へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「ショパン 愛と哀しみの旋律」 DVD

2012-02-09 | 映画

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2002年 ポーランド作品。
作曲家フレデリック・ショパンの映画。
ショパンはロシアの圧政から逃れるためにポーランドを離れ、ウィーンからパリへたどり着く。そこで著名ピアニストのフランツ・リストに紹介されて、ショパンの才能がパリに知れ渡る。リストから紹介された女流作家ジョルジュ・サンドにショパンは惚れ込み関係が始まる。ノアンにあるサンドの別荘にサンドの息子と娘と暮らすようになるが・・・。

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淡々とショパンの半生が描かれていきます。伝記映画と言うのでしょうか、愛と憎悪はありますが、これといった盛り上がり無く、平坦な描写が続く地味な映画です。ショパンの名曲が流れます。その演奏にヨーヨー・マ、横山幸雄などの有名どころが使われています。残念ながら、音楽が細切れになっているため、音楽を楽しむようには作られていません。
ショパンの名曲を名演奏で楽しみながら、ショパンの人生を観るように作ってくれたら、二重丸の映画になっていたように思えます。音楽の使い方で減点ありです。
今更ながらモーツアルトを描いた「アマデウス」の秀麗さを感じました。

クラシック音楽ファンの私ですら、退屈な映画でした。お薦めはできません。


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シトロエン C4 レポート その22 (CITROEN C4) シートヒーター修理

2012-02-08 | クルマ

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運転席のシートヒーターの修理報告です。写真は担当営業のにしぐちさん提供です。
シートヒーターが全く動作しない不具合で、1年少々前に修理を依頼しておりました。ようやくフランスから部品が到着、修理実行になりました。

シートヒーターの故障となると、スイッチやシート内の電熱配線の交換と思われるでしょうが、シトロエンのレザーシートの場合は「シート本体交換」なのです。こういう全く合理的ではない、無駄の多い作り(設計)を平気でして販売しているのがフランス車、フランス製品です。
届いた交換パーツ =シートの座面と背面です。

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これの内側はこうなっています。

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まずは今まで使っているシートの取り外し。結構手間がかかるような作りになっています。


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取り外されて、骨組みだけになった状態。

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そして、取付後。
運転席のレザーシートが新品になりました。新しい皮の香りがしています。
助手席や、ドアの内張と比較すると、日焼けによる退色が無く、当然のことながら薄汚れがありません。明るいところで見ると、ここだけが浮き上がって見えます。

座り心地は、これが良くなったのに驚いています。明らかに柔らかい。前のシートは4年経過していたので、硬化していたものと思われます。
そしてシートヒーター。当たり前ですが暖かいです。すぐに暖かくなります。前に乗っていたコペンにも寒冷地仕様としてシートヒーターをおごったのですが、これとはクラス違いを感じます。やんわりと刺激性なく暖めてくれます。またON/OFFだけでなく、3段階の温度調整があるところが嬉しいです。これで適温を維持できます。

待った甲斐があったです・・・こう考えるのがフランス車オーナー、「なぜこんなに時間がかかるのか!」と怒り心頭に発するのがノーマルなオーナー・・・フランス車のオーナーになると忍耐力が鍛えられることは間違いなしです。



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「ムダな仕事はもう、やめよう!」 吉越浩一郎

2012-02-07 | 本と雑誌

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かんき出版 204ページ 1400円+税
日本人の仕事;長時間・低効率。ムダな会議、どうでも良い報・連・相、集中力をそぐワイワイガヤガヤ。残業そしてアフターまで続く長時間労働で疲れ切った社員。これと比較するとヨーロッパのエリート達は集中して時間内に仕事を終え、家族との食事の後に1日3時間もの自分の時間を持ち、さらには数週間にわたるバカンスを取る。
家族のため・マイホームのため・教育のために働き続けて、定年後には家族に愛想を尽かされ、家には自分の居場所が無くなり肩身の狭い思いをするのが日本人。これはワークに対してライフを大切にしていないツケが回ってきているだけ。
ワークライフのバランスのため、残業禁止。このためにはムダな仕事から上手に逃げる、決断の早さが重要になり、今までの仕事の常識を疑ってやり方を変えていかなければならない。
トリンプ時代の社長経験と実績に基づいて書かれた本。

