陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

智頭宿を歩く

2018-12-23 16:36:02 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
前の記事から少し戻って、恋山形駅のあとは
智頭 を歩きました。
今は山間のひっそりとした町ですが、
江戸時代には県内最大の宿場町として栄えたところ。
往時を偲ばせる町並みが残っています。
智頭宿/消防屯所の火の見櫓
消防屯所 (国登録有形文化財) の火の見櫓

智頭宿にて
智頭宿の軒先飾り
軒先のミニ杉玉。 こんな飾りが多くの家で見られます。

雨に煙る智頭往来
雨がかなり降ってきて、正面の山も霞んでいます。
雨宿りを兼ねて、先ず
石谷家住宅 を見学することに・・・。

智頭/石谷家住宅
雨宿り

石谷家住宅/囲炉裏の間
江戸時代の大庄屋で問屋業や山林業も営んできた石谷家が、
10年の歳月を費やした和風建築の集大成で、現在一般公開されています。
敷地3000坪の中には、池泉式庭園と40余りの部屋、7棟の蔵があって、
ふんだんに木材を使用した建物は素朴で豪壮。
国の重要文化財にも指定されているだけあって、見どころ満載でした。

石谷家住宅/江戸座敷
一番奥の「江戸座敷」

石谷家住宅/
障子の細工が美しい。

石谷家住宅/
400坪の庭園(国登録名勝地)

石谷家住宅/畳廊下
畳廊下

石谷家住宅/螺旋階段 石谷家住宅/太鼓橋
洋風の螺旋階段は、吹抜けを太鼓橋で渡らせる珍しい作り。

石谷家住宅の建物群
主屋二階から見た建物群

智頭/石谷家住宅の紅葉
真っ赤な紅葉が、雨に濡れて鮮やかです。


見学を終える頃には雨も収まってきて、ぐるっと町並みを歩きました。
因幡街道
智頭往来(因幡街道)は、 参勤交代の大名行列が通った道。

智頭宿/吊るし柿
智頭宿/軒先のミミズク
杉玉のほかにも、軒先にはいろんなものが見られます

智頭宿/路地裏
智頭宿/清水通り 智頭宿/杉玉工房
杉玉工房

智頭宿/塩屋出店
塩屋出店 (国登録有形文化財)。 明治期に建てられた古い様式の町家です。
 


ひと足延ばして、智頭宿から車で10分ぐらいのところには、
昭和30年代の山村がそのまま残る、
板井原集落 もあります。
長くなるのでカットしますが、そちらもなかなか良かったですよ
板井原集落


コメント (13)

コナンに会ってきました!

2018-12-18 22:17:26 | まち歩き いなか歩き
りんご です。
2日目は、鹿野温泉を後に松江に向かいました。
この日も朝から雨が降り、寒い一日になりそうな予感が・・・
松江では雨が上がってくれることを祈りながら、少しばかり寄り道をしました。

北栄町 です

「名探偵コナン」 の作者、 青山剛昌 氏の故郷の町です。
そして、町のいたるところでコナンに会うことが出来ます
由良駅前のコナン
コナン大橋の欄干


江戸川 コナン







カラーの像もあります。

吉田 歩美 円谷 光彦
小嶋 元太 灰原 哀
少年探偵団の仲間ですね。


コミックスの表紙を描いたモニュメント
名探偵コナン第23巻

道案内も・・・
怪盗キッド

図書館にもコナンがいます。
(等身大の)新一は玄関で待ち合わせかな?
北栄町図書館
工藤新一


なんと! 駅までコナンワールドです。
山陰本線由良駅(コナン駅)

由良駅待合室
由良駅窓口
由良駅のコナン


米花商店街の中には新一の家もありますよ~
学校帰りに新一と蘭はこの商店街の中を通ったのでしょうか。
米花町の工藤家
米花商店街の新一と蘭

コナンはアジアの国々でも人気があるのでしょうね
観光バスが止まり、大人も子供もオブジェを前に写真を撮っていらっしゃいました。

漫画県としても有名な鳥取県・・・
今回は行けませんでしたが、次回鳥取を訪れるときは、
水木しげるのふるさと境港にも行ってみたいです。


〈おまけ〉 本日の「れもんの1枚」
 今日の1枚は、写真ではなくて駅のスタンプです。
コナン駅のスタンプ  



コメント (2)

川端風景と恋が叶う駅

2018-12-13 22:38:18 | まち歩き いなか歩き
りんご です。
先月22~24日にかけて、夫と鳥取、島根に行ってきました。

三重県から鳥取、島根は遠いですね~
長時間ドライブは結構疲れるので、
兵庫県佐用町 で休憩を兼ね、その町並みを楽しみました。

佐用町・・・ 
平福 と言った方がピンとくる方も多いのではないでしょうか~
兵庫県の南西部にある町で、すぐ隣は岡山県です。
江戸時代には宿場町として栄え、その風情は佐用川沿いに残っていました。
平福川端風景
平福の土蔵
佐用川に映える
平福/佐用川

