へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「究極の文房具カタログ【マストアイテム編】」 高畑正幸

2013-06-20 | 本と雑誌

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ロコモーションパブリッシング 128ページ 1500円+税

文具コラムで有名な高畑正幸さんの本。私が読むのは「究極の文房具ハック」についで2冊目となります。

プレミアが付くような高級な文房具ではなく、著者がほぼ毎日使用する必須アイテムを紹介しています。前書きには「フェラーリはいいんだけど、でもさ、農家にはフェラーリより軽トラのほうが便利だったりするじゃない。しかも、軽トラならどれでもいいわけじゃない。このトラックは坂をよく上るとか、荷物の積み降ろしが楽だとか、いろいろあるじゃないのさ。」とあります。普段使いの文房具を軽トラに例えて、同じ軽トラにもこだわりがあることを述べています。そのとおり、ボールペン1本にしても、この用途ならこれ! というのを語っています。

また、本誌では文房具はすべてイラスト。これが著者がCOPICマルチライナーで描いたもの。絵が上手いです。

メモ
・uni POWER TANK
アポロ11号の乗務員に持たせたフィッシャーのスペースペンと同じ性能が210円で買える。
・欲しくなったもの
東急ハンズの竹筒;紙を大量に折るときに使用。
YAMATOメモック ロールテープ イーカット
PILOT Vコーン

普段使いの文房具についての紹介、解説本。日本の文房具がここまでのものをこの価格で作っているということ、それを愛して使うこと。こういう気持ちが伝わってきます。
文具好きには外せない本です。

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「ジャッジ・ドレッド」 DVD カール・アーバン、オリヴィア・サールビー

2013-06-19 | 映画
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2012年 英国作品。

1995年にシルヴェスター・スタローン主演で映画化されたコミックの再映画化。
近未来のアメリカ。核戦争により人間が住める範囲はボストンからワシントンD.C.にかけての範囲、ここに8億人もの住民が押し込められていた。多発する犯罪に対して、警察と司法の機能を持つ裁判所のジャッジと呼ばれる裁判官にその場で犯罪者を処刑する権限が与えられていた。ドレッド(カール・アーバン)はそのジャッジとして厳しく任務を遂行していた。ドレッドに新米ジャッジ アンダーソン(オリヴィア・サールビー)の適性を検査するように指示があり、ドレッドはアンダーソンを引き連れて事件現場に向かう。
そこは超高層ビル ピーチ・ツリー。ここを支配するママの幹部を逮捕するが、これをママが妨害。ビルのシールドをオンにしてビルの出入りを止め、彼らを殺そうとする。

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近未来SFアクション映画。高層ビル内のジャッジと敵の銃撃戦が見所となります。
アクションは今ひとつ。緊張感が足りません。敵が弱く、さらに工夫もない。だらだらと銃撃戦が進んでいくという感じ。銃弾が飛び交うのですが、睡魔も襲ってきました。

主演のカール・アーバンはずっとヘルメットをかぶったままです。顔が見えないのです。これなら、すべて他人が演じても分からないです。良くこの役を引き受けたなあと感心します。

相手役のオリヴィア・サールビーはどこか東洋的な雰囲気もあり、彼女がかわいらしいです。ここが本作の救い。

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これはお薦めできません。


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「午前零時の自動車評論5」 沢村慎太朗

2013-06-18 | 本と雑誌

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文踊社 246ページ 1500円+税

つい先週これの第4巻を読んだところです。この第5巻はAmazonで予約して発売日に入手しました。
最近は滅法少なくなった自動車の評論本。作者 沢村慎太朗さんが週刊メルマガで発行した評論文から選ばれた数編が単行本として発売されています。このためもあって、原稿は豊富にできてくるので、すでに第5巻に至っています。広告主の顔色を伺わねばならない自動車雑誌とは違い、メルマガを出自としているので、自動車会社が嫌がることがストレートに書かれています。これが本書の特徴となっています。

もくじ
・角を矯めて牛を殺す 991カレラ試乗記
・ワイドレンジの罠
・不在の証明
・掘り起こされた名前、消えた名前
・曲線番長
・電脳という新たな敵
・王の物語
・回路の転換――991カレラ4試乗記