引用メモ
・日本と欧米では、ワークとライフに対する考え方が大きく違う。日本は「仕事はライフ(人生)の一部」。欧米では「仕事とライフ(私生活)は別物」だ。じつはこの違いが、日本で「ワークライフバランス」がなかなか浸透しない一因になっている。
・仕事のスピードは意思決定のスピードに比例する。
・組織の柱はロジックで組み立てて、そのすき間に、こまめにGNN(義理・人情・浪花節)を流していく。楽しく幸せに働くためには、人の感情は無視できない。

「『残業ゼロ』の仕事力」「デッドライン仕事術」などの著作で有名となった吉越浩一郎さん。トリンプの社長時代に残業ゼロを宣言、実行してその間に売上を5倍に伸ばした実績があります。この本も、他の著作と同じで軸は同じ、加えて実例も同じ。同じ事象を少し切り口を変えて説明しているだけで、新たな事例紹介や過去の事例についての別の解釈や応用方法の提案などが見あたらないです。新鮮な情報が出てこなかったのでがっかりしました。
タンスの引き出しが少ないようです。数を持っていると、これの順列・組み合わせで著作が練ることができますが・・・。
吉越浩一郎さんの著作を読んだことがないお方にはお薦め。他の著作を経験されていたら、読む必要なしです。


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「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」 阿部寛、中井貴一

2012-02-06 | 映画

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「麒麟の翼」を観てきました。
東野圭吾の加賀恭一郎刑事ものの最新作の映画化。昨年にTVで日曜劇場「新参者」として阿部寛が加賀恭一郎役をやった映画版です。

日本橋の麒麟の欄干にカネセキ金属の製造本部長 青柳武明(中井貴一)がもたれかかって倒れているのを巡査が発見。青柳武明の胸にはナイフが根本まで突き刺さっており、死亡が確認された。この事件直後に、不審な若者が警官の姿を見て逃げ出しトラックにはねられて昏睡状態に陥る。この若者は青柳武明の財布などの私物を身につけており、また身元が八島冬樹と確認され、半年前にカネセキ金属で派遣切りにあったことが判明。捜査本部はこの八島冬樹を犯人と断定して捜査を進めるようになる。
この事件は青柳武明による労災隠し恨みを持った八島冬樹の犯行との見方がされ、青柳武明の家族が世間から叩かれることになる。
加賀恭一郎(阿部寛)の捜査で、青柳武明に奇妙な行動があったこと、犯人と目されている八島冬樹と同棲している中原香織(新垣結衣)の供述からその夜に八島が犯行を起こす様子がなかったことなどが分かってくる。。。

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TVドラマ「新参者」と同様に原作に忠実に映像化されています。東野圭吾さんの小説は、そのまま映画化できるような場面の設定、切り替えという時の流れに従った立体感のある造りであるから、映像化の際に捻って作り替える必要ありませんよね。

心配だった新垣結衣さんですが、精神的に追い込まれた加害者の恋人役として表情が固まってしまう役柄だったのが幸いして、違和感を感じるところはありませんでした。
中井貴一さんはうまいですね。「ステキな金縛り」でとことん笑わせて、西田敏行のお株を奪ったコメディの演技。そして、今回は泣かせる父親役。私の好きな俳優さんのリストに載りました。

犯人の意外性、殺人事件に絡む人々の人間模様が上手く描けていました。しかし、2時間少々の時間でこれだけ多くの登場人物を出すと、原作を読んでいない かつ 集中力を欠いた状態では「意味が分からない」映画になる懸念ありです。本作はこれをぎりぎりのところでクリアしたという感じです。無理して詰め込んでしまった 堀北真希の「白夜行」よりは大分安心して観られたことは確かです。

はい、東野圭吾ファンの私にとっては大変満足いく映画でした。お薦めです。



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シトロエン C4 レポート その21 (CITROEN C4) ルテーシア

2012-02-05 | クルマ

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C4の運転席のシートヒーターが動作しない不具合ですが、昨年1月に修理をお願いしてから<1年少々>経ってようやく部品が入荷。シートヒーターの修理にC4が入院しました。
その間の代車として、ルノーのルテーシア(Lutécia)の先代、すなわち第2世代がやってきました。クリオ(Clio)が本国での正式名称です。

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2001年登録の1.4LのRXTというノーマルの仕様です。このグリーンは数年前まで所有していたトゥインゴ(Twingo)と同色、少し濃いめの緑のメタリック。懐かしい色です。
ヘッドランプのレンズはくすんだ色に退色していますが、グリーンのメタリック・クリア塗装はまだ艶があり11年経過した個体とは思えません。

