2014年 米国作品。
シカゴのやり手弁護士ハンク(ロバート・ダウニー JR.)は妻との離婚協議中。ある日母親が亡くなったという連絡が入り、生まれ故郷のインディアナ州の田舎町へ戻る。母親の葬儀の夜に父親のパルマー判事がクルマで買い物に出かける。翌朝ハンクは父親のクルマに傷が付いており、警察がひき逃げの容疑でパルマー判事の取り調べを始める。犠牲者は昔パルマー判事が少女殺害の判決を下した地元の不良であった。ハンクは父親の弁護を担当しようとするが、少年時代の親子の軋轢などがあって上手い協力関係が作れない。
やり手弁護士の息子。地方で判事を数十年間続けてきた父親。父親が故意殺人の容疑で裁判となり、これを息子が弁護することになる。相手側検察も切れ者。検察対弁護のスリリングな法廷対決が繰り広げられます。ここは言葉による格闘技です。
これに加えて、父親のプライドと秘密、そして矜持。数十年間前の息子の自動車事故、親子関係などが横糸になって、事件と人間が描かれていきます。重厚なストーリーです。
最近ではアイアンマンのトニー・スタークが看板になったロバート・ダウニー JR.が勝つためには何でもするという弁護士役。これが上手い。こんなに頭が切れて弁が立てば、陪審員はその気になるなぁ と感嘆します。
父親、地方の頑固な判事役のロバート・デュバルも上手い。こういう頑固な親父、判事がいたら大変だなというの、顔を見ただけで分かります。
シリアスな法廷もの映画。引き込まれました。
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