近頃、人の命を軽んじる殺伐なニュースばかりに肌寒さを感じているのは わたしばかりではなかろう・・・
次女が高校生の頃だから もう20年も前の話にさかのぼるが
次女が通う高校のPTA新聞に母親の気持ちとして投稿した文章の一部から
思い出すままに書き出して見ました
先日テレビで”クマタカ”の成長の記録をみた
産卵から飛び立つまでのひな鳥への愛情をうつくしくまとめたものであったが
わたしは人間世界の子育ての難しさとだぶらせながらみていた
数十日間にわたり親鳥は一心に胸のなかにいだきつづけ
やがてひな鳥が生まれるれると今度はせっせと餌を運んでくる
数ヶ月に及び ひな鳥が立派な若鳥に成長して自分の力で生きて行くことが
できるまでやさしく厳しく見守るのです
現代のわたしたちの生活において考えてみた
子供は2人ぐらい 完璧なまでに母親の愛情が注がれる
成長期の子供たちにはそれがうとましく感じられているかもしれない
また一方では働く母親が急増して母親不在の負い目を金銭的にカバーすると
子供たちは親の心を見抜いてますます要求が強まる
母親の姿は大別すると2つにわけられるような気がする
過保護ママと放任ママとでもいえようか
「子供は小さい頃がよかった この頃ちっともいうこと聞かなくて・・・」
よく耳にする言葉だが
子供の成長にそって親も早く子離れしなくてはと反省の日々である
つかず離れず ”過保護と放任の狭間”の子育ての姿勢
常に子供を信じて見守ってやることが大切ではないだろうか
「子供は決して親の言うとうりにはならない、親の背中をみて育つ」・・・
と結んでいる
今の時代にもそっくり通用するのではないかと思いあえて書いてみました
母から祖母となり、かわいい孫たちの成長に思いを馳せて・・・