シートに座った瞬間に、「この柔らかさがフランス車だなぁ」と おしりを柔らかく包み込む感触に癒されます。走り出して、「これシトロエンC4よりも乗り心地が良い!」と、感心。
ペダルとステアリングの位置関係もぴったり。さらにアクセル・ブレーキ ペダルの踏みしろと加速・減速の感覚が感覚に合っています。運転開始して10分後には、数年乗り続けたクルマのように自分の体に馴染みました。

プロアクティブという学習機能付きトルコン式オートマティック、これがまた良いです。日本車のように燃費を稼ぐために早め早めにシフトアップしてしまい、先行車に追いついてブレーキというようなことがありません。アクセルとゆるめると、しっかりとエンジンブレーキが効いてくれます。運転が楽です。

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ホイールベースが短い小型車にもかかわらず、直進性が良いです。とにかく 真っ直ぐ走ろうとしてくれますので、長距離の運転は楽です。その反面、京都市街の碁盤の目のような直角に曲がるシーンが多いと曲がりにくさが気にかかります。パワステは、機構がへたったのかな、明らかにアシスト不足を感じました。

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室内は外寸相応の広さ、スイフトと比べても幅や高さは明らかに狭さを感じさせます。一方で外寸の小ささの恩恵として、スーパーの駐車場などでの取り回しの良さがあります。左右気にせずに一発で入るんですよね。なんだか、このサイズが自分の身の丈に合っているという感覚です。

毎日使うクルマとしては、このルーテシアはいいですね。好きなクルマリストにあがりました。



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「官能小説の奥義」 永田守弘

2012-02-04 | 本と雑誌

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集英社新書 206ページ 686円+税
一万冊以上の官能小説を読んだ著者による官能小説を分析した解説書。
官能小説とは30年ほど前までは「エロ小説」「ポルノ小説」と呼ばれていました。現在、官能小説はエンターテイメント小説の一ジャンルとして時代小説、ミステリーと並ぶようになり、小説誌は年に3回ほど特集を組むほどになっています。著者の知っているだけでも作家は100人はあり、隠れたベストセラー作家が何人もいます。しかし、名作がある一方で駄作も多くあります。この中から官能小説の文体についての整理と分析を行ったのが本書。

性器描写、性行描写、フェティシズムの分類、ストーリー展開の技術という章立てで分類、分析を行い最後の章では「官能小説の書き方十ヶ条」と、この本を読んで書いてみようかと思った読者へのサービスもあります。

著者は2002年に「官能小説用語表現辞典」という大作を出版しています。これは官能小説に登場した表現2300語を整理して用例を示した他に例を見ない辞書です。いわば官能小説のデータベースです。この財産があるので、本作は短時間で書けたのではないでしょうか。本作とは話がそれますが、それだけ「官能小説用語表現辞典」は優れものです。少し前に文庫本になり価格が数分の一で販売されているので、これはお薦めです。

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こちらの辞典と比べると、本書は「ストーリー展開の技術」という章はありますが、全般としては仕上がりが良くありませんでした。

本書を読まれる前に「官能小説用語表現辞典」を見ることをお薦めします。


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「ロング・グッドバイ」 DVD エリオット・グールド

2012-02-03 | 映画

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1973年 米国作品。
レイモンド・チャンドラー原作の「The Long Goodbye」の映画化。ロング・グッドバイは2007年に村上春樹翻訳版が発売されて、チャンドラーやハード・ボイルドに無縁の人達が知るところになった1953年の名作です。私は村上春樹版ではなく清水俊二が半世紀前に翻訳した「長いお別れ」で読みました。

私立探偵フィリップ・マーロウ(エリオット・グールド)は親友のテリー・レノックスがメキシコへ行くために空港まで送る。その直後、マーロウはレノックスが妻殺しの容疑をかけられ、彼を逃がしたことで警察に拘留される。しかしレノックスはメキシコで自殺を遂げてしまう。マーロウは別の事件でレノックスの隣人の小説家の失踪を調べることになり、美人の妻アイリーンに出逢う。レノックスに金を奪われたというギャングも登場し、事件は
意外な方向に進んでいく。

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フィリップ・マーロウ役のエリオット・グールドが格好良い、いや格好良すぎます。最近ではジョージ・クルーニーのオーシャンズ11、12、13にオーシャンの昔の師匠役で出ています。昔はスマートで良い男だったんですね。風貌がジョージ・クルーニーに通じるところがあります。ジョージ・クルーニーがエリオット・グールドに憧れていた、そしてオーシャンズ シリーズと同様に師匠としての思いがあったのではないでしょうか。

