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ラファエル・クーベリック ドヴォルザーク交響曲全集

2014-06-13 | 音楽

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Rafael Kubelik Dvorak Symphonies

23枚組CD Rafael Kubelik Symphony Editionに収納されたドヴォルザークの交響曲全集。
全てベルリン・フィルの演奏です。
1966年から1973年の、デジタル前のステレオLP全盛期の録音。

恥ずかしながら、今までドヴォルザークの初期の作品に触れる機会が無く、第1番から第5番は初めて聴いた次第です。

ドヴォルザークの交響曲、これ背骨部分は1番から9番まで変化無し。7番以降、作者のオーケストレーション技術がアップして、聴衆を悦ばせる技術を身につけたという感じがします。聴き所を何ヶ所も用意して、また口ずさみやすいメロディーを盛り込んだのが8番、9番。マーケティングが上手くなり、これに対応できる技術を持ったんだろうなと思うに至りました。

オーケストラが天下のベルリン・フィルなのですが、音がくすんでいる、痩せています。上手く言えばいぶし銀とかなるのかもしれませんが、ベルリン・フィルではなくバイエルン放送交響楽団の音です。ベルリン・フィルからこういう地味な、奥ゆかしい音をだしたクーベリックが上手いのかな。でも、同時期のカラヤン指揮ベルリン・フィルの9番と比較すると、カラヤンが最新のポルシェの性能を出しているとすると、クーベリックは20年前のボルボの音です。ベルリン・フィルの性能を活かしていないもったいない使い方です。

まとまると、ぱっとしない演奏。これがドヴォルザークなのかもしれませんが、完成度は高くなく、オーケストラも不完全燃焼。なんだかもったいないという気持ちにさせられたCDです。


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