昨年、挿し芽していた雪柳がいま満開、
名前のとうりに、雪がつもったように見えるねぇ・・・
大腸と呼吸器科の他に 逆流性食道炎、ピロリ菌保持、胃には多数の小さいポリープ有りと
欲ばりもいいとこだが、仕方たがないから、お薬で押さえている。
毎月2回、近くのかかりつけ医院へ。
帰宅中に、思わぬ事に遭遇した!!
もう、26年にもなるお付き合いの近所の農家のHさんご夫婦。
Hさんと、我が家を建てる大工さんが、偶然にもおなじ棟梁だったので
新築初めからのおなじみさん。
農作業の往き帰りに、立ち止まっては、うちの家の進行具合をを眺めていたHさんご夫婦だったが・・・
最近はあまり見かけないなぁと思っていた。
http://blog.goo.ne.jp/himawari_008_may/e/5825d4e6e2500b24f090df6d96e9335b
病院へ行くときは、徒歩で農作業用のHさんの家の前を通りかかるが、
今日は、久しぶりに入口の戸が開いていたので、姿は見えないけど畑仕事かな?
と思い通りすぎていった。
帰り道、またHさんの家の前を通りかかった。
「あら、Hさん こんにちは~」 家の中のHさんを見かけたので声をかけた。
いつもなら笑顔で「あ~、ハイハイ!、今日は、よか天気なぁ」なんて返事がくるのに???
家の上り口にあおむけに倒れるようにしたHさん、顔色が土色で答えがなかった。
「??? どうかしたですか?」
「・・・落ちた!!」
「え?落ちたってどこから? 頭は打たなかった? 痛いとこはどこ?・・・」
聞いても反応なし、小さく首を横に振るだけで、ぐったりしたまま・・・
良く見ると左手甲には、横一文字に5センチぐらいもあろうか、血が流れたようで
どす黒く固まりかけていた。
あ~大変だ!!救急車をよばなくちゃ、その前に奥さんに知らせなきゃ、
あ~家の電話番号は?
いくら聞いても教えてくれない。どうして? ね番号は?
うんともスンともいわないHさん。
あ~どうしょう!!
「救急車呼びましょうね?奥さんにも知らせましょうね」
「よかよか、要らんけん じっとしとると治るけんで・・・」
なにをいっても受け付けようとしないHさん。
仕方がないから、
「じゃ~、このままでいいですか?ほんとに大丈夫ですか?」
「うん・・・」強情だった。
「じゃ、また後で来ますからネ、 じっとしていてくださいよね」
そっとその場をはなれ、急いで我が家へ帰り、夫にHさんのことを話した。
夫はびっくりして、急いで上着をつかみ、玄関を飛び出していった。わたしも携帯電話をにぎりながら後を追った。
そうだ民生委員さんに電話しょう!!。携帯電話を持つ手が震える
「はい、Sですが・・・」民生委員さんの太い声。
「あの、今 農作業用のHさんの家に居るのですが、屋根から落ちて怪我をしてあります。
電話番号がわかりますか?奥さんに連絡をとりたいのですが・・・」
「え?Hさんが?、あ~、今は私の担当じゃないからわからんですねぇ・・・
じゃ、今からわたしが来ますから、そこで待っていてください!!」
自転車で飛んできた民生委員のSさん、はぁはぁと荒い呼吸がみえた。
『救急車呼びたいけど、一応家族に連絡しないとでけんし、本家の電話番号は?』とSさん。
いくら聞いても教えてくれないHさん、(影の声 う~ん 頑固ねぇ!)
「じゃ、本家は知っていますから、わたしが走って奥さんに知らせてきます!!」
走り出したが、ジョグ用の靴ではなかったから、ドタドタと走りにくいこと
でも、歩いたら片道で15分ぐらいかかるし、懸命に走った走った!!
後の話だけど、「奥さんは走る!と云うたけど、大丈夫ですか?」と民生委員のSさんが
心配したそうだが、夫いわく、
「今、家内は、走るのに凝っていますけん、心配はいらんですよ」とか言ったそうな。
着いた!、勝手口から
「奥さん!!ご主人が屋根から落ちて怪我をされましたよ!
いまから、病院へいきますから、はやく保険証を持ってきてくださいっ!!」
奥さんの反応は、遅くて要領がつかめない。ひなたぼっこしていたらしく、
のろのろと立ち上がりキョトンとしている。
「あ~もう、早く保険証をだしてッ!!」
「え?うちんとが何をしょって?、怪我?、なんばしょったやろか・・・」
やっと持ってきた保険証、名前が奥さんのだった。
「これはちがう!ご主人のをもってきて!!」
どこに、置いとらすやろかと、ウロウロ・・・
「あ、ここにあった」と椅子の上のジャンバーのポケットからでてきた。
わしつかみにして、また農作業用のHさんの家 まで走りだした。
さすがにきつい、でも走った・・・ 信号は赤 あ~もう・・・