ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

もう・・・秋

2005年08月31日 | ばあやの本棚

 

 

 

 夏のおわりをつげてくれる花

いつのまにかそっとひらいて・・・

 

あすから新学期だね。

陽やけしたこどもたちの声がきこえてきました。

 

 おかあさん ごくろうさまでした。



 

「洗濯物になりたいよ~」

 

二女に 三人目の子どもが生まれた時のこと。

喜びは三倍に、そして忙しさも三倍になり、

大変ながらも にぎやかな毎日。

 

そんなある日のこと。

 

乾いた洗濯物をひざの上で畳んでいる母親を見て、

四歳の長男が一言。

 
 「つぎはボクをたたんでくださ~い!」


妹にいつも母親のひざを取られて、きっと我慢していたのですね。

 

 笑ってしまったけどちょっとだけ切なくなりました

       (洗濯物に・・・は H13年 N 新聞、投稿欄に 掲載されました。

              今 ”2年生のわんぱくぼうや” に成長しました。)
 

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あなたを忘れない

2005年08月26日 | ばあやの本棚

 

「Sちゃん、赤とんぼといっしょに帰ってくるの?」

 今年の夏、妹の二度目のお盆をむかえた。

 「姉ちゃん、なーんね, 骨折なんかして 用心せんなら~」

一昨年の夏、入院中のわたしを見舞ってくれた妹は元気だった。
それから一年もしないうちに つらい闘病の果てに 永遠の別れが訪れようとは・・・

四人の子育てに夢を託して、
皆成人、自立を見とどけた妹に

「これからね。いっぱいたのしんで・・・」と笑って話したのも束の間
 なにを急いで・・・

亡くなる数日前、病室で
「 私には時間がないのよ・・・」
出産予定日を間近にした 三男の嫁に伝えたと言う。

妹はどんな気持ちで・・・  計り知れない・・・
 
五月の初節句をむかえて、
「Sちゃん、あなたの代わりに孫のひろくんは私がしっかり抱っこしてあげたよ」
天までとどけと 空を駆けるこいのぼりに思いを託した。

 

そしてこの程、妹が書き残していた短歌やエッセー、
残された家族や姉兄の想いもそえて追悼集としてまとめた。 

   亡き妹のペンフレンド、アメリカの友人にも英字版に仕上げて送らせていただいた。  
~Sちゃん、あなたのことは忘れないよ~

  天国で笑って読んでくれるかな


” 五月の風にのって ”

Sちゃんへの 追悼集 

                英字版(右)

    英字版

 

 

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ぼく、ひとりでお泊り

2005年08月25日 | ばあやの本棚

 

なつやすみも残すところ10日あまりの朝のこと、
小学2年生の孫のTくんから電話。
         (ポケモン大好きのわんぱくぼうや)

   
   「おばあちゃん、もし ひとりになった時、
    じぶんで ちゃんとなんでも出来るように、したいので
    今日 ボクひとりでお泊りしていいですか?」

いつにないしっかりした口調の電話にちょっとおどろいた。
   「お泊り、いいよ、おいで」・・・

リュックを背負って意気揚々とやってきた。

いや 歩いて20~30分はかかるのでこれは母親が同伴であったが。
   

   「おじゃまします」と あたまをぺこり。

さっそくリュックを開いている。

宿題いっぱい!
まず さんすうドリル、時計をもってきて計算が何分何十秒でやれたかを記録してやらねばならないのです。

久しぶりの勉強のお手伝いに緊張してしまい、おもわず座りなおした。

さて 算数は終わり、ひとやすみかなぁ と 思ったら今度は
はがき大の用紙に なにやら一心に書きはじめた。
だまってみていたら
   「はい、おばあちゃんにプレゼントです」
   「え?なに?  」
   「お手紙です、点字の・・・」
   「? 」
   「通訳します。おばあちゃんへ・・・おげんきですか。またあそびにきてください」

突然、点字のてがみ をもらってびっくり。   
どうして?と聞いてみたら

   「ここにのっているよ、お手本が・・・」と
ゲームの本の中の 1ページ をゆびさした。
興味深くなんでも ちゃんと見ていたんだなぁ と、うれしくなってきた。

   「いつもゲームばっかりするので・・・」 とこぼしていた母親に
これは見せてやらねばと思いながら、、涙したり、感心したり。

   ・・・「ちゃんとしっかり成長していましたよ」・・・


さぁ、夜になった。 
   「おじいちゃんと一緒にベットでもいいよ」
   「いや一人で ここに寝ます」と 客間をゆびさした。
   「ほんとにだいじょうぶ?」
   「うん 
   「いつでも おばあちゃんのところに きていいからね 」と念を押す。

