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年末にTEACのCDレコーダー、カセット・レコーダー、USBメモリ MP3レコーダーというアナログとデジタルのメディア変換デッキを購入。
用途はカセットテープの音源をデジタル化して保存、再生すること。
カセットテープのノイズリダクション Dolby と言っても分かる世代は限られてしまいます。iPod、MDの前の世代、カセットテープの雑音を低減するために開発されたノイズ・リダクションの仕組みです。実はこのDolbyのチップは既に生産終了しており、TEAC社内の在庫のみ。すなわち、この機種 AD-RW900 を買い逃すと Dolbyエンコードされたカセットテープが正常に再生できるカセットデッキが手に入らなくなるという事態が発生します。
そして、私の愛用機(といってもほとんど通電されない) マランツの3ヘッド機 SD-63の駆動系がへたってしまい、テープ走行不良。再生途中で中断という現象が発生するようになりました。分解してベルトを確認したのですが、これは大丈夫だったので修理は不可と判断。
Dolbyチップが最後であることと、愛用機の寿命が重なったので購入に至りました。
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さてこのAD-RW900は何ができるのか。できることが多すぎるくらい。感心します。
本体はCD R/W、オートリバース録再カセットデッキ、ADおよびDAコンバータ、フォノイコライザー、USBメモリ R/W、USBパソコン接続という機能があります。この機能のたすき掛けという使い方ができます。
・カセットテープからCD-R、USBメモリへMP3書き出し、USB経由でパソコン
・CDからカセットテープ、USBメモリ、パソコン
・USBメモリ(MP3とWMA)からカセットテープ、CD-R、パソコン
・外部LINE入力からカセットテープ、CD-R、USBメモリ、パソコン
・外部フォノ入力からカセットテープ、CD-R、USBメモリ、パソコン
・光デジタル入力からカセットテープ、CD-R、USBメモリ、パソコン
当然これらの音源の再生もできます。
お正月休みからせっせとカセットテープからUSBメモリのMP3へ変換を実行。すでにカセットテープ20本の変換しました。またLPレコードをオーディオ・アンプのフォノイコライザー経由でLINE入力からUSBメモリのMP3へ変換、1枚だけ実施しました。
この世の中の最後のカセットデッキとして、やけくそとも思える機能満載機です。TEACのWebでは希望小売価格 65,000円。これがAmazonで45%オフです。
カセットデッキ用の3ヘッドが製造されていない。DolbyはType Bまで、C Typeが無い。メタルテープには録音できない。ワウフラッターや周波数特性などのスペックもかなり見劣りする。しかしながら、現在もカセットデッキを作り続けてくれているTEACには感謝です。
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