なつやすみも残すところ10日あまりの朝のこと、
小学2年生の孫のTくんから電話。
(ポケモン大好きのわんぱくぼうや)
「おばあちゃん、もし ひとりになった時、
じぶんで ちゃんとなんでも出来るように、したいので
今日 ボクひとりでお泊りしていいですか?」
いつにないしっかりした口調の電話にちょっとおどろいた。
「お泊り、いいよ、おいで」・・・
リュックを背負って意気揚々とやってきた。
いや 歩いて20~30分はかかるのでこれは母親が同伴であったが。
「おじゃまします」と あたまをぺこり。
さっそくリュックを開いている。
宿題いっぱい!
まず さんすうドリル、時計をもってきて計算が何分何十秒でやれたかを記録してやらねばならないのです。
久しぶりの勉強のお手伝いに緊張してしまい、おもわず座りなおした。
さて 算数は終わり、ひとやすみかなぁ と 思ったら今度は
はがき大の用紙に なにやら一心に書きはじめた。
だまってみていたら
「はい、おばあちゃんにプレゼントです」
「え?なに? 」
「お手紙です、点字の・・・」
「? 」
「通訳します。おばあちゃんへ・・・おげんきですか。またあそびにきてください」
突然、点字のてがみ をもらってびっくり。
どうして?と聞いてみたら
「ここにのっているよ、お手本が・・・」と
ゲームの本の中の 1ページ をゆびさした。
興味深くなんでも ちゃんと見ていたんだなぁ と、うれしくなってきた。
「いつもゲームばっかりするので・・・」 とこぼしていた母親に
これは見せてやらねばと思いながら、、涙したり、感心したり。
・・・「ちゃんとしっかり成長していましたよ」・・・
さぁ、夜になった。
「おじいちゃんと一緒にベットでもいいよ」
「いや一人で ここに寝ます」と 客間をゆびさした。
「ほんとにだいじょうぶ?」
「うん 」
「いつでも おばあちゃんのところに きていいからね 」と念を押す。
(豆電球を各部屋につけておいた。)
とは云ったもののやはり気になり、何回も目が覚めた。そっとのぞいてみた。
ちいさな寝息。 「あぁ、かわいいな・・・」 でも大きくなったなぁ。
いや寝相がいいのなんのって、タオルケットをまきつけたまま朝までぐっすり・・・
なんのゆめをみていたのでしょうね。
おばあちゃんにも いい夏休みでしたよ。ありがとう、Tくん。
点字で書いた おてがみ です
なつやすみに飼っていた くわすけくん
おてがみも・・・
たなばたさまにおねがいしました。
あとで 聞いたら はんべそで
ベランダにおいていたらいつのまにか いなくなっていたんだ・・・と
・・・ でも からね