今回はポルシェ991がメイン・ディッシュです。しかも、歴代の911のなかでできが良くない事をずばりずばりを書き続けます。
「不在の証明」はフォルクスワーゲン UP!についての評論。他メディアが口を揃えてほめたたえる中で、ダメなところはきっぱりとダメだししてます。最後はトヨタとフォルクスワーゲンの企業文化の相違まで踏み込んでます。この企業比較論は言い当て妙です。
「電脳という新たな敵」では今のクルマのECUの課題。昔はボディの錆が大敵であったが、今はECUの保守部品がキモになるという話。言われてみればその通り。10年前のPCの補修部品が無いのと同じ課題が出ますね。また、私の愛車シトロエン C4もECUのトラブルで都合2週間ほど入院したことがあり、これは身近な課題として認識しています。
ちょっと点数が低かったのが、「王の物語」。自動車、エンジン、そして12気筒の歴史を紐解く話です。蘊蓄としてはわかりますが、こういう情報はお金払ってまでは欲しくないです。

またもや一気読みです。クルマ好きにはお薦めです。


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「Wiener Philharmoniker Symphony Edition」 50CD

2013-06-17 | 音楽

Wiener_philharmoniker_symphony_edit

アバド、バーンスタイン、ベーム、ジュリーニ、カラヤン、レヴァイン、クライバー、ブーレーズ、マゼール、チョン・ミョンフン、ガーディナーという名指揮者達がウィーン・フィルと収録した交響曲 95曲を50枚のCDに収録した廉価版CDセット。

モーツアルトに始まりハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルゾーン、シューマン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザーク、マーラー、シベリウスそしてショスタコーヴィッチまで。堪能しました。

Wiener_philharmoniker_symphony_ed_2

これを続けて聞いたことで、今まで感じていなかったことが見えてきました。
まず、ウィーン・フィルはそんなに上手いオーケストラではない。ベルリン・フィルや米国の機能的なオーケストラと比べると、合奏力、パワーは見劣りがします。また、演奏の出来不出来のムラがあります。その日の気分によって、できが悪かったり、さらには指揮者との相性があるようです。
相性が良い指揮者;クライバー、カラヤン、アバド、マゼール、レヴァイン
相性が良くない指揮者;バーンスタイン、ベーム、ジュリーニ

バーンスタインは晩年のテンポを極端に落とした妙な演奏をしていた時期ですから致し方ないかもしれません。しかし、この合奏の乱れ、縦軸横軸のずれと音色の濁りはただ事ではないです。シベリウスは特に凄いことになっています。
ベームも良くないですね。当時はカラヤン ベルリン・フィルに対抗するような形で、同じレコード会社のDGがベーム ウィーン・フィルをおしたててマーケティングしてました。それ故、音楽誌もベーム ウィーン・フィルを絶賛。しかし、今聴いてみると、覇気のない演奏が多く、「あれ、こんなに酷かったの?」と驚いた次第。
ジュリーニの演奏も音が濁って。。。シカゴ響との演奏とは雲泥の差がありました。

CD 50枚を続けて聴いて、今までマスコミに刷り込まれていた「ウィーン・フィルは素晴らしい」が正しくなかったことを認識した次第です。

なんだか、ウィーン・フィルの悪口を書いた形になりました。このオーケストラは世界のトップクラスであることは間違いありません。しかし、五指には入らないこと。そして指揮者を選ぶこと。こういう特徴があります。
しかしながら、演奏が乱れても、ウィーン・フィルの音がしてます。これがあるから、この50枚のCDも音楽に浸れることができたのも確かです。
心が澄み渡るような、良き演奏があることも確かです。

ウィーン・フィルの性格を知ることができたBOX SETでした。


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二流小説家 映画 上川隆也

2013-06-16 | 映画

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2013年 作品。

封切りの日、初回上映に行ってきました。宣伝にお金かけていないことは分かっていましたが、お客さんは十数名。こんなにお寒いとは思いませんでした。

デイヴィッド・ゴードン原作の推理小説の映画化、しかも本国アメリカを差し置いて日本で先に制作されました。
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売れない作家 赤羽一兵(上川隆也)はポルノ小説を書いて糊口を凌いでいた。姪の高校性の小林亜衣(小池里奈)に自称マネジャー兼エージェントとして赤羽は励まされるような状況であった。ある日赤羽の元に連続猟奇殺人犯の死刑囚 呉井大悟から手紙が来る。刑務所に出向いた赤羽に対して呉井は自分のファン 3人に会って、彼女達のポルノ小説を書くことを条件に自分の告白本を書くための事件の真相を話すという提案を受する。赤羽はこの3人に会って話を聞き、ポルノ小説を書き呉井に読ませ、彼の子供時代からの話を聞く。しかし、3人のファンが殺されてしまう。赤羽は刑期が迫った呉井は無実で、真犯人が新たな犯行を開始したものと考え、。。。。

