マイナビ 208ページ 1180円+税
小型ミラーレス一眼 PENTAX Q10 を使いこなすために、本機が搭載している 「シーン・モード」と「デジタル・フィルター」の作例を中心に解説した書。
当たり前でほとんどの読者が読み飛ばす初期設定のページが少ないところは好感。それでも、日付設定などの解説は紙面の無駄、これを無しにはできないものでしょうかね。
ミラーレス一眼についての解説本を書くとなれば、その説明が搭載ソフト、すなわちプリセットのシーン・モードとデジタル・フィルターになってしまううことを再認識。レンズ、シャッター、受光素子など、説明しても1ページで終わってしまいますから。
PENTAX Q、そして新型のQ10は多様なプリセットが搭載されています。シーン・モードだけでも21種。ここから最適なモードを選択して使い切るのは難しいです。デジタル・フィルターについて言えば、「rawで保存してMacで効果を確認しながらフィルタ処理した方が良き作品ができあがる」と考えていますので、カメラ本体へのデジタル・フィルター機能搭載については私は良き姿とは考えていません。
それはさておき、多数の効果を写真実例をもって説明してくれるので本書は助けになります。少し残念なのは使われた写真がぱっとしない。人物、風景などモデルが良くない、トリミングに疑問感じたりします。アマチュア向きと言えど、もう少し品質を上げて欲しかったです。
Q10のプリセット機能を理解するには最適の書です。
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