三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

トーク。

2023年03月22日 | 三味線のはなし
先日の講座の御礼状をいただきました。

後半のコンサート「東北の音と糸」は
私たちも何度も取り組んできたテーマだし
今回のセットリストは我ながらバランス良いと思ってたし
当日の出来も手応えあるものでした。

前半の三味線の歴史と差別の講演は
はじめてのテーマで久しぶりのレクチャーでしたが、
こちらも好評のようでよかったです。
「演奏家でありながら人を引き込む話術」なんて身に余るお褒めの言葉!

思い返せば、三味線を弾き始めた頃は
MCがとにかく苦手で、まじめに曲紹介するのがやっとでした。
大学のゼミ主催のレクチャーコンサートシリーズで随分鍛えられて
津軽三味線の歴史などもいろいろ勉強してネタを蓄え
だんだん小ネタも増えて笑いを取れるようにもなり
気がつけば、演奏より先に、喋り上手いですねと言われることもしばしば(笑)。
あのレクチャーコンサートシリーズは本当に良い経験になりました。

で、レクチャーのとき、私は基本的に原稿を書きません。
レジュメ程度にトピックや流れのメモを作るだけ。
あとは出たとこ勝負で結構話せる。

偶々この間の講座の前日、
大道芸をやってる先輩パフォーマーが
スピーチのときに原稿を書かない、
会場の人たちの顔を見て呼吸を感じ、
その場に合った話題で話していく、
とFacebookに書いてて
そうだよね!と思って今回も原稿はなしでした。
原稿を読み上げられると、聞く方もぼんやり聞いてしまうし、
どこに重点があるのかが伝わりにくい気がするのです。
やっぱり、抑揚とか、時には目線を合わせるとか、
そういうのがあると相手の反応が感じられる。
まじめな話でも人前で話すなら、演奏同様にパフォーマンスの要素があると思う。

今回、講座では出さなかった話も含めて
新しく勉強する機会にもなって、私も楽しかった。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
 4月8日(土) Penguin's Live@LiveSpotPenguin(阪神西宮)
 4月28日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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