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創元推理文庫 Kindle版
高校2年生の榊裕の女子部に小牧ノブという女の子が転校してくる。実は彼女は秘密機関SCFに追われるトップクラスの超能力を持つ人間であった。それ以降、榊が通う学校では無人戦闘機が墜落したり、常識では考えられない事件が連続する、そして、ノブがSCFにさらわれ、榊は学校の寮の同室の2人の友達らとノブの救出に向かう。また、ノブのボディーガードの仕事を受けた傭兵らしい平沢もこれに加わる。
笹本祐一の1984年、すなわち30年前の処女作です。当時の風景を感じさせつつ、ストーリーは古くない。ライトノベルの先祖と言われるだけあって、登場人物のノリが良く、気楽な大活劇が繰り広げられます。
そのスケールも、何にも考えずに拡大したような趣あります。潜水艦→海底基地→月の裏側の基地と、高校生のチームが躊躇無く進んでいきます。
感動する類の小説ではないですが、気楽に楽しめます。ライトノベル、そのものです。
これはお薦め。4部作の1冊目。2冊目をAmazon Kindleでポチッしてしまいました。
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