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トヨタ ヴィッツ (Vitz) 2代目

2014-06-06 | クルマ

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MR-Sの車検の間、代車としてトヨタ ヴィッツを借りました。
2005年登録の1.3L シルバー、珍しい4WDです。

5ドア ハッチバックのバランスの良いデザインです。可もなく不可もなくと言いたいところですが、私はフロントの飛び出したエンブレムが曲線の流れを乱している感じがして、ここだけが 不可と評しています。
これ以外は、ファミリーカーらしい安定感に加えてグラスエリアの形状で疾走感を醸し出しています。3代のヴィッツでは、好きな順は 初代、2代目、3代目。モデルチェンジごとに、不要なラインやカーブが多くなり、しかも大きくなってしまいました。


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ヴィッツの特徴、センターメーター。初代では廉価版を除いてデジタル数字の速度計であったのが扇状の半円のスピードメーター、その左横にタコメーターの並びになりました。タコメーターの位置が運転席から遠くなったので、「2500回転なのか、3000回転なのか 判別できない」という代物です。

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4WDモデルはCVTではなくトルクコンバータ式 4段変速。従って、セレクタのゲートもPRND32Lとなります。アクセル開度、加減速感、エンジン音という体感との一致、この4ATは優れています。「エンジン回転数が下がりつつ加速するというCVTのいつまで経っても慣れない感覚」を持つ私はこの4AT好きですね。しかしながら、セレクタのだるい操作感と俊敏ではないエンジンの反応から、セレクタを積極的に使って運転するという気持ちにはなれません。

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運転して・・・。
アクセルの設定が気持ち良くない。走りが良い、加速が良いと感じさせるためなのか、アクセルの最初の2、3mmで ガバッっとスロットルが立ち上がる設定です。知らぬ人間が乗ったら、「このクルマは加速が良い」とか思うのかもしれませんが、毎日運転するとなると使い勝手が良くない、運転が気持ち良くないアクセル設定です。

そして致命的欠点。運転席シートのセンターとステアリングが合っていません。ステアリングがクルマのセンター側に2、3cmオフセットされています。だらっと座って、適当に運転すると関係ないですが、ステアリングに正対してきちりと運転しようとすると、気持ち悪い。このクラスのクルマでこの程度のオフセットは認めるべきかもしれませんが、私はこれが一番ダメでした。

欠点 2個書きましたが、これ以外9年目、8万Km近く走った個体として構造体やエンジンのヤレは見あたらず、エアコンはばっちり効き、不具合無し。
例えば営業車としてとことん使うにはこれ以外に選択肢は無いというクルマです。



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