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「サスペリア PART2」 DVD デヴィッド・ヘミングス

2015-08-21 | 映画


1975年 イタリア作品。

監督ダリオ・アルジェントの「サスペリア」はホラー映画の名作。大学に入ったばかりの時に、映画館で立体音響 サーカム・サウンド・システム の興味もあり観に行きました。後の方の客席にこれ見よがしに大きなスピーカーを置いて、音が前後左右に飛び交い恐怖がたかまったことを覚えています。今ではドルビーサラウンドで当たり前になった音響効果なのですが、当時はびっくりしましたね。
本作「サスペリア PART2」 も同じ監督なのですが、こちらはホラーではなくサスペンス映画。原題が「Profondo Rosso」なので、「サスペリア」の大ヒットにあやかって 邦題をこれにしたものと思われます。



心霊学会の講演で超能力を持つヘルガ・ウルマンが聴衆の中に殺人者がおり再び人を殺すことを察しで苦しみ出す。その夜ヘルガは何者かに殺害される。ピアニストのマーク(デヴィッド・ヘミングス)は叫び声を聞き、窓越しにヘルガが殺されるのを目撃する。マークはヘルガの部屋に行くが、その時窓の外をコートを着た者が逃げていくのを見る。マークが警察の取り調べを受けている間に新聞社に写真を撮られてしまい翌日の朝刊に彼の写真が掲載されてしまう。



犯人に追われることを察した目撃者が犯人を追い出す。しかし、次々と事件が起こって深みにはまっていく。事件の謎解きのサスペンス映画です。
突っ込みどころ満載ですが、それは良し。この時代の映画としてはハラハラ、ドキドキ感満載。
映画のオープニングに超能力者が登場、そして殺人はすんなりではなくじわりじわりと追い詰めてから殺すというやりかた。こういうところを観ると、ホラー映画かなと思わせます。しかしながら、ホラー、オカルトの要素はなく純然たる犯罪の話です。ホラー仕立てのサスペンス映画の名作ですね。

サスペリア PART2 / 紅い深淵 完全版+公開版 [DVD]
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店
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