ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

異変

2005年06月30日 | ばあやの本棚

今年の梅雨はやっぱりおかしい。入梅宣言もどこ吹く風、いっこうに降る様子もない。
「いつ降ってくれるのやら」と夫はからいもの苗植え付けができずに毎日空を眺めて・・・

南側は畑からつづいて一面のたんぼ、今、田植えもすみ青田がひろがっている。
そのむこうには△山、そして雲仙の山も遠くに雄姿を見せてくれている。
今日はめずらしく朝6時ごろ目がさめた。

窓から外をみていたら畑の中から白い煙がみえた。
  あ、枯れ草をやいている煙だ。そばで人影が・・・
  あ、M雄さんの奥さんが、帽子をかぶって一心に枯れ草を焼いている。
  あれ、M雄さんは?


・・・タバコをおいしそうにふかしながら、耕した畑を満足そうに眺めて、
また畑の手いれに腰をかがめていたM雄さん。

パソコンもやっていた。
「自分で本をみて立ち上げたよ」とうれしそうに私に。

時々「一寸わからんところがあるけん、教えて!」とも。
   「孫にメールば送るのがうれしか~」と報告も・・・

病しらずのM雄さん。
前日まで奥さんを病院に連れて行き、午後から友人と共に近くの温泉にも
行って来たのにと、あとから親族のかたがさみしそうに話しておられた。

81歳。思いがけない突然の旅立ち。町内会長さんからの伝言に耳を疑った。

M雄さんの丹精込めたグリンピースがいっぱい実った。そして今きゅうりの花が・・・
しかし今年は一粒も手にすることはできなかった。

あんなに元気だったのにと思うと、お気の毒にと思うばかり。

今日もやっぱり窓の外をみるとM雄さんの姿をさがしている。

「よし!M雄さんの畑の草を刈ってやろう」夫が立ち上がった。



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あさり貝で一杯は うまか~

2005年06月25日 | ばあやの本棚
「ね、ね、これあさりよね」

「うん、あさり貝たい」

かますの失敗もあるから、妙に念を押す癖がついた。

「また、海にいってくるけんが~」

「今度はどこにやると?」

「え~っと、近所は全部やったけんが、あとは・・・」

きゅうり、とまと、ジャガイモ、ピーマン、その他いろいろ畑の作物、海産物などをご近所に。

「いつもおいしかもんば、こげ~んもろうて」

夫は今日もまたうれしい汗をかく。

今、あさり貝はあまり大きくはないが、味はしまって美味しい。純有明海産ですぞ。

お風呂にはいって  父の日プレゼントの焼酎で一杯!いや今日は2杯かな?

「余は満足じゃ~」
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方言もまた一味あり・・・

2005年06月23日 | ばあやの本棚

小中学校の同窓会、卒業以来 半世紀以上もすぎると、先生よりも頭が白くなったり、
うすくなったりのだんしが(ここであえて男の子をだんしと呼びたくて、すみません)

  「おい!ありはだりかい!」(あの人は誰かと質問です)
  「あぁ、おまえか!  あんまりこんけんが(来ないから)わからんやったばい」
  「おまえは成人式はすんだか?ほんなら酒ば飲んでよかた~」  


先生と生徒の見分けは慎重にしないとわかりません。  

こんなことは珍しくもありませんが ばさらか、賑わいます。
ガキ大将に戻って、おりが(俺が)おまえがと2次会までノンストップ、おもしかぁ~(おもしろい)


・・・夫は鍵しっかり、もう眠っていました。

 
梅雨が明けると大牟田の夏祭り!大蛇山の出番です。 








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再開店いたしました。

2005年06月21日 | ばあやの本棚
      
 
入梅宣言はどこへいったやら

このところのカンカン照りで、
「水をくれ~~っ」

畑が悲鳴をあげています。

おじいさんはちかくの川に水汲みにいきました。せっせ、せっせと水をかけてあげます。

おばあさんは家の中、パソコンで命の洗濯をやっていました。(もちろんブログ・・・)

あたらしい桃太郎の童話?・・・いえいえ、

うまれたのはブログ休業からの再開店 でした。


ブログ休業中は、励ましやお見舞いのあたたかいお言葉を頂きありがとうございました。
おかげさまでちょっぴり元気に・・・やってみようかなぁとエンジン試運転中・・・


また みなさまのお部屋に
時々おじゃまさせていただきますので、どうぞよろしくおねがいいたします。

ほそぼそながらのじいやとばあや 


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しばらく休業いたします 

2005年06月12日 | ばあやの本棚
ブログのお勉強を始めてから、1ヶ月が過ぎました。
始めは、チンプンカンプン、何度もやり直して、
やっと投稿出来た時の感動は、忘れられません。