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米国の長い小説なのですが、めずらしく原作に忠実に映画化されています。低予算で制作、宣伝にもお金をかけないという映画ですが、制作者がやりたいことをやったという感じ。おそらく、制作陣は原作がたまらなく好きだったのではないかと思われます。予算が少なくとも、原作を崩さないという意気込みが分かります。
原作を読んでいないと、なぜ? どうしてこういうことができるの? など合点がいかないところが出てくるでしょう。映像化すると確かにそのとおりになりますね。このリスクを分かっていながら、そのまま作っちゃったのはえらいです。

映画だけ捉えるとぱっとしないかも。原作と合わせて楽しみくださいというか、これは原作に惚れ込んだ人が観る映画です。

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「関ヶ原 島津退き口」 桐野作人

2013-06-15 | 本と雑誌

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学研新書 Kndle版 期間限定価格 286円

関ヶ原合戦の島津義弘群の東軍の中央突破と薩摩まで300里の退却。西軍壊滅の中で、合戦史上の快挙について、合戦を中心にその前夜から和睦までの歴史を描いた書。

薩摩は西軍(三成)か東軍(家康)に付くか? これが定まらぬままに、義弘は西軍に配され、僅かな兵力で関ヶ原にて敵と対峙することになる。開戦後押し出すことをせずに、戦を見極め、西軍総崩れの様相となってから、敵中を突破して退却する。これにあたり、義弘の配下の武士が獅子奮迅の活躍をして散っていった。戦場を離脱してからも、追手だけでなく飢えと落ち武者狩りという苦難、そして運良く大阪から船に乗ったが、海戦を挑まれ・・・。
ここまでの苦役を乗り越え、薩摩に戻り、その結果薩摩藩を残すことができた。

島津義弘という名将、これについた武将、そして名も残っていない兵達。この活躍が時間軸に沿って説明されました。

池宮彰一郎の小説「島津奔る」は、この史実を小説として熱く語ったもの。私はこちら池宮彰一郎の作品の方が 人物が生き生きとして血が通っているので好きです。

Photo_2

こちらの「関ヶ原 島津退き口」は、歴史の記録の書です。
島津義弘の活躍をご存じないお方には、先に「島津奔る」を読まれてから、本書へ進まれることをお奨めします。


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JETSTREAM 4&1

2013-06-14 | 文具

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三菱鉛筆 1000円+税

万年筆のような なめらかな書き味でボールペンの定番になったUNI JETSTREAMから、黒・赤・青・緑の4色ボールペンと0.5mmシャープペンシルの5軸型の複合ペンが発売になりました。ボールペン先は0.7mmと0.5mmの2種。

4軸型は良くありますが、緑インクを含めた5軸型は珍しいです。
一番派手なピンク 0.7mmを入手しました。
名入れサービスをやっていたので、イタリック体でフルネームを入れてもらいました。ローマ字のみの名入れだったのでブログ宣伝用の「へんたいみやけ」とはならなかったのが残念。

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ペン先の繰り出しはノック式。
多機能ペンのノック式、実は好きじゃない。無粋なデザインになること、そしてペン先を変える際にスプリングの「パシン」という動作音が気になります。このJETSTREAMも、音は大きめ。静かな会議室でペン先を変える際は、なるべく音が響かないように机の下で動作させるなどの工夫しています。多機能ペンは振り子式か、ツイスト式が好ましいです。
価格を考えたら、ノック式以外の選択肢は無かったのは分かります。

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試し書き。
ボールペンは いやはや、本当になめらか。すらすらとペン先が滑ります。
これを比較すると、シャープペンシルが滑らない。最初に入っている芯はHBかと思われます。これを4Bにしたら改善はされるでしょうが、ボールペンのなめらかさとの落差はあります。

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妙なところで、シャープペンシルの書きにくさを実感しました。それほど、JETSTREAMのボールペンが書きやすいということです。
消えないボールペンとして、これはお薦めです。


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「最強のふたり」 DVD フランソワ・クリュゼ、オマール・シー

2013-06-13 | 映画

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2011年 フランス作品。

パリに住む大富豪のフィリップは事故が元で首から下が麻痺していた。この介護人の面接に現れたのが貧困層の黒人ドリス。ドリスは失業手当をもらうために、面接に行ったという履歴が欲しかっただけであったが、障害者を全く意識しないドリスの態度が気に入ったフィリップは彼の採用を決定する。
フィリップの障害を特別扱いせずに、ずけずけとものを言い勝手気ままに世話をするドリス。日が経つにつれて、お互いに信頼を深め友情が芽生えていく。

