冷えがきびしくなり、八朔の実が黄色く熟れはじめてそろそろいいかな
一つだけおちていたので、硬い皮をむいて一口たべたら
「あら、おいしいじゃんね、もうよかね・・・」
山茶花の花も咲きはじめて
2ヶ月ごとの呼吸器科受診、2時間待ちで診療終わり無罪放免。
大きなビニール袋一杯の2ゖ月分の薬をもらいます。
次は来年2月初めに検査が二つの予約表もをらってやれやれ・・・
今回はうまくいったのですが、ここまでくるのに困ったことがおこっていたのです。
診察室の中からの先生の呼び出しの声が、上品すぎて
よく聞き取れません。
オマケにマスクごしはなおさらです。 前回は泣きたい気持ちになりました。
受付時間より20分前に受診カードを受付にだし、その時「難聴です」と
付箋をつけてだしておきました。
聞き逃さないようにと診察室の前で、トイレも行かずにじっと待つこと
2時間・・・
待合室の患者さんが少なくなっても、私の名はよばれません。
変だと思い、とうりかかった看護師さんにきいてみると、
「先生は今 病棟回りをされてあるので連絡してみますね」
それから5分ほど待った。
「あ、今呼ばれましたよ」とさきほどの看護師さんにうながされて
診察室へ。
先生曰く「2~3回呼びましたけどね・・・」なんだか不機嫌そうな声。
そういわれたとき、一瞬おもった。
先生は怒っている。もう・・・ この病院には・・・。
他の病院をさがさなくては
しかし、特殊な病気なので簡単にはみつかりそうもないし・・・
やはり難聴の付箋は、先生にはとどいていなかったようだ。
しかし、長時間待って呼ばれないからといって、帰る患者がいるはずはないのだから
看護師さんに探してもらうことが、どうしてできなかったのだろうか。
患者はほとんどが高齢者なので、聞こえずらい人もなかには
きっといるはず。
この点で、もう少し考慮してもらっていたなら・・・
それがとても残念に思えてならなかった。
そこで考えて、名案を思い付いた。
「難聴です」のカードだ。
大きく吹き出しをいれてカットもいれてみた。
今回は、それを受付の方に預けるときにさらに一言付け加えておいた。
「難聴ですので、よろしくおねがいします」
それから待つこと、約1時間、診察室のドアが開き
先生がたちあがって「杏子さん、どうぞ」・・・
あまり丁寧に優しくむかえてくださって、逆に恐縮してしまった。
マスクをかけた顔を耳元へよせて、大きな声で
「どちらの方が聞こえやすいですか? あ、右ですね。」
あ~よかった。わかっていただいたのだ。
私は「これからもご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」頭をさげた。
長い長い通院歴のなかで、この先生は主治医としては2人目の若い先生。
これからこうした経験をたくさん積まれて 患者から頼りになる先生に
きっと成長してゆかれると思った。
高齢に限らず体調不全もあろうし、
耳、目が不自由になり、言語、歩行等、他身体全体への日常の行動に
不安がましてゆく日々。
少子高齢化社会へと進んでゆくこれからの日本・・・
いろいろと日常生活に不安を抱えた方もおおいのではなかろか。
昨日は小さな雨 一人で久しぶりに映画をみにいった。
少し前に亡くなられた名優、樹木希林さん主演の「日々是好日」
優しい笑顔でお弟子さんに接する、お茶の先生役の樹木希林さん
日々是好日・・・ 命果てるまで。
病院帰りに、ときどき寄ってひとやすみするカフェレストラン
「宮部の森」へ。
大好きなチーズケーキをいただいて