川沿いから表の街道の方へ戻ると、
千本格子の残る静かな街並みが印象的でした。
平福/瓜生原
平福


平福を歩いていたときは晴れ間も見えていたのですが、
その後、雨に降られ、行きたかった鳥取砂丘を諦め、
鳥取県の山間部にある
智頭町 で次の町歩きを楽しみました。

さて、その智頭町の町歩きレポは夫に任せるとして、
同じ智頭町内のインパクトのある駅を紹介したいと思います。


     
その名も、恋山形駅 


恋山形駅

一日の平均乗降客3人といわれるこの駅、
以前はとても寂しい駅だったそうですが、
話題つくりと地域の活性化を目指し、
5年前に駅舎をピンクに塗り替えたそうです 

乗降客は増えないものの、
恋が叶う駅として、インスタ映えするスポットとして、
週末には車で訪れる人が増えている、注目スポットです 
恋山形駅・ホーム上屋
恋山形駅・駅名標
恋山形駅前の擁壁
恋山形駅1番ホーム

ひっそりとした山間にピンクの空間が現れ、
ビックリしたというのが正直な感想ですが、
ここを訪れた人の恋が叶うといいですね 


順不同で紹介していく今回の旅行のレポ・・・
私の次回のレポは、誰もが知っている人気者に会ってきたというお話です。


〈おまけ〉 本日の「れもんの1枚」
 れもんも写真を載せたがっていたので、1枚選んでもらいました。
智頭急行恋山形駅  



コメント (4)

串柿の里

2018-12-04 17:28:43 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
旅行で間が空いてしまいましたが、
高野口駅に寄った後は、
串柿の里 に向かいました。
山陰のレポートを書く前に、この山里のことを紹介します。

    ◇     ◆     ◇     ◆     ◇     ◆

和歌山県かつらぎ町の
四郷 (しごう)地区。
ここは400年の昔から串柿が特産で、
串柿作りが始まると、柿の玉のれんが一斉に吊るされ、
山里一面、可愛いオレンジ色に染まります。

いくつかの集落が山沿いに点在しているのですが、
今回は、
神野 (こうの)と 大久保 という二つの集落を散策しました。


ちなみに串柿は正月飾りの縁起物で、10個串と5個串があります。
10個串は、端に2個ずつと中に6個で
  「いつもニコニコ(2個2個)、仲睦(中6つ)まじく」
5個串は、端に1個ずつと中に3個で
  「ひとり(1個)ひとり(1個)が、皆(3個)幸せに」
という思いが込められているそうです。


【神野】
柿暖簾と秋の野
柿取り
串柿の里
柿の玉暖簾
串柿作り









10個串
晩秋の一コマ


【大久保】
柿たわわ
串柿を干す
連なる串柿
串柿作りの家
青空に串柿のすだれ
大久保集落で
山並みと串柿

晩秋の風物詩、串柿作り。
柿一色に染まる山里には、日本の昔を思い出させるような、
懐かしい故郷の景色がありました 


コメント (12)

高野口レトロ

2018-11-17 18:43:13 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
先週の土曜日は和歌山県の、とある町に行きました。
途中、駅のスタンプを押すために、
JR和歌山線の
高野口駅 (こうやぐち)に寄り道しました。
かつては、高野山詣での玄関口として賑わった駅です。


明治45年建造の木造駅舎がいい感じです
JR高野口駅
高野口駅スタンプ


スタンプも無事押せました。

9時45分を過ぎると駅員がいなくなって、
押せなくなってしまうのです。
(平日は9時まで)


駅舎もそうでしたがホームの上屋も白っぽく塗られて、懐かしい感じがします。
高野口駅1番線

向かいの2番線は上屋全体が待合室のようになっていて、
楽しい観光案内のイラストが描かれていました。
高野口駅2番線
高野口駅観光案内
写真はクリックで大きくして見られます。



さて、駅舎もさることながら、
駅前には木造三階建ての建物が威容を誇っていて、驚きました
葛城館
葛城館正面

葛城館 という旅館だった建物で、これも明治後期の建築です。
1階から3階まで、正面はすべてガラス張り。
ガラス窓の向こうには高欄と縁側が見えます。
葛城館

葛城館2階部分
葛城館玄関部分


南海高野線が開通する前は、駅前には十数軒の旅館が立ち並び、
何百人もの参詣者が団体をつくって、色とりどりの旗を目印に、
列を組んで道を埋めて歩いていたということです。
この立派な葛城館を見ていると、そんな賑わいも分かるように思いました
葛城館の眺望


コメント (8)