そして、心あたたまるコメントを頂いた時も・・・
ブログの世界を少しだけですが、体験することが出来ました。

でも、ブログを続けていくには体力と時間が必要なことも・・

じいやとばあやには、少し荷が重いように感じました。。

そこで、しばらくの間「休業」することに致しました。

これまでに、私共の、つたないブログをご覧頂いた多くの皆様や、

優しいコメントを頂いた皆様には

心より御礼申し上げます。

また、体力が回復して、時間もとれるようになりましたら
再開したいと願っています。

   
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おちやわん くつりよ・・・

2005年06月12日 | ばあやの本棚
  ちいさなお客さま   

我が家には毎週 ちいさなお客さまが現れる。三才になる孫のあ~ちゃんだ。

趣味の陶芸教室に通いはじめた娘(次女)は安心して二時間の勉強を楽しんでくる。

その間はあ~ちゃんの一人舞台だ。この頃は玄関で
 
 「おじゃましま~す」

なんて大人のまねをして、じいやとばあやを笑わせてくれる。

ある日、いつものように洗濯をしていると

 「おてつだいする」

といって私のそばから離れない。

洗濯機(・・・我が家はまだ二槽式)の中を見ていたあ~ちゃんが
 
 「わぁ~、ダンスしている!」

と 大きな声。タオルやTシャツなどが色美しくグルグルとまわっていた。
 
 「あら~ダンスが上手ねぇ」と一緒にのぞきこんだ。うまい表現力に驚く
 
 
 「ああ、おなかすいたぁ」

 
 「ホットケーキをつくろうねぇ」

こんどは椅子にのり、お玉をもってフライパンにケーキの材料を流すのを楽しむ。
 
 「あぁ、おいしかった!」  とにっこり。

ちょっと聞いてみた。

 「おかあさん、どこにいったの?」
 
 「あのねぇ、おちゃわんくつりよ」

と、いってケロリとしたものだ。

つくりを くつりなんていって思わず笑ってしまった。
 
 やがてお昼に。
 
 「おかあさんおそいね」

ちょっぴりさみしくなったかな。そしてしばらくして、玄関に
 
 「ただいまぁ」
 
 「あっ、おかあさんだ!」   
  
うれしそうに走っていった。

やっぱりおかあさんじゃなくってはねと、じいやとばあやは ほっと一息・・・・・

  ☆写真は陶芸教室の作品の1つです。箸おきも。
   もう数十点、そのうち作品展を・・・


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お使いの話から

2005年06月06日 | ばあやの本棚




ラジオでこどもの頃の「初めてのお使いの思い出話」をしていた。

そーっと抱えて帰った玉子を家の前で落としてべそをかいた話。  
自転車にのせてかえったらトーフがぐしゃぐしゃに・・・・・   

   
ハンドルを握りながらおかしく、楽しく聞いていた私は、ふと思いだした。

   子供の頃、そう五十年余り前の話だ。

お使いといえば、あの頃は今のようなスーパーもなく、
もちろんビニール袋も無かった。うすみどりと黄色の紐で編んだ買い物かごだ。

学校から帰ると一番に台所に走って行き母の姿を捜したものだ。
居ない、買い物かごも無い。

「母ちゃんは?」

すると、父が云った。「父ちゃんは?とはなんでいわんとねぇ」
ちょっぴりさみしげに・・・


その父もいまはもういない 








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命の大切さ

2005年06月06日 | じいやの本棚

ちいさな貝だけど・・・

テレビで、佐世保の女子小学生殺人事件がおきてから、1年が経過したと報じていた。

先生は「命の大切さ」を教えていると言っていたが、子供が学校の講堂で聞いているのを見ていると「命を大切にしなさい」と言われても漠然として理解出来ないでいるように思えた。

人間には、食欲・性欲・物欲・自己主張欲・征服欲・名誉欲等いろいろ持って居るが、同時に欲望をコントロール出来る力も持っている。
ブレーキの利き方には個人差があると思うが、
人格の形成には持って生まれた資質・環境・教育で決まるとも言われている。

他人の言う事に「耳を傾ける事」の出来る優しさをもった人間が育つ様にはどうすべきか、あらゆる面で教育者自身勉強しなければ成らない様に思う。

いまこの子供たちをやさしく見守りながら、大きく育てていかねばならない大人の責任の重大さを強く感じるものである。     てる坊 


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おばあちゃんの哲学

2005年06月03日 | じいやの本棚
   

私が六年生の頃、ある日一人で 潮干狩に行った。
海岸から約四km先の沖の州に上った時、偶然隣町に住む
祖母に出会った。
祖母は天秤棒を担ぎ両方の篭一杯に 大きな巻貝(にしっぽ・つべた)等を獲っていた。

私は祖母が 当然分けてくれるものと思って居ると
「てる坊 おまえも干潟のこげんふくらんどるとこば 掘ってみんかい!」と教えてくれた。

私は少し不満だったが 言われた通りに掘ってみると巻貝が出てきた。
うれしくて一生懸命に掘った。


今思うとあの時、祖母が篭の中の巻貝を黙って私にくれていたら、私は次に海に行っても巻貝は獲ることは出来なかったろう。    ・・・じいや(てる坊)


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