『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

きのこの「シロ」

2021年09月23日 | グルメ

今年は、よほど豊作なのでしょう。

またまた、届きました。

すっかり傘が開いたほうは、

さっそく夕飯に、ホイル焼きにして

ビールと一緒にいただきました。

 

キノコ採りの皆さんは、

たいてい「シロ」というのをお持ちです。

毎年、その場所に行けば必ず採れる、それを「シロ」と言います。

「シロ」は、松茸かシメジの名品の採れる場所を言い、

雑キノコ(クリタケとかリコウボウとかアワタケなんか)は、

いくら採れても「シロ」とは言いません。

そして、その「シロ」がある場所は、

必ずしもキノコ採りの方の山にある、とは限りません。

むしろ、他人の山にある、と言ったほうがいいでしょう。

(みんながみんな、山持ではありませんから。)

みなさん、他人の山で稼ぐのです。(笑)

それが昔は普通でした。

 

今は・・・・、

キノコが取れそうな山は、皆さん「止め山」として

ロープを引っ張ったりなんかしています。

でも・・・・・、

ロープを引っ張ってある場所は、「ここにはキノコがあるよ。」と

教えているだけだったりして・・・・。

広い山ですから、そしてまた、めったに人には会いませんから

黙って入ったって、きっと気づく人は少ないのでしょう。

 

さて、我が家の山はロープを引っ張ったりなんかしていませんが

どうやら、松茸がとれる場所があるようです。

かつて、近所の方が

「今年もお宅の山で松茸を採らせてもらった。」と言ったことがあります。

そこで、両親がさっそく山に行き探しましたが、

彼のいう「松茸のシロ」を見つけることはできなかったみたいです。

 

「シロ」は、家族間でも秘密のようで、

「うちのおじいさんは、とうとう私に松茸のシロを教えてくれなんだ。」

という話をよく耳にしました。

それほど、キノコの「シロ」に関しては秘密が多いのです。(笑)

素人がやたら山に入っても、

毒キノコを見つけるのが関の山で、

およそ、口に入るようなキノコはなかなか採れませんから、

私たちももう、何年も前に山に行くことはやめました。

 

今回の松茸は、上記の方がくださいました。

もしかしたら、

家の山から採ってきたのかな?

 

<おまけ>

数年前の勤務先でいただいた松茸。

この年は本当に豊作だったようです。

 

 

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