(豆電球を各部屋につけておいた。)

とは云ったもののやはり気になり、何回も目が覚めた。そっとのぞいてみた。

ちいさな寝息。 「あぁ、かわいいな・・・」 でも大きくなったなぁ。

いや寝相がいいのなんのって、タオルケットをまきつけたまま朝までぐっすり・・・

なんのゆめをみていたのでしょうね。

おばあちゃんにも いい夏休みでしたよ。ありがとう、Tくん。

 点字で書いた おてがみ です

 

              なつやすみに飼っていた くわすけくん

 

 おてがみも・・・

たなばたさまにおねがいしました。

あとで 聞いたら  はんべそで 

ベランダにおいていたらいつのまにか いなくなっていたんだ・・・と
 

  ・・・        でも からね

 

 

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終戦記念日に思う

2005年08月15日 | ばあやの本棚

 

“かぼちゃ ”

「今日、夕ごはん 何にしょうかなぁ」
「俺、だんご汁!かぼちゃのネ」
「うわぁー、もう、かぼちゃは飽きた!」

と云ってしまってから、はたと口をつぐんでしまった。

 ・・・あの暑い夏の日から60年が過ぎた。・・・

今日は戦後60年の終戦記念日


・・・空襲で焼け野原となったわが町・・・

当時、六才のわたしは戦争の意味は良くわからず、
ただ「もう防空壕に走って行かなくてもよいのだ」と思ったものだ。
 
自分の家らしき跡にたたずむ。焼け残った水道管の壊れた蛇口から、チョロチョロとこぼれる水を小さな手ですくってみた事を思い出す。

口にいれるものは何もない。
「おなかがすいた!」とは子供心にもいえないことがわかっていた。

田舎へ食料の買出しに。
大きなリュックを背にした母に手を引かれ一里から二里以上も
歩いてついていった。

とうもろこし、からいも、からいものつる、大豆、なす、きゅうり、とまと、 など等。
そしてなによりも空腹を満たしてくれたのはこの“かぼちゃ”が王様ではなかったか。
硬い皮はもとより種までも食べていた。

「ほゥ、おじょうちゃんも歩いて、ようこられましたのう」と農家のおばあさん。
なによりほしいお米も、わけてもらった。
おまけに頂いた大きな “かぼちゃ ”

やさしかったおばあさん、姉さんかぶり の白い手ぬぐいが
今も目に焼きついている。
 
その大切なかぼちゃを「もう、飽きた」などと云ってごめんね。

 

~こんな風景を思い出す~

 (葦ペンで描いています)

 

 

 

 

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寅さん忌によせて

2005年08月04日 | ばあやの本棚

 

寅さん忌によせて   (1996年8月4日 没)

寅さんが逝ってからもう9年にもなるのですね。
国民的キャラクター、寅さんの名前を聞いただけでなにかホッとするものがあるのは私だけでしょうか。

つづいて
「それをいっちやぁ、おしまいよ~」となり、あのテーマ音楽がながれてくる・・・

 

  いまから6年ほど前になるでしょうか。東京の長女夫婦から、


    「ご案内します。あそびにきてね」のうれしい手紙を

 ・・・こんにちは、暑い日が続きますね。
昨日、夕立の後 大きな虹がでました。とてもきれいだったですよ。

さて、
先日寅さん記念館に遊びに行きました。大人500円、子供300円。
館内ではビデオ、くるまやの模型、寅さんの持ち物等など
寅さんの世界がいっぱい。
ビデオでは寅さんのギヤグを集めたものもあったし、
好きなシーンを何度も見ることができます。

寅さんが電柱の影で涼をとるところや、格好つけてセリフを言った後に
よりかかった障子がパタンッ!としまって縁側から庭に転げ落ちるシーンなど
キャッ、キャッと笑って見ていました。

東京に来ていただけたら、ご案内したいところ №1です。・・・

それではとさっそく二人でそわそわと旅立った。

10月18日  出発  19時00分高速バスにて。これはちと強行軍でしたね。

       19日  東京着~東京ハイライトバスにて都内観光(皇居・NHK他)
       20日  鎌倉~江ノ島他
       21日  都内観光(新宿サンシャインビル他)
       22日  浅草~柴又めぐり、寅さん記念館へ
       23日  我が家へ

たのしい東京観光の思いでは書ききれませんが、一つだけ ご披露いたします。

寅さんの似顔絵・・・
葦ペンで描きました。いかがでしょうか?

 (おんなの子カットは下記よりいただきました。)

http://www.cyborg.ne.jp/~yoko/ 

 

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