思います。
歳を重ね、どちらかというと、野花に近いようなわたしになりましたが、
ひまわりのように、まっすぐに、笑顔を忘れないように生きなくては、と。
そうすることは、感謝でもあると気づきました。
出逢いと、痛みと、思い出と、素敵な夢への。
今日、またひとつ、歳を重ねます。
恋する友だちを応援しながら、
わたしは、これからも、ひまわりを抱いて。