フィリップ・マーロウの周りには必ず猫、犬が登場します。加えて、ところかまわずマッチを擦ってタバコに火を付ける。こういうところが上手いです。臨場感のある人間的なフィリップ・マーロウが描けています。
最近のハード・ボイルドが転じたバイオレンス映画と比較すると極めてお上品な画面です。その中でギャングが愛人の横顔をコーラ瓶で殴るシーンがあります。叫び声も流血もたいしたことはないのですが、周りのギャング達の驚きの顔で痛さが伝わってきます。上手いですね。

古き良き時代のハード・ボイルド小説、そしてその映画作品を楽しめます。お薦めです。


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「テキサスの夜に抱かれて」 デリラ・デブリン

2012-02-02 | 本と雑誌

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早川書房 362ページ 840円+税
テキサスのカウボーイたちのラブロマンス。中編3作ですが、それぞれの作品の登場人物が微妙につながっており、連作と言えます。
中東の戦線に行っているのマックの頼みで妹のリサの面倒をみることになったブラントであったが、リサに会うごとに彼女への思いが高まっていく。リサが策に絡まってしまうという事件があり、それをブラントが救ってから・・・。
ブラントの弟ダニーは高校の時に働いていたマギーの牧場を手伝うことになる。そのマギーは未亡人になっており、お互いにひかれ合ってしまう・・・。
中東の戦線で負傷したマックは、元恋人がストーカーになってしまったスーキーを護衛することになるが、恋に墜ちてしまう・・・。

このようなテキサスの荒っぽい男達が、女性を愛してしまい彼女らを守っていくというラブロマンス集です。
ブルーグラスのライブを聴いた後にテンガロン・ハットをかぶったブロンド美女の表紙の文庫本を発見して購入しました。ブルーグラスの余韻がアタマに鳴り響く中で一気に読みました。ラブロマンスとしては、平坦な話。一流の作品とは言えません。加えて翻訳が良くないのか、人物の動作、しぐさがわかり辛い。ラブロマンスで「美しくない わかり辛い日本語」はいただけません。

さっと読めますが、お薦めはしいくい本でした。



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「eBookジャーナル vol.7」 マイナビムック

2012-02-01 | 本と雑誌

Ebook_vol7

マイナビ 136ページ 2000円+税
電子書籍・電子出版の専門マガジン「eBookジャーナル」の第7巻。
巻末に「今号を持って休刊とさせていただきます」とのお知らせが書いてありました。iPadの発売の半年後、2010年11月に創刊され発行のインターバルが少しずつ長くなり、第7巻で終わりになってしまいました。

eBookジャーナル 1年少々で終わってしまいました。この間、iPad2やKindleの新製品、その他の会社からの電子書籍端末の発売、また撤退もありました。冷静に判断すると、実際のところはブームはありましたがマーケットとしては立ち上がるには至らなかったのではないでしょうか。DVDの時には規格が定まってから再生装置が発売され、コンテンツが発売、そしてレンタル店への展開という順調な成長、立ち上がりがありました。電子書籍は未だに規格がばらばら、ハードウェア、コンテンツもどれを買えば良いのかはっきりしません。これでは、電子書籍の専門誌も売れ行きが良くなるはずがありません。創刊が2~3年ほど早かったのではないでしょうか。

第1特集「スマートフォン・タブレットで代わるビジネスの世界」。この編集部の対談で、「印刷は出版印刷と商業印刷があって、チラシとかマニュアルとかカタログなどは商業印刷に分類されるんだよね。印刷は出版印刷よりも、マーケットとしては商業印刷のほうが全然大きい。それって、実は電子の世界にも当てはまるんじゃないかと考えれば、今電子書籍に参入しているプレーヤーも、ビジネスの幅やスケールが大きくなると考えた訳です。」とあり、この論理展開でカタログ、チラシ、ビジネスドキュメントの現場インタビューで記事を作っています。
ここのところ、編集の苦しさが伝わってきます。本誌は「電子出版ビジネスを成功に導く総合誌」というサブタイトルを付けているのです。すなわち本誌の創刊の企画では電子の『出版』、すなわち電子の『書籍』の総合誌であったのですが、第7巻に至って商業印刷を語らねばならなくなった。計らずともここで本誌の行き詰まりが、明らかになってしまっています。

第2特集「EPUB3.0」。この記事には期待が大きかったですが、裏切られました。技術面、ビジネス面、政策面 全てにおいて新情報無し、情報の分析無し。これは酷かったです。

本誌の休刊は残念ではありますが、本号の内容を読むと 致し方なし と思います。



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