ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

去りゆく夏に

2017年08月29日 | ばあやの本棚

昨日、散歩の途中で見つけた セミの抜け殻 

 


今年は、蝉の抜け穴がとてもすくなくて、毎年耳をつんざくような蝉の声は
あまり聞くこともなかったような・・・


日曜日(27日)に、男声合唱団の定期演奏会へ。

  ★ おおむたグリークラブ

     

じいやのガイド仲間の さんが出演されるとのことで、かねがねチケットを
いただいていたので、早目に文化会館へ。
すでに駐車場は満杯近く、人気のほどがうかがえた。

奥の方に辛うじて駐車できて、ホッ


 ロビーは入場をまつ人であふれて、開演前の2時間を気長に待つ。
後期高齢者とおもわれるご婦人の仲良しさんたちの
にぎやかな談笑にまじり
老夫婦二人つれが目だったのにはちょっと意外だったが、
古いファンなのだろうね。

じいやは都合でこられないので、私ひとり・・・大人しく待っている。

幕が開いた
ステージは男性ばかり20名、女性指揮者が珍しく感じた。

第一ステージ(中島みゆきソング集)からはじまり、第4ステージまで
たっぷり2時間の多数の曲目に耳をすました。


なかでも第3ステージの『日本民謡』
アカペラによるもので男性らしい太い低音と
遠くからしずかに、そしてせまってくるような低い響きは

こころがあらわれるような雰囲気で
じっと耳をすまして聞いていた。

78歳のさんに思ったのは
数年前から心臓ペースメーカーを装置、最近は前立腺がんの手術をうけて
みごとに回復されたとみえて、顔色もいいようで少し安心した。
しかし、感動をおぼえたのは・・・
合唱団全員が、楽譜を持ってあったのにもかかわらず、

さんは、楽譜は手にもたずに全曲を歌われたことだった。

少し背を丸め、右肩を斜めに落としながらもしっかりと右足で
体を支えながらの2時間を歌い上げられた。

 

なりやまないアンコールの拍手に、再び幕があがった。

 

そして、観客もいっしょにうたった・・・

『夏の思い出』

夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径(こみち)

水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空

夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 野の旅よ
花のなかに そよそよと
ゆれゆれる 浮き島よ
水芭蕉の花が 匂っている
夢みて匂っている水のほとり
まなこつぶれば なつかしい
はるかな尾瀬 遠い空


じ~んと胸にきて

夏よ さようなら・・・

コメント (10)
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