2013年 米国作品。
モバイル・ネットワーク会社 ワイアットに勤めるアダム（リアム・ヘムズワース）は能力はあったが会社に認められず野心をもてあましていた。社内の企画コンペで社長に暴言を吐いてしまい、チームごと解雇になる。その日、手元にあった会社のクレジットカードで派手なパーティをやってしまう。これが発覚して、社長から刑務所に行くか命令に従って競合会社のアイコンにスパイとして潜入するかの選択を強いられる。アダムはアイコン社に潜入して、ゴダード社長（ハリソン・フォード）に認められ幹部社員となる。
携帯電話、モバイル・ネットワークの企業間のスパイをベースにしたサスペンス映画。2社の社長間の確執、そしてお互いに盗み、相手を潰すことを考えている。この抗争に鉄砲玉として使われる若手社員アダム。その社員は入院中の母親、リタイヤした父親という家族を背負っているので断れない。野心家でアイデアマン、そして彼には技術面で優れた友達がいる。さらにルックスが良く、女性にもてる。ハリウッド映画らしく、アダムの設定ができすぎていますが、これはすぐに忘れます。
ラストの起死回生のシーンのネタが貧弱でしたね。ここだけが昔ながらのテクニックなので、わくわく感が急降下。練ってもこの程度のアイデアしか無かったのか？ 残念でした。
社長役のハリソン・フォードは坊主頭で老眼鏡。年取った社長役ではありますが、老け具合、年の取り方にがっかり。ショーン・コネリーのように年を重ねて欲しい俳優さんです。
ITサスペンス映画としては、難解になりがちなところも判りやすく描いています。サスペンスとおきまりの恋愛もあり。楽しいハリウッド映画となっています。
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