サンマーク出版 Kindle本 720円
プロジェクトをどうやってひとつの目標に向かわせるのか? チームに一体感を持たせて大きな成果を出す会議の考え方、手法について1日の会議の実施例のような形で 時系列に解説した書。
似たような内容と思いきや、最後に大橋禅太郎の「すごい会議」であることの種明かしがありました。なるほど、そのとおり。すごい会議のひとつのバリエーションです。
メモ
・各自が目標をしっかりと「握る」ためには、何が必要なのか。それは、トップダウンで目標を与えないこと。参加者自らが自分の言葉で目標に対する課題を語り、それをすり合わせ解決策を見出す中で「自分も参加して話し合った結果できた目標」とすることが必須です。各自の視点での「問題の棚卸し」→「目標の設定」→「解決法探し」というプロセスこそが大切なのです。
・問題を見つけたら「指摘」するのではなく、「解決策」を言う
・ショート、シンプル、ストレートな発言
・人間の発言には2種類ある。「事実、データ、客観情報」を語る場合と、「意見、主張、主観情報」を語る場合。
・その人の意見や主張を発表する質問となると、急に、緊張や不安などの言いづらさが起きる。
・書き出した問題点を疑問文に変換する。
・「なんで?」の部分を、「どのようにすれば~か?」に変換する。
・疑問文に「日本一」「世界一」を入れる。
・「戦略目標を作る上で、次の3つの要件を満たすと、その効果は最大化される。 1.チャレンジング 2.インスパイヤ 3.ネセサリー
・ビジネスにおいて最も旨みがあるのは「事前合理性なし、事後合理性あり」のマトリクスにくるアイデア。
・プロセス・チェンジとは、従来の仕事のやり方(プロセス)を帰ることで、これまで実現できなかったことを実現可能にする試みです。
・成功する人は、普通の人より速いスピードでたくさん失敗する。
会議のやり方で人が動き、組織が変わる。「すごい会議」で語られたことが別の切り口で説明されています。こちらは実例に近い話をもっての解説なのでより身近に感じます。再びなのですが、早速このメソッドを使ってやろうという気持ちになっています。
お薦め本です。
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