文春文庫 Kindle版
2008年の第138回直木賞受賞作品。
24歳の腐野花がの結婚が決まり、相手の美郎と養父の淳悟との会食すると言うシーンからストーリーが始まる。そこから順次時代を遡る形で物語が進んでいく。花と美郎の出会いから、奥尻島を襲った地震と津波によって家族を失った花と淳悟の出会いまで、読者に花と淳悟の謎の関係に思いを走らせつつ、花の心、淳悟の想いに深く引き込まれていきます。
これは参りました。親子の愛情を超えた、世間では認められない関係。これを章ごとに花、淳悟、周りの人たちの視線でそれらの視線で描いていきます。これははまりました。
淳悟を浅野忠信が演じた映画が近日公開されるようです。日本の俳優ではこの人しか選びようがないと思うキャスティングです。これも楽しみ。
少しあくが強いですが、お薦め小説です。
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