三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

現代に通じる端唄について考える。

2018年02月15日 | 三味線のはなし
雑誌 邦楽ジャーナル 2018年2月号 373号 遠TONE音 雪物語 (送料など込)
Kawai-JPN Traditional Instruments 河合琴三絃司


邦楽ジャーナル2月号
表紙&インタビューは座敷唄&二十五弦箏のユニットMARU-YAさん。

しかし
インタビュー記事の中に気になる文。


端唄をインテンポで演奏する。
平均律で端唄を唄う。
これらの難しさを言っている。


あかんねん。
こういうのに引っかかりを覚えるのです。

私みたいに洋楽畑から入った人間からすると、
それは全然難しくない。
むしろ、本来の端唄の持ち味である揺らぎを出す方が難しい。
でも、揺らぎを出したい。
それがないと、良さも何もないと思うから。
大事な部分を落っことしてしまいたくない。
そういう現代感覚ではパッと拾えない音を
どうやって聴いてもらうきっかけを作れるか。
ということをずっと考えているのです。

インタビューの中で
三味線の山本ゆきのさんはこう言ってる。

「現代邦楽の初演をさせていただく時期があったんですが、
三味線の良さがなくなるという疑問をいつも抱いていました。
それなら三味線らしい、今の時代に合った曲を自分で作ろうと」


同感!!

現代邦楽の三味線は本当に残念な感じがする。
三味線て、こんなんじゃないよと思う。

端唄の良さもわかる。
瑠璃の会が終わったら、
ちょっとそっちも考えたいと思ってます。


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