教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

2009年進路を語る会④~心の余裕

2009年03月17日 | 進路子どもの声
《心の余裕  ◎◎◎◎》
 「私の進路」と聞くと、どのような学校に行ってどういうことを勉強し何になる、という風に、将来なりたいという職業のために行く学校を決めてゆくようなイメージです。しかし、どちらかというと「進路」とは「生き方」のような言葉だと思います。だから、「私の生き方」のような感じでいきます。
 「私の生き方」は、自分もいずれかなると思われる大人になったときについてです。私は、強いてなりたい職業がないけれども、どういう人間になりたいかというものは、決めています。それは、まず心にいつでも余裕を持てる人になることです。心にいつでも余裕をもてれば、思わぬハプニングにも、いつでも冷静に処理していたので、まったく問題がないと思います。
 こんなことがありました。去年の夏休みのことです。千里中央の近所の道で、一人の大人の男性を見かけました。その男性はなぜか分からないけれども、とても急いでいました。交差点で信号が赤なのに、横断歩道を渡り始めました。そこに大型トラックが来ました。事故にはならなかったけれども、警察がきてその男性は足止めを食らってしまいました。結局その男性は「遅れてしまった。」とぼそっと言いました。急いだことによって、遅れるという皮肉な結果になってしまいました。このときも私は、心の余裕は、大切だとおもいました。
 今の時期、三年生にとって時間はとても重要に感じられると思います。けれどただ急ぐことは、意味のないことだと思います。また、時間と同じ、あるいはそれ以上のものがあると思います。だから私は、時間を省こうと思うときでも、本当に意味があるのか確認しながら省きたいと思います。  
 一・二年生の皆さんも、目先の小さなことでは動揺しないで、この後、生きるときもしっかりと心の余裕を持ってください。



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