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障害をテーマにした映画なのに、重苦しい気分とは無縁。ユーモアあり、サスペンスあり、二人が色々なことに立ち向かい、ハプニングも乗り越えていくという楽しい映画です。

開始の5分、ここが上手い。マセラッティーに乗った二人が道路を疾走。パトカーに追われて、「振り切ったら10,000」とやってる。ヒューマン・ドラマを観るはずが、カーチェイス? バイオレンス映画 という驚き、いや再生したDVDを間違えたかなと思わせるくらいの落差をもって映画の中に引き込まれてしまいました。このシーンは後半に再登場して、「なるほど」と納得させられます。

3

愛、音楽、ユーモア、エロなど多様な要素をちりばめて、臨場感を与え、共感させて、かつ暗くならない。ヒューマンドラマなのに、お涙頂戴ではない。今まで無かった上手い作りです。これはお薦めです。


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「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」 荒木飛呂彦

2013-06-12 | 本と雑誌

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集英社新書 222ページ 740円+税

前作「ホラー映画論」に続いて、今回は サスペンス映画論。
エンターテイメントの基本は「サスペンス」にある。漫画を描くにあたり、「理屈抜きに楽しい」とは、具体的にどういうことをいうのか? 「ハッピーな気持ち」になれるストーリー、とは、どんなものなのか? 人が感じる「有意義な時間」とは、どんな体験をさすのか? こういうことを具体的に考えたところから、サスペンスの5つの条件を見つけた。
①一番大事な「謎」
②「主人公に感情移入できる」こと。
③「設定描写」の妙。良い設定gあれば、観る者はその世界観に没入することができる。
④「ファンタジー性」。誰もが憧れうぃ抱く、日常でありながら非日常の世界。
⑤「泣ける」かどうか。
一方でサスペンスのない作品は、○○星人がやってきた、アクションスターが戦って、戦って、そして勝利を得たというような映画。

「96時間」「ヒート」「大脱走」「ジョーズ」「ジュラシックパーク」「キャリー」「危険な情事」「ファイヤーフォックス」など、ここが見所、泣けるのはここ というようにずばりと解説しています。
「ミスティック・リバー」「シュレック」「マスター・アンド・コマンダー」「ミッドナイト・ラン」は観ていなかったので、次にTSUTAYAに行ったら借ります。

メモ
・情事サスペンスに傑作が少ない理由。次の要素が揃わないとできない。
①「脚本」。観客が女性の裸をお目あてに来ている映画のために、普通。脚本を練りに練ることはしない。
②「関わるスタッフの心意気」。情事サスペンスは家族で楽しむような映画ではないため、興行的に不利。
③「女優の脱ぎっぷり」。中途半端に女優が脱いでいる情事サスペンスは、見るに堪えません。
④「監督の資質」。監督には、サスペンスとエロのセンス、この両方が求められる。

・ドリームワークスのカッツェンバーグ;「ディズニーは子供と、大人の中にある子供心に向けて映画を作るが、ドリームワークスは大人と、子供の中にある大人心に向けて映画を作る」

映画そして監督についての分析が見事。反論の余地がありません。面白いということはこういう仕掛けがあったのかと気付き多数あり。
今までには無かった映画論の本。お薦めです。


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「サイレント・ウェイ」 DVD レオノア・バレラ

2013-06-11 | 映画

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2012年 スペイン、コロンビア作品。

ホテルのハウスメイドのロサ(レオノア・バレラ)はダンサーを目指している。仕事を終えたある夜、一次オーディションに合格し明日4時の二次オーディションに来るようにという留守番電話が入る。姉からは洗濯機が壊れたとの留守番電話があり、ロサは仕方なしに深夜のコインランドリーへ行く。ロサはそこで会った男は血だらけの女性服を洗っていることに気付き、なんとかその男を外に追い出してコインランドリーの中にこもるが・・・。

コインランドリーで女性が襲われる。女性は身を守るため戦うが・・・ というスリラー映画。
美人が窮地に追い込まれる。逃げることもできない。助けも来ない。これで最後まで行くのかと思いきや、相手はさらに吸血鬼だったという トンデモない 映画でした。
画面に登場するのは数名のみ。シーンも数カ所のみ。超低予算作品であります。
この中では、主演のレオノア・バレラが美人、スタイル抜群。これが光ります。そういえば、ラストでは意味なくシャツを脱ぎ、上半身はブラジャーだけになるというサービスもありました。

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タランチーノ映画を彷彿させるB級スプラッターです。いや、これぞ本当のB級映画なので、タランチーノが目指すお金をかけたB級感の本家本元というところです。
久々の真性B級映画。こういうのを観てあれこれ批評するのも映画の楽しみです。


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