紙の月
2018-05-29 | 本
角田 光代 著
専業主婦だった梅澤梨花が銀行でパートとして働くようになり 、
契約社員になり顧客の孫の平林光太と出会ってから生活が一変してしまう。
プロローグは、梨花がタイに逃亡して気分が高揚しているところから始まります。
何をしたの?どうしてタイにいるの?
そんなことを思いながらどんどん引き込まれていきました。
お金を横領する時ってこんな風になっていくんだ…
半分程読むと次が気になる一方、自分も梨花になってしまったような錯覚に陥り、疲れてきてしまいました。
最後、タイでのパスポート確認の時が来た時は、ホッとしました。
私もやっとこの話から解放されると。