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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

大らかM2ちゃん

2009年10月15日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
「ピアノで歌を3」の本が、あと少しで終わりそうです。
今日は、宿題になっていた「思い出のアルバム」を弾きました。
よく弾けているのですが、途中で伴奏が変化したのを見落としていたり、指番号を見ないで間違ったりと、「注意不足」のミスが何回かあります。
少し練習したあと、先生は言いました。
「はい、じゃあ合格テストにするよ。間違いが3回以内なら合格。4回間違えたら、不合格」
「えーっ、じゃ、M2、ゆーっくり弾こう!」
その言葉通り、M2ちゃんは、慎重の上にも慎重に気をつけながら、ゆっくりゆっくり弾き始めました。
さっき注意されたところは特に気をつけて、間違えないように楽譜を確認、指番号もきちんと守って、とうとう最後まで、なんとノーミスで弾ききったのです!
「やった~、合格だ \(^O^)/」
マルをもらって、M2ちゃんは大喜びです。
あと、残っているのは2曲。そのうちの1曲、「富士山」を、初見で弾いてみることにしました。
M2ちゃんは、この歌を知らないというので、本当にしっかり楽譜を読んで きちんと弾かなければなりません。
驚いたことに、ヒタと楽譜に目を据え、真剣に集中して、なんとM2ちゃんは「富士山」を初見で合格することができました。

「すごいね~ いっぺんで合格できたね!」
とM2ちゃんのがんばりを讃えながら、私はふと「そうか・・・」と思い当たりました。

子どもにも、いろんなタイプがあります。
用心深い子、大胆な子、あわてん坊の子、のんびりした子・・・
どうやらM2ちゃんは、些細なことは気にしない「大らかな子」であるようです。
そしてそれに、ちょっぴり「おっちょこちょい」が入ってるような・・・
ふだんのレッスンで、注意された所を何度も同じようにつっかえるのは、こういった「こだわりのなさ」ゆえなのかもしれません。
その証拠に、こうして「ぜったい間違えないように!」というせっぱ詰まった状況のもとでは、驚異的な集中力を発揮して ちゃんと間違えないように弾けたのですから。

そういえば、M2ちゃんは今日、大きな声でこんな歌を歌っていました。

  ほれ なつむしが~ ないている~
  ちんちろ ちんちろ ちんちんちん
  あとから つーまよい~ おいかけて~
  がんがんがんがん がーんがん
  よるのおそらを ないている~
  ああおもしろい むしのこえ~

ね? これを聞けば、M2ちゃんがどれだけ「些細なことにこだわらない」大物であるか、わかるでしょ? w(^□^)w