「卓球グッズ2014」 卓球王国7月号別冊

卓球王国 130ページ 667円＋税

毎年この時期に発売される卓球用品のイエローページ的なムック本。ただし、本冊は例年と違い卓球用品各社の製品を網羅して解説するという性格が薄い。この本を見たら、価格別、性能別の用品が把握できることを期待している私には、今年は肩すかしをくらった感じがしています。

表紙のど真ん中に大きく「プラ登場！」とあります。これが第一特集。現在のセルロイド製からプラスチック製にボールが変わることについての説明。ニッタク他のボールの試打をしての評価記事があります。ボールが変わると、適合する用品も変化するでしょうが、現時点ではそこまでの進化無し。今後の展開を待つというところなので余り面白い記事にはなっていません。

他の特集としては 2014年の新製品の紹介。TSPに続いてYASAKAからも低価格帯のラケットが登場したことが今年の特徴でしょうか。

他はカーボンラケットの評価記事。カーボンといってもいろいろな種類があること、カーボンシートの場所すなわち表面に近いか遠いかで反発力、コントロール性が変わることの解説。
ソフト系スポンジラバーの比較記。非力なアマチュアが効果のあるボールを打つには柔らかめのラバーのほうが良いという話です。

最初に書きましたが、本年版は網羅性に課題有り。来年はしっかりと網羅した上での特集記事を書いて欲しいです。


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