2014年作品。
榎屋克優原作漫画の実写映画化。
日々沼拓郎(野村周平)は草壁まもる、依田明の3人でザ・ロックンロールブラザーズというロックバンドを組み、他にろくな収入も無いためライブハウスに住み込みで掃除などの仕事をしている。ある日ザ・ロックンロールブラザーズのライブに売れっ子歌手 宇田川咲(二階堂ふみ)が現れる。そして、日々沼拓郎を殴り飛ばしてマイクを奪い自分でロックを歌う。宇田川咲は高校時代に4人組ロックバンドをやっていたが、スカウトされ今はアイドルとなっていた。ザ・ロックンロールブラザーズの演奏の下手さにあきれるが、やりたいロックをやっている彼らを応援するようになる。
ロックだけが生き甲斐の若者達と、これに対して滅茶苦茶なことをやりながら支える周りの人たち。ライブハウスを中心として、ロック好きが暴れ回る映画です。
ヒロイン役は二階堂ふみ。アイドルだけど、本当はロックがやりたい。オモテとウラの顔の違いが面白いです。二階堂ふみはこういう役が合いますね。作品ごとに上手くなっていくのがわかります。楽しみな女優さんです。
発散してしまいそうなシナリオを映画としてまとめたのが竹中直人。バックでバンドを支えるライブハウスのマネージャ役です。勝手で乱暴でもう滅茶苦茶な男なのですが、その裏には「ロック好き連中のために」という筋が一本通っています。
本作の収穫は二階堂ふみ。楽しめました。
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松竹 |