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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ハロウィーンコンサート前 レッスンUP ~ソナチネ~

2009年10月17日 | クラシック曲
キノパパ:
いよいよ、ハロウィーンの夕方に開く「チャティーハロウィーンコンサート」前 最終のレッスンです。

「ピアノをせっかく習っているからには、そろそろ『これぞピアノ!』という古典派の曲に挑戦したいです」という、キノパパの熱心な希望に応え、ヒバリ先生が選んだのが クレメンティ作曲の「ソナチネ作品36-6ヘ長調」の第1楽章です。

クレメンティは、モーツァルトより4歳年長で、イタリアに生まれたピアニスト&作曲家です。
当時の皇帝ヨーゼフ二世の前で、あのモーツァルトとピアノの御前試合をしたエピソードもあり、華やかな技巧を持つ実力者だったようです。

キノパパの弾く曲は「ソナチネアルバム1」の10番の曲ですが、オクターブのインターバルで左手が力強く引き続ける伴奏なので、手の小さな子どもには弾きづらく、どちらかというと 子どもに与えるチャンスが少ない方の曲です。
大人のキノパパには、ぜひ弾いてもらいたいと思いました。
左手の低音伴奏が力強く、右手は明るくカラッとして、いかにもイタリアといった雰囲気を感じさせる曲です。
今日、最終レッスンで弾いたキノパパの演奏は、今までよりピアノがよく響き、とてもいい感じになっていました。
「もう、つっかえても開き直ってどんどん弾こうと思います」と言いながら帰っていったキノパパ。

2週間後の演奏、楽しみにしています!

モーツァルトのソナチネ

2009年10月17日 | クラシック曲
S子ちゃん(小5):
「モーツァルトの曲が好き」というS子ちゃん。
モーツァルトの書いたハ長調ソナチネの第三楽章「ロンド」を 少しずつ弾いています。
これは室内楽曲からのアレンジなのですが、よくTVで聞かれるので S子ちゃんも耳になじんでいて、弾きやすいということで選びました。
ほら、「いきなり!黄金伝説」で サバイバル料理のときなんかにバックに流れる曲、あれですよ~

ロンド形式なので、初めのモチーフが何度もくり返し出てきます。
楽譜にすると2段分なんですが、ほんの小さな このメロディーが、正確に美しく弾こうとすると、なんと難しいことか。
子どもが弾くんだから、できるだけ易しい指使い、弾きやすいやり方で・・・などと思いましたが、それは不可能でした。
こんな優しいメロディーが、どうしても正しい指使いで 正しいタッチで弾かないと 絶対に表現できないようなことになっているのです。
さすがモーツァルトの曲は奥が深い! と、新たな驚きと感動を感じました。